- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) SPY×FAMILY 第94話ネタバレ | |
MISSION: 94 | |
配信日 | 2024年1月22日 |
次回配信 | 2024年3月4日 |
単行本 | 14巻 |
登場人物 | アーニャ ロイド ヨル ボンド ジョン・ヒマージン ジェシカ・サークラ タンイ・タリン ナイティー・トレーズ ペンジャミン・ショーン オクサーノ・ショーン アルバート・リーダー ユーフォート・ユーマ スヴェルノ・ダイスキー |
STORY | |
📺「待てボンドマン!」 📺ボンドマン「やはりこの雪山には隠されたロケット基地が…!オレのスキー技術(テク)についてこられるかな悪者どもよ」 アーニャ「アーニャもこれやりたい。ざしゃーって」 ロイド「そんな暇はない」
アーニャ「ゆきやまー!」 ヨル「アーニャさんテストがんばりましたご褒美も大事ですよね」 ロイド「(トニト取ったことは一旦忘れるんだ黄昏)」 ロイド「そう板をハの字にしてエッジを立てるんだ。違う内側のエッジだ」 アーニャ「ぐぬぬぬ」 ヨル「わぁ~~~」 ロイド「ヨルさんそっちは危ないです」 ヨル「どうやって止まったらよいのですか!?」 ロイド「板を斜面に対して横にしてください。山側に倒れて」 アーニャ「ははぶらぼー」 ロイド「…………」 ヨル「違うんですロイドさん。これはその…昔ご近所さんに新体操を習ったことがありまして…」
アーニャ「すきーぜんぜんたのしくない。かえりたい」 ロイド「おまえがやりたいって言うから連れてきたんだぞ」 アーニャ「ざしゃーってできないしわるものもいない」 ロイド「いてたまるか」 ボンド「ボーフ!」 アーニャ「わあーー!ボンドのそりてくについてこれるかわるものよ!?」 アーニャ「ちち、ざしゃーのつかいて…!やるな」 ロイド「吹雪いてきたな」 アーニャ「さむい~」 ヨル「帰りましょうか」 ロイド「えっ、この吹雪で麓への道が寸断された!?仕方ない。どこかに泊っていくか…」 アーニャ「おとまり!」
『雪山の山荘』 ペンジャミン「ちょうど一部屋だけ空いてますよ。うちはペットもOKです」 ロイド「よかった」 ロイド「同じ部屋でも大丈夫ですか?」 ヨル「えっえっ…いやあのる努力します!(?)」 ジョン「アンタらこの吹雪で立往生したカンジ?」 ロイド「え?ああ…君たちも?」 ジョン「いやオレたちは毎年ここに遊びに来てるんだ」 『大学3年生 ジョン・ヒマージン(21)』 ジェシカ「スキーサークルなの」 『大学2年生 ジェシカ・サークラ(20)』 タンイ「この辺りの山は雪質がサイコーだからね」 『大学3年生 タンイ・タリン(21)』 ナイティー「あと知ってる?この山荘のケーキとってもおいしいのよ」 『大学4年生 ナイティー・トレーズ(22)』 ペンジャミン「まったくおまえたちが来ると騒がしくてかなわんよ。少しは近所迷惑も考えてくれ?」 『ペンションオーナー ペンジャミン・ショーン(58)』 オクサーノ「うふふ、このペンションは人里離れてて周りになーんにもありませんけどね」 『オーナーの奥さん オクサーノ・ショーン(55)』
