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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1107話 | |
第1107話 ハメられたのは私 | |
放送日 | 2023年12月16日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 犬丸二郎 CV.内藤 玲 川勝大吾 CV.石野竜三 湯川さおり CV.本渡 楓 笛木末子 CV.真柴摩利 真田 文 CV.大木咲絵子 真田浩明 CV.佐々木 望 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
不動産会社経営者・真田の依頼を受け自宅を訪れたコナンと小五郎。しかし真田は「依頼しようと思っていた件はもう結構」とキャンセル料を押し付けてくる。早く帰ってほしいという様子を見て小五郎が問い詰めると、真田は「殺害する気などなかった」と話し始める。三日前、真田の不動産屋に犬丸という男が訪ねてきた。身に覚えのない悪行で強請られた真田は友人の川勝にも相談していたが、ある事件が起こってしまう。 | |
犬丸二郎「話の分からねぇや男だな」 犬丸二郎「少し痛い目にあわせてやろうか」 真田浩明「そんな脅しに負けるか」 川勝大吾「どうした?真田。怒鳴り合う声が聞こえてきたぞ」 川勝大吾「コイツか、犬丸って悪党は」 川勝大吾「し…死んでるぞ!」 真田浩明「振り払っただけで?」 川勝大吾「マズいことになったぞ。毛仏山に運んで埋めよう」 川勝大吾「万一疑われた時に備えてお前はアリバイを作れ。ここは俺が埋めておく」 真田浩明「犬丸に合わせろって」 湯川さおり「今朝この家に入っていくのを見たわ。私は犬丸に金を騙し取られたのよ。早く犬丸を出しなさいよ。隠したりするなら警察呼んでやる」 川勝大吾「マズいよ警察なんか…バレたらお前は殺人、俺も死体遺棄ってことに…この女は金を取り返したいだけらしいから代わりにお前がそのお金を支払うってことはできないか」 川勝大吾「人が良すぎるんだよな、真田の奴」 湯川さおり「当分、夜も眠れないんじゃない?」 犬丸二郎「俺を死なせたと思ってな」 毛利小五郎「引き取ってほしい?」 真田浩明「ご依頼しようと思った件はもう結構ですので」 真田浩明「これはキャンセル料ということで」 コナン「おじさんの事さっさと追い返したいみたいだね」 毛利小五郎「何かあったんですね真田さん。探偵にいられてはマズイようなことが。この毛利小五郎必ずやお力に!」 川勝大吾〈今度そいつから連絡があったら教えろ。俺が話をつけてやる〉 真田浩明「川勝は昔から頼りになる奴で、昨日の朝これから行くと犬丸から連絡が入ったのですぐにそのことを伝えました」 真田浩明「でも川勝が来てくれる前に掴みかかられたので抵抗して振り払ったら…」 真田浩明「自首します」 毛利小五郎「その前にいくつか確認を。そもそも犬丸二郎なるユスリ屋はどうしてあなたに目をつけたんでしょう?それに3000万という大金をどうしてすぐに用意できたんです?」 真田浩明「前日、金曜の夜にちょうど3000万の入金があったからです。会社に置いておくと無用心なので自宅に持ち帰って金庫に」 毛利小五郎「犬丸さんの死亡をあなたはどのように確認したんです?」 真田浩明「私自身は確認していません」
川勝大吾「いや俺はっ」 コナン「空振りだったみたい。ねぇ、これって古い写真だよね?」 笛木末子「そう、旦那様と隣は奥様よ。不運な事故で亡くなられたの」 笛木末子「10年前、このお邸に空き巣が入ったの」 笛木末子「犯人は奥様を突き飛ばして逃げたんだけど」 笛木末子「その拍子に奥様は足を痛め、それが災いして」 笛木末子「半月後に」 笛木末子「不幸な事故死なんだけど、その原因を作った空き巣犯を旦那様は激しく恨んでねぇ」 笛木末子「でもどうしてかしら…この写真立て、見るのがつらいからってずっとしまわれていたのに、3日前木曜日の朝、気づいたらこうして飾り直されてたの」 コナン「(おっちゃんに調査依頼の電話を入れてきたのもその夜だよな)」 笛木末子「私はこの着替えとかを届けに行くけど」
『警視庁 蘿鈍警察署』 高木刑事「確かにお預かりしました」 笛木末子「ユスリ屋なんか私がいれば追い返してあげられたのに…お言葉に甘えたばかりに」 コナン「どういう意味?」 笛木末子「一昨日の夜、旦那様に言われたのよ」 真田浩明〈北海道から来た知人に貰ったんだが、珍しいお菓子らしい。これを土産に明日泊まりがけで娘さん一家の所に行くといい〉 コナン「(もしかしてこの事件って…だったら予め全てを知っていた事になるんだが、いつどうやって?考えられるのは水曜日の夜だけど)」 毛利小五郎「待てー!」 湯川さおり「何なのよ、このガキ」 小五郎(コナン)「その時たまたま真田さんもその店にやってきたんでしょう」 小五郎(コナン)「友人の川勝さんを見かけて気になり聞き耳を立てた。するとその3人はよからぬことを企んでいた」 犬丸二郎〈身近に金を騙し取るのに適当な金持ちはいないか?〉 川勝大吾〈真田っていう不動産会社社長が天狗町の豪邸に住んでる〉 犬丸二郎〈天狗町の真田?その家なら空き巣に入ったことあるよ俺。この町を出て行く直前だから、10年前に〉 小五郎(コナン)「10年前、奥様の死の原因を作ったのが犬丸さんだと知ったあなたはこう企てた」
小五郎(コナン)「騙されたように見せ、奥様の復讐として犬丸さんを殺害し、自分を裏切り騙そうとした川勝さんをその犯人に仕立てあげてやろうと」 小五郎(コナン)「だがそれには思惑通り推理してくれる探偵が必要。私の都合で訪ねるのが次の日曜日となりあなたは企ての決行を土曜日と決めた」 小五郎(コナン)「居酒屋で耳にした通り段取りが進められる中、あなたは金曜日の夜に3000万の入金があると、さり気なく川勝さんに伝えた」 小五郎(コナン)「ではどうして昨日、家政婦さんを留守にさせたんですか?噓までついて」 小五郎(コナン)「口実に使ったお菓子ですが、北海道から来た知人にもらったというのは嘘で、ご自分で購入したものですよね?」 小五郎(コナン)「デパートの北海道物産展で」 小五郎(コナン)「騙されたフリをする時、家政婦さんにいられては不都合だから。何よりずっとしまい続けてきた写真立てをあなたは飾り直している。これも水曜日の夜です」 小五郎(コナン)「奥様の文さんに無念を晴らしてやれる時が来たと告げるため。違いますか?」 真田浩明「……その通りです」
真田浩明「10年前、あの犬丸が空き巣になんて入らなければ、文を不運な事故で亡くすことはなかった。友人だと思っていた川勝も犬丸と共謀し私から金を騙し取ろうとしたことも、全て許せなかった」 『RADONデパート』 毛利小五郎「カニ、イクラ、ウニ、鮭、ラム肉、ホッケの開きー!重いけどとっても嬉しい大荷物」 コナン「でもわざわざ天狗町のデパートで買わなくても良かったんじゃない?北海道物産展なら近くの米花デパートでも開催中だもん」 | |
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