- リンクを取得
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第R142話 | |
第R142話 恋と推理の剣道大会(前編) | |
放送日 | 2024年2月17日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
原作 | 第990話 今日こそ決着を 第991話 手ェ出さんとき 第992話 ここで会うたが・・・ 第993話 ちょー待て |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 佐藤美和子 Sato Miwako CV.湯屋敦子 服部平次 Hattori Heiji CV.堀川りょう 遠山和葉 Toyama Kazuha CV.宮村優子 伊織無我 Iori Muga CV.小野大輔 大岡紅葉 Ooka Momiji CV.ゆきのさつき 沖田総司 Okita Sōshi CV.遊佐浩二 鑑識 CV.三戸耕三 館内係員 CV.あきやまかおる 係員 CV.松井一憲 抜谷 士道 CV.五王四郎 安岡 克成 CV.麦人 法村 稔司 CV.桜井敏治 横手 恒之 CV.四宮豪 定森 朱音 CV.慶長佑香 |
NEXT CONAN's HINT | |
STORY | |
コナン、蘭、和葉は全国高等学校春季剣道大会に出場する平次を応援しに来ていた。準決勝まで勝ち進んだ平次は、“あること”のため強敵・京都泉心高校の沖田総司に勝って優勝すると誓う。準決勝と決勝まで時間があるためコナンと蘭はトイレを済ませ食事をすることにする。ところが中のトイレはどこも混んでいた。外に出て体育館北口のトイレに向かったコナンと蘭が発見したのは、刃物で喉元を切られている男性の遺体で……。 | |
「胴あり一本、勝負あり!赤、改方学園服部平次君」 毛利蘭「これで服部君、準決勝進出だね」 遠山和葉「うん、昨日の団体戦の準決は平次しか勝てへんかったら負けてしもたけど」 遠山和葉「せやね…アイツがおらんかったらな…」 コナン「あいつって?」
🔊「準決勝及び決勝は昼食休憩の後、午後2時から開始します」 遠山和葉「アタシは友だちとお弁当食べてくるから蘭ちゃん達もなんか適当に食べて来てや」 毛利蘭「うん」 毛利蘭「コナン君何食べたい?」
大岡紅葉「サプライズだから平次君に気づかれたらあきませんよ」 伊織無我「かしこまりました、紅葉お嬢様」 「………」 安岡克成「あの…」 「!!」 毛利蘭「大丈夫ですか!?」 コナン「ダメだ。もう亡くなってるみたいだよ。体がそんなに冷たくなってないから、犯人はまだ近くにいるかも」 毛利蘭「どうかって…」 コナン「もしかしておじいさん目が見えないの?」 コナン「それでおじいさん、こんな所で何やってるの?」 安岡克成「剣道大会の音を聞いていたんじゃよ」 コナン「音?」 コナン「首を斬られて男の人が亡くなってるんだ」 安岡克成「なんと!じゃ…じゃあ…うめき声がした後、ワシに近づいてきたのはその犯人じゃったか」 コナン「(盲目だから見逃したのか)」 安岡克成「そういえばその犯人、こんなことも言っておったよ。“カッターナイフが血で汚れてしまって切れなくなったから、代わりのヤツを持って来てくれ”とな」 コナン「それで?犯人がおじいさんに近づいた後、どっちに行ったかわかる?」 安岡克成「ああ、向こうじゃよ。そこにあるトイレの方へ」 コナン「その後、おじいさんの前を通った人とかいた?」 安岡克成「ああ、2人くらいいたよ。トイレに行ったと思ったが…その後トイレから出てワシの前を通り過ぎた人はいなかったと思うがね」 毛利蘭「じゃあ犯人はまだ…あのトイレの中に…よし」 コナン「ダメだよ蘭姉ちゃん!」 毛利蘭「え?」 コナン「犯人は代わりの刃物を持って来いって仲間を呼んでるから、まだ誰かを狙ってるみたいだし…警察を呼んでここでトイレを見張ってた方がいいよ」