アルバート「先程役場に問い合わせたところ明日の昼には道路も復旧するみたいです」 『アルバイト アルバート・リーダー(24)』 ユーフォート「頼むぜホント」 『三文誌ライター ユーフォート・ユーマ(44)』 『スキー客 スヴェルノ・ダイスキー(31)』 「実はこの雪山には古い言い伝えがあってね、吹雪の夜には雪の化物が現れて村人を次々と殺して回るんだと。返り血を浴びたその色からそいつは“赤い雪男(レッド・スノーマン)”と…」 ユーフォート「夜更かしして騒いでる子どもは特に狙われるそうだぜ?ヒヒッ」 ペンジャミン「ユーマさん、小さい子を脅しちゃダメです」 アーニャ「ちち、はは、いまからゆきおとこさがしにいこう」 ロイド「行かん」 ヨル「(大丈夫ですアーニャさん。もし現れても私がやっつけてあげます)」 ジョン「オレ部屋で一服してくるわ」 スヴェルノ「ボクもシャワーを」 オクサーノ「あと1時間ほどしたら名物ケーキのご用意を致しますので、みなさんまたロビーにお集まりください」 アーニャ「けーき!」
『フォージャー家の客室』 ロイド「ボクはソファで寝ますのでヨルさんとアーニャでベッド使ってください」 ヨル「(ロロロロイドさんと同じ部屋で…) あのっ私吹雪で頭冷やしてきます!」 ロイド「ヨルさーーーん!?」 ロイド「オレもちょっと出てくる。おまえはケーキの時間までボンドと一緒に部屋にいろ?(念のため建物の構造の把握と逃走経路の確保を…)」 アーニャ「たんけんならアーニャもいくー!」 ボンド「ボーフ!」 ロイド「(…まあいいか)」
『一時間後』 アーニャ「けーき、んまんま」 ロイド「ヨルさんまだ戻ってないのか」 タンイ「あれっ、ジョンは?」 「きゃっ!?」 ナイティー「ちょっとオーナーお皿割った?ビックリするじゃん」 ペンジャミン「違うよ。今の音2階からじゃなかった?」 スヴェルノ「この猛吹雪で木の枝か何かが飛んできて窓が割れたとか?」 ペンジャミン「みなさん、お部屋の確認をしてもらっても?」 ヨル「ロイドさん、さっきの音は?」 ロイド「おかえりヨルさん」 スヴェルノ「うちは何もなかった」 タンイ「おいジョン開けろって!寝てんのか?」 ペンジャミン「どうしました?」 タンイ「カギがかかってて…」 ペンジャミン「あ、じゃあ私マスターキー持ってきます」 タンイ「おいジョン…」 「キャアアアアア」 タンイ「死んでる!?」 ロイド「ヨルさん、アーニャを部屋に!」 ロイド「まだ息はある!浴室からタオルを持ってきてください。それと裁縫道具とライターも」 ナイティー「何よアンタ!?」 ロイド「医者です。専門外だが外科の心得もあります。早く」 タンイ「誰がこんな…」 ジェシカ「雪男よ…赤い雪男よ!だってホラ、凍ったニンジンが刺さってるもの!赤い雪男の鼻よ」 ナイティー「何言ってるのジェシカ。落ちついて」 ジェシカ「私たちを皆殺しに来たのよ」 『彼らは知る由もなかった。最初の事件はこれから始まる惨劇の序章に過ぎぬことを…』
オクサーノ「彼は助かりそう?」 ロイド「適切な処置ができました。命に別条はないはず。警察や救急に連絡は?」 ペンジャミン「それが実は何者かによって電話線が切断されてて」 ナイティー「何者かって何よ!?」 タンイ「ジョンを刺した奴がやったのか!?」 ペンジャミン「わ…私に聞かれても…」 「私帰る」 「無理ですお客様!この吹雪では遭難します」 「通り魔がうろついてるかもしれないのに、警察も呼べなくてこのまま夜を明かせって!?」 「いやッいやよ!」 「落ちつくんだみんな」 ロイド「電話線なら繋げますよ?材料さえあれば無線機も作れます」 タンイ・ナイティー「え!?」 ペンジャミン「何者だアンタ…」 ロイド「学生の頃、電気修理のバイトをしたことがありまして」 ペンジャミン「警察も夜が明けるまで来れんそうだ」 ナイティー「そんな…じゃあ通り魔は…」 ロイド「通り魔じゃありませんよ。先程建物の周囲をチェックしましたが、外から誰かが侵入したような痕跡は見当たりませんでした。電話線が切断された場所もこのロビーを通らないと行けない。ですがみなさんそんな不審人物は見てないでしょう?」 ジェシカ「やっぱり雪男よ!雪男が空を飛んでやってきたのよ。電話線も念力で…」 ペンジャミン「なるほど」 タンイ「いや勝手に能力盛るなよ」 ジェシカ「わかんないじゃん」
