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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1106話 | |
第1106話 キッドVS安室 王妃の前髪(後編) | |
放送日 | 2023年12月9日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
原作 | 第1076話 挑発 第1077話 煙霧 第1078話 再現 |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 鈴木園子 Suzuki Sonoko CV. 松井菜桜子 怪盗キッド Kaitō Kiddo CV.山口勝平 安室透 Amuro Toru CV.古谷徹 風見裕也 Kazami Yuya CV.飛田展男 榎本梓 Enomoto Azusa CV.榎本充希子 鈴木次郎吉 Suzuki Jirokichi CV.佐藤正治 中森銀三 Nakamori Ginzo CV.石井康嗣 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
「ロバノフ王朝の秘宝展」の目玉であるティアラ『王妃の前髪(クイーンズ・バング)』が怪盗キッドに盗まれてしまった! 突如白い煙に包まれる展示エリア。煙が引いた頃にはケースの中のティアラも消えていた。変装がとれてしまうため、怪盗キッドが準備されていたガスマスクをしていた可能性は低い。容疑者はマスクをしていない状態でティアラの近くに居た安室、梓、風見に絞られた。コナンは三人に探りを入れることにする。 | |
コナン「ねぇねぇ安室の兄ちゃん」 コナン「昼間列に並んでた女の人が安室さんがポアロの新メニューをお勧めしてたって言ってたよね?その新メニューって何なの?」 安室透「フッ…どうしてそんな事を聞くんだい?」 コナン「うん」 コナン「梓姉ちゃーん、ポアロの新メニューって何なの?」 榎本梓「ああ、マスターが変な名前つけてたよ?」 榎本梓「炭焼きなんとかって長い名前。それがどうかした?」 コナン「今度食べたいなーって。そういえば梓さん達何でここに来たんだっけ?」 安室透「はい。明日は予定通り開店すると、梓さんにも伝えてくれって」 コナン「(キッドはオレ達が並んでた列のそばにいた。エアコンの修理の事を聞いてたとしてもおかしくないけど…)」 風見裕也「しーっ!本名で呼ばないでくれ」 コナン「あ、ゴメンなさい。安室さんが電話でそう呼んでたから…その電話で今日は非番って聞いてたけど、どこに行ってたの?」 風見裕也「はあ?なぜそれを君に言わなければならない?」 安室透「コナン君、公安の人間はね、己の内情をペラペラ話してはならないんだよ」 コナン「そ…そうだよね」 安室透「それで?例の現場はどうだったんだ?」 風見裕也「特に目立った動きは…」 安室透「そうか、引き続き頼む」 風見裕也「ええ」 コナン「ねぇ中森警部から展示場の写真送ってもらってたよね?見せてくれない?」 風見裕也「だから何で君に」 安室透「まぁまぁ」 安室透「僕のスマホにも転送してもらったから」 コナン「ありがと」 安室透「ああ、どこかで塗料に触れたみたいで」 榎本梓「私も付いてます」 風見裕也「自分も」 コナン「3人共塗料が付いてるトコ見せてくれる?」 コナン「(なるほどやっとわかったよ。だからキッドは昼間オレを挑発したんだ。別の何かに目線を向けさせる為に)」 中森警部「そんなわけあるか」 中森警部「奴が空を飛び去る姿も、この博物館から逃げる姿も、見た奴は誰もいないんだぞ。絶対にまだ館内にいるはずだ」 中森警部「こうなったら多少警備の陣形を崩しても構わん。死ぬ気で捜せと伝えろ」 風見裕也「どうやら捜査2課の旗色が悪いようですね。