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BUNGO STRAY DOGS | |
原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri) 文豪ストレイドッグス 第108話ネタバレ | |
第108話 隘キ部屋ニテ 其の肆 | |
配信日 | 2023年7月3日 |
ヤングエース | 2023年8月号 |
アニメ | 第60話 人外魔境(其の三) |
単行本 | 第24巻 |
登場人物 | フョードル・D シグマ 中島敦 芥川龍之介 福地桜痴(神威) 幸田文 ブラム・ストーカー |
STORY | |
『ムルソー フョードル&シグマ』 シグマ「お前は何なんだ?異能も不明、出自も不明、お前は世界に空いた黒い穴だ。一体何者なんだ」 シグマ「メモが落ちていた。これを書いたのはお前か?」 フョードル「助けて?」 シグマ「妙な動きをするな。何をしている!?(一体何が起きているんだ!?)」
『空港 敦&芥川』 中島敦「目を覚ませ芥川!そこに居るんだろう芥川!僕には判る。だってお前は…お前はあの女の子(幸田文)を殺さなかった!餌ならブラムだけで構わない。他は殺せと命じられていた筈だ。でもお前は女の子を助けた。その理由は約束したからだ。“六ヶ月間誰も殺すな”と。まだ六ヶ月経ってない。僕達が殺し合うのは今じゃないぞ芥川。捕まえたぞ。覚悟しろ」 中島敦「(黒衣の防禦がない。つまり殴れば…しまっ…)」 『ムルソー』 フョードル「あ…が…ぼくは…僕は…うあああああっ…!教えてくれ…今は何年だ?」
シグマ「は!?」 『空港』 中島敦「目を覚ませ芥川!お前は強者になりたいんだろう!?本当の強さは誰から対してじゃなく自分自身に向けるものだ。それが太宰さんの求める本当の強さだ」 芥川龍之介「強…者…」 中島敦「そうだ。自分に負けるな」 ブラム「そんなに甘いものではないぞ」
『ムルソー』 シグマ「お前…何を言っている?」 フョードル「聞いてくれ。奴は悪魔だ。奴は邪悪の文字が肉体を得たような男だ。僕では奴を止められない。だが希望もある。君だ。これを受け取ってくれ」 シグマ「おい、近づくな!」 フョードル「クラデニェッツの宝剣。外見は普通の武器に偽装してあるが、聖十字剣と同じ異能化銀で出来ている。異能であるぼくを殺せる唯一の武器だ。済まない。奴は…ぼくの弱さが生み出した悪魔だ。自分の異能力に乗っ取られた僕の弱さが…」 シグマ「…二重人格?それがドストエフスキーの異能力…?」 フョードル「それも全部説明する。脱出も助ける。だがその前に早く」 フョードル「なんてね♪」
フョードル「信じると思いましたよ。銃を手放して貰う為に一芝居打ちました。二重人格なんて陳腐な筋書きですが、突飛さは時に人の心の守りを緩める。これもただの警備員の支給ナイフです。痛むでしょう?探偵社になれば、その痛みが永遠に襲い来るのですよ。探偵社はぼくの敵ですから。それでも尚、探偵社員を望みますか?」 シグマ「く…読まれていた…!」
フョードル「失礼。覚悟を確かめさせて頂きました。その覚悟に免じて、さあ何でも読み取っ手下さい。どうしました?ぼくに触れて情報を抜き取ってもらって構いません。その勇気があるなら」 『空港 福地桜痴(神威)』 福地桜痴「委員長、返事を聞こうか」 委員長「賛成多数で…可決されました。大指令(ワンオーダー)の解除方法を伝えます…何故です…何故です福地殿!貴方は私の進むべき轍。どんなに危険な国への派遣も貴方を追えていると思えたから私は……自宅の貴方のファングッズ捨てねばなりませんね」 福地桜痴「そうしてくれ」 幸田文「あれは…まさか」 ブラム「終末の光だ。あと数十秒で世界は燃え尽きる」 |
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