ロイド「そうではありません。これは外からやってきた者の犯行ではないということです」 ナイティー「そ…それってつまり…」 ペンジャミン「バ…バカ言っちゃイカン!窓が割れた時全員がロビーにいたじゃんいか」 ロイド「何かトリックを使えば音のした時間はいくらでも操作できますよ。雪男でも外部犯でもない。つまり、犯人はこの中にいる!」 アーニャ「おおっ!てれびでみたことあるやつ」 ヨル「わわわ私はやってませんロイドさん。本当です。やってませんたぶん」 ロイド「たぶん?わかってますよヨルさん。ですが一旦その場の全員を容疑者としてみなすのは犯人制圧の際のセオリーですので」 スヴェルノ「アンタ制圧するつもりなんか」 アルバート「ていうかそうだ!ロビーにいたのは全員じゃない。その女だけいなかったぞ」 ヨル「ち…違います。私は玄関先で夜風に…(仕事以外では殺しません)」 ユーフォート「夜風じゃねーよ。猛吹雪だよ。フツー死ぬよ」 ロイド「言ったでしょう。トリックを使えばロビーにいても誰にでも犯行は可能だ」 ユーフォート「うるせー信じられるか!その女を縛り上げろ」 ヨル「ロイドさん…!」 ロイド「安心してくださいヨルさん。真犯人はボクが必ず見つけだしてみせる」
ペンジャミン「(くくくムダだ。私が犯人だとは誰も気づくまい。アリバイもカンペキだし)」 アーニャ「(はんにん!)」 ペンジャミン「(雪男の仕業に見せかけるのは失敗したがまあいい。それなら大学生同士の痴話ケンカが犯行の動機って路線で進めよう)」 アーニャ「(ちち、はんにんはこいつ)」 ロイド「とりあえず夕食後から事件発覚までのみなさんの行動を…」 タンイ「やってられるか!オレは警察が来るまで部屋にこもってるぜ」 ナイティー「私たちもそうしましょう」 ペンジャミン「(このサークルの連中、毎年ウチでギャーギャー騒いで汚して帰りやがってクソが!夜明けまでに3人とも殺ってやるぜ)」
『ボンドの未来予知』 ペンジャミン《2人目いっちょあがり》 アーニャ「(だいにのはんこうのじかんとばしょわかっちゃった)」 アーニャ「ちち…アーニャ11じごろ、かってぐちあたりをたんけんしようとおもう」 ロイド「何だそのピンポイントな探検は…おまえはヨルさんと部屋で休んでろ」
『その後、アーニャの誘導もあり、ロイドは犯人を現行犯で確保。犯人が巧妙に張りめぐらせたアリバイやトリックもその観察眼と記憶力によってことごとく見破り(だがあまり目立たぬように) 警察が到着する頃には事件はすっかり鎮静化。こうして“赤い雪男”連続殺人事件(未遂)は幕を下ろした』 ロイド「刺された子も2週間ほどで退院できるそうだ」 ヨル「ロイドさんのおかげですね」 ロイド「それにしても散々だったな」 ヨル「アーニャさんのせっかくのご褒美レジャーでしたのにね」 アーニャ「たんていものみたいでわくわくした!わるものもつかまえてアーニャだいまんぞく」 ロイド「…おまえいつか本当にケガするからな?」 ヨル「そうですよアーニャさん。危ない人には近寄っちゃダメです」 アーニャ「(ちちもははもあぶないひと)」 | |
← 前の話 | 次の話 → |
SPY×FAMILY | ||
アニメエピソード | キャラクター | 主題歌 |
漫画 | 劇場版 | SPY記事一覧 |