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SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) TVアニメ『SPY×FAMILY』 第37話 | |
第37話 家族の一員 | |
放送日 | 2023年12月23日 |
OPテーマ | クラクラ (歌 : Ado) |
EDテーマ | トドメの一撃 (歌 : Vaundy) |
原作 | 第58話 |
CAST | |
ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 ボンド・フォージャー Bond Forger CV.松田健一郎 フランキー・フランクリン Franky Franklin CV.吉野裕行 |
STORY VISUAL | |
TITLE CARD | |
STORY | |
ロイドと一緒に散歩中のボンドは、道々で未来予知した事故を防ごうとしては騒動を起こし、ロイドに注意されてしまう。そんな中、今度は火事で燃え上がる建物と、その前で泣き叫ぶ女性の姿を予知する。注意されたばかりにも関わらず、現場へ駆け出してしまうボンド!ただならない様子にロイドもボンドを追う。たどり着いた先で見たものはーー。 | |
ボンド「ボーフ!」 ヨル「いってらっしゃいロイドさん、ボンドさん」 ロイド「GO!」 ボンド「ボーフ!」 フランキー「うわああああ」 ロイド「いいぞ。腕や足を狙って相手を無力化するんだ。致命傷になる急所はダメだぞ。情報を聞き出せなくなる」 フランキー「てめー!お世話してやった恩を忘れたのか!」 ロイド「コラ、一度食いついたら絶対に離すな!おまえにとってもリスクがあるし何度も咬みつけばそれも犯人には致命傷になりかねん」 ロイド「おまえは優しすぎて吠えたり咬んだりはあまり向いてないかもな…」 フランキー「つーか…何でオレが犯人役なんだよ」 フランキー「いいか、オレは情報屋であって」 ロイド「訓練なんだ。仕方ないだろう」 フランキー「何がどう仕方ないんだ!?言ってみ!?500文字以内で言ってみ!?」 ロイド「情勢がキナ臭くなってるからな。万が一に備えねば」 フランキー「答えになってねーよ?」 ロイド「よし、制圧監守訓練はこのくらいにして臭気選別や爆発物探知の訓練をするか。覚えるの難しいぞ」 フランキー「ねえ、それもオレがやるの?爆弾犯、オレがやるの?」 ロイド「どうした?さすがに集中力切れたか」 フランキー「プロジェクトアップルって賢い軍用犬の研究だったんだろ?散々訓練やらされて嫌気さしてんじゃねーの?」 ロイド「そうか…」 〈こんなこともできんのか…とんだ駄犬だ〉 〈プロジェクトは失敗だな。こいつらもじきに廃棄処分だろう〉 フランキー「ワンコロにとっちゃ本当は訓練も実戦も遊びみたいなもんなんだ」 フランキー「もっと楽しそうに相手してやれよ。おまえはいつもそういうとこ足んねーよ」 ロイド「よせボンド!どうした!?」 ロイド「すまん少年!弁償するから!」 「三段♪三段~♫」 「いいなー」 「ずりーぜ」 ロイド「他人の食べ物に飛びつくなんてらしくないぞ。どうした急に?おなかすいたのか?」 〈うわぁーごめんなさい!大丈夫ですか!?〉 「うおーーー何じゃこのケモノは!?」
ロイド「すみません!うちの犬が失礼を」 ロイド「見知らぬ一般人に咬みつくなんてもってのほかだ。きっちりしつけ直さなきゃいかん」 アーニャ〈すごいぞボンド!みらいすくった!〉 ロイド「(おかしいな…社会化訓練も服従訓練も一通り済ませたし、元々そんなに無分別な犬ではないはずだが…アーニャと同様まだまだオレの理解が足りんな)」 〈やだぁ~ハトにフンかけられた!〉 ロイド〈いい加減にいろ!おまえみたいなやつはもう処分だ!〉 ロイド「(何か病気なのか?病院で診てもらおうか)」 ボンド「ボフッ」 ロイド「…呆れたやつだ。ゲホッ、ひとまつ出るぞ。走れるか?」 ボンド「ボフッ」 ロイド「くっ…退路が…」 ロイド「(火を怖がってるな。無理には進めん。困ったぞ。どうする?)」 ロイド「(階下はだいぶ火に飲まれてしまった。となると残るは北側の外階段か…崩れる危険があるがそこから…)」 ボンド「ボフッ」 ロイド「何だオイ!?じゃれてる場合じゃ…」 ロイド「た…助かったよ」 ボンド「ボッフ」 ロイド「こんな時でも鼻が利いてるのか?すごいなおまえ」 ボンド「ボ…ボフ」 ロイド「(この分じゃ外階段もダメだな。そうなると煙の中を強行突破しかないが…オレはともかくボンドの息がもたん)」 ロイド「ビニール袋か」 ロイド「よしこいつで…こうやって下の方のキレイな空気をとりこめば…」 ロイド「こいつはこれに入れて運ぼう」 ロイド「方向を見失うな。しっかりオレについてこい」 ボンド「ボフ!」 ロイド「行くぞ!」 ロイド「407号室にこの子が取り残されてたみたいです」 「こりゃベネットさんとこのワンちゃんじゃねぇか」 「逃げ遅れてたのか。アンタらわざわざ助けに…たいしたワンコだわい」 ロイド「ボンド!火!火!」 ロイド「おまえ濡れるとそんななのか…(シャンプーはいつもヨルさんに任せてたから初めて見たがこれは…)」 ロイド「(いやいかんぞ黄昏。オレは冷徹なスパイ。感情を表に出してはいけない…ぷくく) 火消えたぞ。よかったな」 ロイド「どうした?」 ロイド「おまえこいつか放火犯だと…」 ボンド「ボフッ」 ロイド「(オイルの種類も当局が追ってた連続放火犯の物と一致している)」 ロイド「通報だけしてあとは警察の判断に任せよう。よく気付いたな。現場に臭いが?それとも犯人特有のストレス臭か?」 ボンド「ボフボフ」 ロイド「まあ何にせよお手柄だ」 「マジメそうな兄ちゃんとでかくてほそほそなワンコが助けてくれたんだぜ。ほんと表彰モンよ。どこ行ったかな。ちょっくら捜してくらぁ」 ロイド「行こうか。おまえもオレも新聞に載るのはあまりよろしくないからな」 〈活躍したこのワンちゃんにお肉一年分を〉 ボンド〈ボーフ!〉 ロイド「よくがんばったな。すごかったぞ…だが…」 ロイド〈咬むのは足じゃなく腕だろうが!〉 ロイド「無茶はするな。ウチにもおまえが死んだら悲しむやつがいる」 ロイド「オレも悪かった。職業犬としての仕事二の次でいい。おまえはまずフォージャー家の一員であることを自覚しろ。わかったな?」 ロイド「ケガはないか?」 ボンド「ボ…ボフ」 ロイド「煙をたくさん吸い込んだろ。念のため帰りに病院で診てもらおう」 ボンド「ホーフホフホーフ」 ロイド「なんで濡れると鳴き声変わるの?」
ヨル「おかえりなさい」 アーニャ「うわああああああ」 ボンド「ホフホフ」 アーニャ「こえもいつもとちがう」 | |
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