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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1085話ネタバレ | |
第1085話 5の受難 | |
サンデー | 2022年8号 |
配信日 | 2022年1月19日 |
アニメ | 第1115話 千速と重悟の婚活パーティー(前編) 第1116話 千速と重悟の婚活パーティー(後編) |
登場人物 | 江戸川コナン 毛利小五郎 毛利蘭 横溝重悟 横溝参悟 萩原千速 松田陣平 泊里安珠 大江忍 上寺幾久 円崎源司 蕪木到 |
場所 | レストランBal Masqué |
STORY | |
毛利小五郎「ええっ!?今日はパーティーで貸し切りだと!?よく見てくれよ、福引で当てたこのお食事券。11日の日曜日まで有効だって書いてあるじゃねぇか」 毛利蘭「お父さん、今日は振替休日で学校とか休みだけど12日の月曜日だから」 毛利小五郎「え?そうだっけ?くそっ…昼飯食べる店探さねぇと…」 毛利蘭「でも何のパーティーだったんだろ?」 コナン「マスカレード婚活パーティーって書いてあるよ」 毛利蘭「マスカレードって仮面舞踏会?」 毛利小五郎「結婚に飢えた男と女が仮面付けてコッソリ婚活するんだろーよ」
横溝重悟「(失敗だ…大失敗だ)」 横溝重悟「(結婚しろしろって口うるさい親父と、しつこく見合写真を持って来る母と、職場の同僚を懲りずに紹介してくる兄を黙らせる為に一度きりという約束で参加したこのパーティーだが、来るんじゃなかった。まぁいい。ここは東京だ。地元の神奈川じゃなきゃ知り合いに会う事もないだろう。そもそもこのパーティーのルールだとカップルとして選ばれるまでこの仮面を取る事はない。つまり俺の正体を誰にも知られずこの場を立ち去る事が…)」 萩原千速「あれ?お前…横溝の重悟じゃないか」 横溝重悟「(な!?)」 横溝重悟「あの…どちら様で?」 萩原千速「私だ私、萩原千速だ」 横溝重悟「千速!?」 スタッフ「すみません。パーティー中は勝手に仮面を取らないように」 萩原千速「スマン、そうだった」
泊里安珠「フン…」 『泊里安珠(30) 参加番号㉔』 萩原千速「つか重悟、何でこんな所にいるんだ?お前結婚したいのか?」 横溝重悟「はぁ!?お前はどーなんだよ!?」 萩原千速「私はこのうたい文句に釣られて…見ろ、女は参加費タダで有名レストランのオードブルやデザートがつまみ放題だ。来ないわけがなかろう」 横溝重悟「何だと!?詐欺じゃねぇか」 大江忍「そういう婚活パーティー多いみたいですよー?」 萩原千速「まぁ本当は忍一人じゃ心細いからっていうのに付き合ったんだがな」 大江忍「どもでーす」 横溝重悟「(キツネ目の千速の友達か…)」
大江忍「それよりオシリ濡れてますけど、どうかされたんですか?」 横溝重悟「ああ…この店の入り口ですっ転んじまって…雨でタイルが濡れてたし、兄貴に履いて行けって押しつけられた上等な靴が俺には合わなかったようだ」 上等幾久「そうそう入口、僕も転びました。入口の所のタイル滑りやすいですよね?」 『上等幾久(26) 参加番号㉛』 円崎源司「君達もかい?私も派手に転んでしまって、さっき主催者側に一言言っておいたよ」 『円崎源司(38) 参加番号㉗』
