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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第137話ネタバレ |
第137話 不滅 | |
配信日 | 2018年12月3日 |
ジャンプ | 2019年1号 |
単行本 | 第16巻 |
アニメ | 柱稽古編 第8話 柱・結集 |
登場人物 | 産屋敷耀哉 産屋敷あまね 産屋敷ひなき 産屋敷にちか 鬼舞辻無惨 竈門炭治郎 竈門禰豆子 冨岡義勇 胡蝶しのぶ 時透無一郎 伊黒小芭内 甘露寺蜜璃 不死川実弥 |
STORY | |
『産屋敷邸』 産屋敷耀哉「ついに…私の…元へ来た…今…目の前に…鬼舞辻…無惨…我が一族が…鬼殺隊が…千年…追い続けた鬼…あまね…彼は…どのような姿形を…している…?」産屋敷あまね「二十代半ばから後半あたりの男性に見えます。ただし瞳は紅梅色、そして瞳孔が猫のように縦長です」 産屋敷耀哉「そうか …そう…君は…来ると…思っていた…必ず…君は私に…産屋敷一族に酷く腹を立てていただろうから…私だけは…君が…君自身が殺しに来ると…思っていた」
鬼舞辻無惨「私は心底興醒めしたよ産屋敷。身の程も弁えず千年に渡り私の邪魔ばかりしてきた一族の長がこのようなザマで。醜い。何とも醜い。お前からはすでに屍の匂いがするぞ産屋敷よ」 産屋敷耀哉「そうだろうね…私は…半年も前には医者から…数日で死ぬと言われていた…それでもまだ…私は生きている…医者も…言葉を…失っていた…それもひとえに…君を倒したいという一心ゆえだ…無惨…」 鬼舞辻無惨「その儚い夢も今宵潰えたな。お前はこれから私が殺す」 産屋敷耀哉「君は…知らないかもしれないが…君と私は…同じ血筋なんだよ…君が生まれたのは…千年以上前のことだろうから…私と君の血はもう…近くないけれど…」 鬼舞辻無惨「何の感情も湧かないな。お前は何が言いたいのだ?」 産屋敷耀哉「君のような怪物を…一族から出してしまったせいで…私の一族は…呪われていた…生まれてくる子供たちは皆、病弱ですぐに死んでしまう…一族がいよいよ絶えかけた時、神主から助言を受けた。同じ血筋から鬼が出ている…その者を倒す為に心血を注ぎなさい…そうすれば一族は絶えない…代々神職の一族から妻をもらい…子供も死にづらくなったが…それでも我が一族の誰も…三十年と生きられない」 鬼舞辻無惨「迷言もここに極まれりだな。反吐が出る。お前の病は頭にまで回るのか?そんな事柄には何の因果関係もなし。なぜなら、私には何の天罰も下っていない。何百何千という人間を殺しても私は許されている。この千年、神も仏も見たことがない」
産屋敷耀哉「君は…そのようにものを考えるんだね…だが私には私の…考え方がある…無惨…君の夢は何だい?この千年間…君は一体…どんな夢を見ているのかな…」 鬼舞辻無惨「(…奇妙な感覚だ。あれ程目障りだった鬼殺隊の元凶を目の前にして憎しみが湧かない。むしろ)」 ひなき・にちか「ひとつとや一夜明くれば賑やかで賑やかで、お飾り立てたり松飾り松飾り、二つとや二葉の松は色ようて色ようて、三蓋松は上総山上総山」 鬼舞辻無惨「(……この奇妙な懐かしさ安堵感…気色悪い。そしてこの屋敷には四人しか人間がいない。産屋敷と妻、子供二人だけ。護衛も何もない…)」 産屋敷耀哉「当てようか…無惨…君の心が私にはわかるよ。君は永遠を夢見ている。不滅を夢見ている」 鬼舞辻無惨「その通りだ。そしてそれは間もなく叶う。禰豆子を手に入れさえすれば」 産屋敷耀哉「君の夢は叶わないよ無惨」 鬼舞辻無惨「禰豆子の隠し場所に髄部と自信があるようだな。しかしお前と違い私にはたっぷり時間がある」 産屋敷耀哉「君は…思い違いをしている」 鬼舞辻無惨「何だと?」 産屋敷耀哉「私は永遠が何か…知っている。永遠というのは人の想いだ。人の想いこそが永遠であり不滅なんだよ」 鬼舞辻無惨「下らぬ…お前の話には辟易する」
産屋敷耀哉「この千年間、鬼殺隊は無くならなかった。可哀想な子供たちは大勢死んだが決して無くならなかった。その事実は今君が…下らないと言った人の想いが不滅であることを証明している。大切な人の命を理不尽に奪った者を許さないという想いは永遠だ。君は誰にも許されていない。この千年間一度も。そして君はね無惨、何度も何度も虎の尾を踏み、龍の逆鱗に触れている。本来ならば一生眠っていたはずの虎や龍を君は起こした。彼らはずっと君を睨んでいるよ。絶対に逃がすまいと」 産屋敷耀哉「私を殺した所で鬼殺隊は痛くも痒くもない。私自身はそれ程重要じゃないんだ。この…人の想いと繋がりが君には理解できないだろうね無惨。なぜなら君は…君たちは君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」
産屋敷耀哉「空気が揺らいだね…当たりかな?」 鬼舞辻無惨「黙れ」 産屋敷耀哉「うん、もういいよ。ずっと君に言いたかったことは言えた。最期にひとつだけいいかい?私自身はそれ程重要でないと言ったが…私の死が無意味なわけではない。私は幸運なことに鬼殺隊…特に柱の子たちから慕ってもらっている。つまり私が死ねば今まで以上に鬼殺隊の士気が上がる」 鬼舞辻無惨「話は終わりだな?」 産屋敷耀哉「ああ…こんな話を聞いてくれるとは思わなかったな…ありがとう無惨」
鎹鴉「緊急招集ーッ!緊急招集ーッ!産屋敷邸襲撃ッ…産屋敷邸襲撃ィ!」 不死川実弥「(お館様!)」 伊黒小芭内「(早く…!速く!)」 甘露寺蜜璃「(お館様!)」 竈門炭治郎「(間に合えっ!)」 『ボツにした扉絵。無惨と耀哉の顔は双子のように瓜二つです』 | |
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