公安としてはどうしましょうか」 安室透「はい了解しました。そのように対処します」 安室透「今上から連絡があった。これ以上キッドの件に介入するなと」 風見裕也「まぁ…でしょうね」 安室透「どうやから中森警部が確認の電話を入れたようだ」 風見裕也「じゃあ早く引き上げた方がよさそうですね」 安室透「ああ、下手に責任を押しつけられたらかなわんからな」 毛利蘭「梓さん」 鈴木園子「いた」 毛利蘭「コナン君に聞きましたよ。梓さんがキッドの大ファンだって」 鈴木園子「もォ抜け駆けしてくれちゃって」 榎本梓「ごめんなさい。でも結局キッド姿見せなかったし」 鈴木次郎吉「ああ、彼奴は煙と共に襲来してティアラを盗み煙と共に消え失せたよ」 コナン「あのさ、怪盗キッドの居場所ならボクわかるけど」 鈴木次郎吉「おおさすがキッドキラーじゃ!」 風見裕也「ダメですよ。それは重要な証拠品。勝手に触れられては困ります」 榎本梓「キッドのカードの写真を撮って待ち受けにしたいだけなんですけど…この写真があるとラッキーが舞い込んで来そうなんです。ダメですか」 風見裕也「そんな可愛い顔でお願いしてもダメなモノはダメです。お引き取りを」 榎本梓「はぁい」 コナン「止めときな。そいつを今開けると天井に押し潰されちまうぜ?中森警部に仕掛けの電源を入れて貰ったからね」 安室透「トリックはダブルリフトの応用」 安室透「ケースのフタを開けてるように見せて実は本物のケースはその下に隠している」 安室透「まず君はこの展示場に白い塗料を噴霧してケースを白くした後、室内が白くモヤってる中、ケースの上に用意していた偽のケースを貼り付けたんだ」 安室透「さらに塗料が噴霧されたらその境目がわからなくなるようにピッタリとね」 怪盗キッド「どこでわかった?」 コナン「このベンチの足だよ。犯行前は真ん中の足が少し太かったのに」 コナン「犯行後には両脇の足と同じ太さになっていた」 コナン「だからその箱状の何かをトリックに使ったと思ったんだ」 怪盗キッド「じゃあオレが風見って公安に変装してるって気づいたのは?」 コナン「手についた塗料だよ」 コナン「オメーが変装できたのはガスマスクをしてなかった3人」 コナン「安室さんは指の腹に塗料が付いていて梓さんは手の甲に付いていたのに」 コナン「オメーの手の平には小指と薬指の内側から小指球にかけて白い塗料が付いていた」 コナン「あれは塗料で白く染まった展示ケースの上に偽のケースを貼り付けた時、ピッタリと重ねるには手を添えなければならなかったからだよな?」 安室透「それと風見が行っていたのはアイドルフェス。その会場の事をファンは“現場”と呼んでいるのを知っていましたか?」 怪盗キッド「じゃああの時“現場は大盛況”って答えばよかったのね」 中森警部「その公安もトイレの用具入れから救出済みだ」 鈴木次郎吉「観念せい!もう汝に逃げ場はない」 怪盗キッド「さーてそいつはどうかね」 中森警部「え?ヒモ付き?」 怪盗キッド「正直公安もいたからもっとてこずると思ったけど拍子抜けだぜ!んじゃ失礼♪」 怪盗キッド「さてと、いつも通り翼を広げておいとましましょうかねぇ」 安室透「やっとお逢いできましたね、月下の手品師、いや、令和の魔法使いさんでしたっけ?」 怪盗キッド「な…何で!?アンタさっき下にいたじゃねーか!」 安室透「あれは警備配置の確認中に君が眠らせて入れ替わった」 安室透「公安の風見裕也ですよ。カツラとファンデーションで簡単な変装を」 安室透「君が彼に成り済ます時に警察手帳を見たでしょうから名前ぐらい知ってますよね?」 怪盗キッド「でも声がアンタだったよな?」 安室透「君のように自在に声色を変えられませんから」 安室透「コナン君の探偵バッジで僕の声を、風見に貸した帽子のツバの裏につけたスピーカーに飛ばしたんです」 | |
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