- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1092話ネタバレ | |
第1092話 新しい刺激 | |
サンデー | 2022年21号 |
配信日 | 2022年4月20日 |
アニメ | 第1130話 トリプルコラボの浮気疑惑(前編) 第1131話 トリプルコラボの浮気疑惑(後編) |
登場人物 | 江戸川コナン 阿笠博士 円谷光彦 小嶋元太 吉田歩美 灰原哀 小林澄子 千葉和伸 羽田秀𠮷 三池苗子 白鳥任三郎 宮本由美 佐藤美和子 高木渉 長須篤実 戸谷麻央 九重純香 相島泰子 |
場所 | レストランDanny's |
STORY | |
佐藤刑事「はぁ?来なくていいってどういう事よ!?殺人事件が起きたんでしょ!?」 高木刑事「由美さんが言うには現場にもう白鳥警部と千葉と交通部の三池さんもいて、人数が足りてるから来るのは鑑識さんだけでいいそうです。ちなみにコナン君達の小学校の担任の小林先生や羽田秀吉名人も現場に居合わせたそうで」 佐藤刑事「まさか6人揃ってトリプルデートしてたんじゃないでょうね!?」 宮本由美「(トリプルデート…) だとよかったんだけどねぇ…なーんでチュー吉が三池とここで仲良く飯食べてんのよ!?」 羽田秀吉「由美タンこそ、あのモジャモジャさんとここでデートしてたみたいじゃないか!」 白鳥警部「(モジャモジャ…) 僕はともかく…なぜ千葉君がここで小林先生とディナーしていたかという事の方が忌忌しき問題だと思いますが」 千葉刑事「別に下心なんてないっスよ。太閤名人はあったかもしれませんけど」 羽田秀吉「僕が!?」 コナン「あのさ、殺人事件が起きてんだからちゃんと捜査しようよ」 千葉刑事「そ…そだね。えーっと、被害者の連れはあなた方でしたよね?被害者の名前は?」 コナン「長須篤美さん29歳。杯戸町在住で米花町のペットショップ店員。ここへ来たのはそこの九重さんと戸谷さんの3人で女子会をやる為。この店にしたのはもう一人の女子会メンバーの相島さんがこのファミレスでウエイトレスをやっているから。亡くなった原因は、その相島さんが食後に持ってきたマリトッツォを口にしたからだろうけど、戸谷さんや九重さんも同じ物を食べていることから、いつ誰がどーやって毒を盛ったかまだわかっていない。そうだったよね?おばさん達」 三池苗子「さすがコナン君、刑事みたい」 白鳥警部「君達は駐車場で待機。殺人事件には立ち入らないように」 「えーっ!?」 白鳥警部「まだ聞きたい事が出て来るかもしれないので帰らないでくださいね」 コナン「くそっ、いつもはシレっと現場に居座れるのに」 白鳥警部「では、鑑識さん達が現場を調べている間、一人ずつ話を伺いましょうか。問題のデザートを持ってきた時の事を」 相島泰子「あ、はい、そのマリトッツォは来月からこの店のオリジナルメニューに加わるのはほぼ決まってたんですけど、丁度今日私の友達たちが来るので“出してみては?”と私が提案しました」 『相島泰子(29) ウエイトレス』 千葉刑事「なぜご友人たちに?」 相島泰子「あの3人、特に篤美は味にうるさいので、生の意見が聞けると思って…でもまさかあんなことになるなんて…」 白鳥警部「しかし一番毒を盛りやすいのは運んで来たあなたですよ?皿に置く位置を工夫すれば被害者に取らせられそうですし」 相島泰子「私がその皿を机に置いた後、純香がSNSでアップするって、皿を回しながらスマホで写真撮ってましたから、置く位置なんて関係ないですよ。それに運んでる途中で毒を入れたんなら、私その毒の容器を持ってるはずでしょ?」 宮本由美「身体検査したけど、持ってなかったわよ」 千葉刑事「じゃあ被害者の長須篤美さんが誰かに恨まれていたなんてことはありませんか?」 相島泰子「そういえば、この前篤美と純香、かなり言い争ってました」 白鳥警部「ほう…それはなぜ?」 相島泰子「ウチらザ・ナイトハーツ一筋って決めてたのに純香が別のバンドに浮気したからですよ」 九重純香「ええ、皿を触ってクルクル回してたよ。そうしないとなかなか映える写真が撮れないから…もしかしてそれで私を疑ってるの?私、毒なんて持ってた?」 『九重純香(29) アパレル店員』 宮本由美「持ってませんでした」 九重純香「それに写真撮った後、マリトッツォを麻央が別の皿に取り分けてたし」 千葉刑事「戸谷麻央さんはいつもそうされてるんですか?」 九重純香「いや、あんなの今日が初めてだよ」 白鳥警部「初めて?」 九重純香「多分、原因はこの前いつものカフェでやった女子会。