司会者「では、これよりマスカレード婚活パーティーを始めます。まずは自己紹介タイム。女性陣は自分の番号の席に着き、男性陣は先程お伝えしたグループに分かれて女性陣のテーブルに順々にお着きください。トーク時間は各テーブル10分です」 横溝重悟「何だ千速…俺が隣だと不満か?」 萩原千速「いや、丁度良かったよ。お前に聞きたい事があったからな」 横溝重悟「(お…俺に…聞きたい事?)」 萩原千速「この前湘南で起きた強殺どうなった?」 横溝重悟「ああ、今朝被害者の家に踏み込んで…って仕事の話かよ!?」 萩原千速「じゃあどんな話をしたらいい?」 横溝重悟「そりゃあ婚活だから好きな男のタイプとか…」 萩原千速「なんだ、そんな事か…口が悪くて態度もでかく、こうと決めたら後先考えずに突っ走る傍若無人を絵に描いたような男…そんなバカにホレられた事はあったなァ…」 横溝重悟「いや、お前がホレられた話じゃなくて」
蕪木到「おたくら知り合いか?」 横溝重悟「ああ」 蕪木到「だったら自己紹介しなくていいっしょ?俺にも18番さんと話させてよ。興味津々なんだからよ」 『蕪木到(32) 参加番号⑲』 蕪木到「趣味とかは?」 萩原千速「バイク」 蕪木到「休日は…」 萩原千速「バイク」 蕪木到「好きなテレビ…」 萩原千速「バイク」 横溝重悟「(ん?この男、ヒジの所が濡れて汚れている。うっかり汚れた服を着て来るような奴には見えねぇから、さてはコイツも入口の所で滑って転んだクチか…)」
萩原千速「おーっ、どれもこれもうまいうまい!フリータイム最高だな」 横溝重悟「少しは話してやれよ。お前と話したがってる奴ら並んでるぞ」 萩原千速「んな暇あるか。いっぱい食べて元取らないと」 横溝重悟「元って…お前金払ってねぇだろーが」 萩原千速「ここまで忍乗せてバイクで来たからガソリン代はかかってるぞ」 横溝重悟「ん?(あそこにも千速並みに男をはべらしてる女がいる。顔は仮面で隠れてるが、フェロモン、ムンムンって感じだな)」 司会者「ではフリータイム終了です。各自、席に戻り意中のお相手の番号を5人カードに書いてスタッフにお渡しください」 横溝重悟「(あれ?千速の番号何番だっけ?)」 司会者「それではカップル発表です。選ばれた方々は別室で仮面を取り御歓談されるも良し、そのまま2人でお出かけされるも良し、ご自由に…なお、特に人気が集中した女性お二方にはさらにアプローチタイムを設けており、そのお二方が選んだ4人の男性と別室で仮面を取って10分ずつ話して頂いて、カップルが成立した場合、その方達には豪華ディナーを御用意しております。ではその女性お二方の番号は18番と24番です」 萩原千速「やった重悟!私がお前を選べば2人で豪華ディナーだぜ♪」 司会者「続いてその2人の女性に選ばれた幸運な男性達の発表です。18番の女性に選ばれたのは1番、3番、5番、7番」 萩原千速「はぁ?私の番号を覚えてなかった!?」 横溝重悟「ああ…だから適当な番号を…」 司会者「24番の女性に選ばれたのは15番、19番、27番、31番」
横溝重悟「(おいおい…どーなってんだ!?何で俺が選ばれた?俺あの24番のフェロモン女と話したか?)」 スタッフ「次の方、お入りください」 横溝重悟「何で中に入った奴はその扉から出ないようにしたんだ?また何かあったのか?」 スタッフ「ああ実は以前、出て来た方と待っていた方でトラブルがあって…なので一旦隣の部屋にお通しして少し離れた扉から廊下に出られるようにしたんです」 横溝重悟「なるほど (待てよ…千速の奴はどーすんだ?まさかしょーもない男を選んでディナー食って俺に自慢する気なんじゃ…)」 スタッフ「では最後の方」 横溝重悟「(適当に相づち打って10分潰すか)」
『レストランBal Masquéの前』 毛利蘭「ったく家のカギ落としちゃうなんて…」 毛利小五郎「悪い…多分ポケットからスマホを出した時に落としたと思うからこの辺りだと思うんだが…」 コナン「あ、あったよ」 スタッフ「きゃああああああああ!人が死んでる!?」 横溝重悟「お前は眼鏡のボウズ!何しに来た?」 コナン「って…誰?」 | |
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