沖田総司「まるで辻斬りみたいやなぁ…しかもコレ…相当な手練れの仕業ちゃうか」 コナン「誰?」 沖田総司「俺か?俺は京都泉心高校の沖田総司や」 毛利蘭「さっき和葉ちゃんが言ってた五段突きの?」 沖田総司「あんた、めっちゃかわいいな。名前教えてーや」 毛利蘭「も…毛利蘭です…けど…」 沖田総司「蘭ちゃんかー!ええ名前やんか。オレの住んでるトコ京都の上京区やねん。そやから京都に遊びに来る事あったら声掛けてな。案内すんでェ」 毛利蘭「(何この人…)」 毛利蘭「(何か新一とそっくりなんだけど…)」 コナン「オホン!この人襲ったのってすごい達人かもって言ってたけど何でわかるの?」 毛利蘭「(この人、本当に新一みたい)」 服部平次「そんなん気配でわかるかボケー」 毛利蘭「服部君!?」
佐藤刑事「じゃああなたが言うように犯行後、犯人はトイレに向かい、その後2人ぐらい目の見えないあなたの前を通ってトイレに行った人がいたけど、蘭ちゃん達がここへ来て遺体を見つけるまで誰もトイレから出て来てないのなら」 高木刑事「まだいるみたいですね」 法村稔司「何ですか?」 定森朱音「トイレットペーパーが切れ気味だから気をつけた方がいいけど」 コナン「(浴びてない)」 法村稔司「殺ってって…抜谷さん亡くなってるのか?」 沖田総司「ああ」 横手恒之「俺も…」 法村稔司「そういえば抜谷さんがよくもらしてました。教え子だった元自衛官に言い寄られて困ってると」 服部平次「教え子っちゅうことは、あんたも剣道やってたんか?」 定森朱音「そ…そうよ。高校の三年だけね。抜谷先生は体育の先生で剣道部の顧問だったから」 コナン「じゃあどうして知らないなんて言ったの?」 定森朱音「こんなの関わりたくないからに決まってるでしょ?私がここを通りかかった時には抜谷先生、首から血を流してもう亡くなってたんだから」 高木刑事「では、あなたがトイレに来た時には?」 横手恒之「俺も漏れそうで慌ててたから…まぁ俺はそんなおっさん見たことねぇし、剣道もやったことねぇから関係ねぇけどな」 定森朱音「ウソよ。私見たのよ。抜谷先生と米花町のカフェでお茶してた時、あんたが連れの女に自慢する所」 定森朱音「昔、剣道の大会で優勝したことがあるって。“面を決めた直後のガッツポーズ、君にも見せたかった”ってね」 定森朱音「その時、隣にいた抜谷先生とモメたでしょ?“それはどこの大会だね?”って」 横手恒之「それにそこの審判のおっさんも昨日の団体戦の決勝の後、その抜谷って男とスゲェモメてたよな?」 法村稔司「あれは…最近あなたの判定は甘いと意見したら、“文句があるなら、自分に勝ってから言え”と言われてカチンときただけで…」 毛利蘭「あの…このおじいさんに聞けば誰が犯人かすぐにわかると思うんですけど…犯人の声を聞いてるんですから」 安岡克成「それがのう…3人共違うんだよ。ワシが聞いたのは、ダミ声の男の声で」 定森朱音「ダミ声って…」 コナン「じゃあカッターナイフを持ってこいって電話してたのはうめき声の前だったの?」 安岡克成「ああ」 「被害者の奥さんで、今こっちへ向かっているそうです」 沖田総司「おーえらいことになってんねん!トイレの裏や」 沖田総司「血まみれの道着と防具が転がってる」 沖田総司「犯人はアレ付けて抜谷さん殺ったんちゃうか?」 コナン「ちょうど男子トイレと女子トイレの間くらいにあるね」 服部平次「ちゅうかアレ、京都泉心高校の防具とちゃうか?」 沖田総司「そうゆうたら昨日の団体戦の後、予備の防具と道着が一組なくなっとるってウチの一年が騒いでたわ」 佐藤刑事「とにかく大会の主催者に試合を中止するように言ってきて。殺人事件が起きたからって」 高木刑事「はい」 服部平次「何でって…オ…オレは…」
服部平次「オレはやな、この大会で優勝してアイツに言わなアカン事があんねんや」 服部平次「試合始まるまでまだ40分もある。それまでに事件解決したらええんやろ?」 沖田総司「なぁ服部はん、なんや空耳かも知れへんけど、おたく今優勝するようなことゆうてはりませんでしたか?」 | |
← 前の話 | 次の話 → |