麻央がトイレに行ってる隙に酔った篤美が麻央の分のピザも食べちゃって麻央も酔ってて店内に響き渡る大声で怒鳴ってたよ。“人の物に手ェ出してタダで済むと思うなよ”って」 戸谷麻央「あらヤダ…私あの時酔ってそんなことを…?お酒って怖いわね…もちろん覚えてないけど…でも篤美にピザを食べられちゃったのは覚えてたから、あの時はお皿に取り分けてあげたのよ。トングを使ってね。7つあったから私と純香は2つで篤美が3つ。あの人、太ってるの気にしてるクセに食いしん坊だから」 『戸谷麻央(29) 書店員』 白鳥警部「ちなみに女子会にはこの店をよく使うんですか?」 戸谷麻央「いつも杯戸町のカフェだったんだけど篤美が泰子のファミレスで女子会やろやろってずーっと言ってて…泰子が今回やっとOKしたって感じかな?」 千葉刑事「やっと?」 戸谷麻央「自分の職場だと落ち着かないからじゃない?今日は泰子、シフト入れてて女子会に参加しなかったし」 白鳥警部「篤美さんは何でこの店で女子会を?」 戸谷麻央「いつも同じだと飽きちゃうから新しい刺激が欲しいとか言ってたかな?」 千葉刑事「うーん、今の3人の証言では誰がいつどうやって毒を盛ったかわかりませんね」 白鳥警部「鑑識さんの話だど、毒がついた手で触った箇所は所々あるから、被害者が何かに触って毒が手についたようだが…だとしたら皿にデザートを載せて運んで来た相島さんが皿に毒を塗り、事件後、何らかの方法で拭き取った…」 千葉刑事「だったらその皿を回して写真を撮った九重さんの手にも毒が付いてるはず。むしろ九重さんの方が皿に毒を塗りやすいんじゃ…」 白鳥警部「それを言うなら、その後、戸谷さんが別の皿に取り分けたからその皿に毒を塗れるのは彼女しか」 千葉刑事「でも戸谷さんも毒の容器なんて所持してなかった…」 戸谷麻央《いつも同じだと飽きちゃうから新しい刺激がほしい》 白鳥警部「やはり事前に毒を盛り、その容器を密かに処分できるのはデザートを運んで来た相島さんだけかも」 羽田秀吉「あのーさっきら千日手というか…堂々巡りになっちゃってますけど」 千葉刑事「うまいこと言ってますけど、名人だからって捜査に口を挟まないでもらえます?」 羽田秀吉「あ、いえ、僕はただ…」 白鳥警部「ほほう…君が名人に意見するとは…仙人にでもなったつもりかい?」 千葉刑事「何スか?その例え…」 宮本由美「ダメだなコイツらじゃ…雑念だらけで」 三池苗子「やっぱ佐藤さん呼びましょうか」 小林澄子「あのーちょっといいですか?」 三池苗子「なんですか?たまたま千葉君や私と同じ帝丹小学校の卒業生で、たまたま私より背が高くて美人さんの小林澄子先生!?」 小林澄子「(トゲがあるけど、ほめられてる?) 事件を早く解決したいなら皆さんもわかってる奥の手、使っちゃいません?」 『駐車場』 📱コナン「うんうんなるほど」 円谷光彦「やっぱりコナン君を頼ってきましたね」 小嶋元太「思った通りだぜ」 コナン「じゃあその毒が付いた手で触って場所っていうのを教えてくれる?」 宮本由美「付いてたのは3か所で、イスの背もたれの上の部分と、イスの座面の右側の裏の前の方…ホラ、イスに座って机との間隔をつめる時に触る所。あと、おしぼりだったかな?」 コナン「じゃあ席を立ってトイレに行った先で毒に触れたんじゃ…」 宮本由美「それが被害者、席に着いてから一度もトイレに立ってないのよ。入店前から手に毒が付いてたって事も考えられるけど…被害者、デザート食べる前にフライドポテトつまんで食べてるし」 コナン「その店内カメラの映像、博士のスマホに送ってくれる?」 宮本由美「って博士の電番知らないんたげど」 小林澄子「あ、私知ってます。この前聞いて手帳にメモったから」 三池苗子「あ!ハートマーク」 宮本由美「しかも今月7日」 三池苗子「それって」 宮本由美「もしかして」 『駐車場』 吉田歩美「ねぇ、その太ったオバさん、最初はイスの背に寄りかかって座ってたのに、その後はずっと前かがみに座ってるよ」 円谷光彦「画面が暗くなった後、またイスの背に寄り掛って座ってますよ」 小嶋元太「暗くなったのってあの誕生日ケーキの時だよな?」 円谷光彦「ええ」 阿笠博士「暗くなった隙に犯人がこっそり被害者に近づいて毒を盛ったのかのォ?」 コナン「いや違う。もしかすると…」 📱コナン「ねぇ?この人たち席に着く前に写真撮ってたって言ってたよね?全部見せて」 コナン「(なるほど…そういうことか…犯人は暗闇に乗じて毒を盛り、なおかつその毒を現場から消したんだ。被害者本人の手によって)」 ≫関連記事:第1130話 トリプルコラボの浮気疑惑(前編) 第1131話 トリプルコラボの浮気疑惑(後編) | |
← 前の話 | 次の話 → |