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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第160話ネタバレ |
第160話 重なる面影・蘇る記憶 | |
配信日 | 2019年6月3日 |
ジャンプ | 2019年27号 |
単行本 | 第18巻 |
登場人物 | 嘴平伊之助 栗花落カナヲ 童磨 嘴平琴葉 |
STORY | |
童磨「僕たち何処かで会ったよね?」 嘴平伊之助「テメェみたいな蛆虫と会った覚えねぇ。汚ねぇ手で俺の毛皮触るな」 童磨「いやあるよ。俺は君を知ってる」 嘴平伊之助「ねえっつてんだろうが💢糞が (俺が何処かで会ったことあるのはしのぶの方だ。しのぶ…何処かで昔会った気がする。今度会ったら聞こうと思ってたのに)」
栗花落カナヲ「伊之助冷静に…アイツは適当なこと言ってるだけだから」 童磨「適当?心外だなあ。俺は真面目だけが取り柄なのに。それに記憶力もいいんだ。人間の時のことだってよく覚えてるし」 嘴平伊之助「うえーーっ!何しんだキッショオ!」 童磨「うーん、んんーー?あー!これだこれだ。十五年前かな…わりと最近だな。十七・八くらいの女の子が赤ん坊抱いて来たなぁ。旦那が殴るんだって毎日。姑に毎日いじめられて…俺が作った極楽教はそういう可哀想な人を保護してあげていたからね。自分には親も兄弟もいなくて頼れる所も行く所もない。最初見た時、顔が原型もわからないくらい腫れてた。酷いことするよねぇ。殴られたせいで片方失明したけど、顔はね、手当てしたら元に戻ったよ。綺麗な子で印象に残ってる。同じ顔だよ君と。もっと華奢だし柔らかな表情だけど、これ君のお母さんでしょ。うんうん間違いないぞ」 嘴平伊之助「俺に母親なんかいねぇ!俺を育ててくれたのは猪だ!関係ねぇ!」 童磨「君は猪から産まれたの?人間なんだから人間から産まれているでしょう」
嘴平伊之助「うねせえんだよボケカスがァア!返せそれェ!獣の呼吸 陸ノ牙」 栗花落カナヲ「伊っ…」 童磨「まあ人の話は最後まで聞きなよ。こんな巡り合わせ奇跡でしょ」 栗花落カナヲ「伊之助大丈夫?落ち着いて、お願いだから」 童磨「君のお母さんのことはね、喰うつもりなかったんだよ。心の綺麗な人が傍にいると心地いいだろう?お母さんは頭が残念でね、良くなかった。でも美しかったし歌は上手で、君を抱いてよく歌ってたよ。どうしてだか子守唄よりも指きりの歌をさ、ゆーびきーりげーんまんって、そればっかり君に」 琴葉《ゆびきりげんまん。お守りしましょう。お約束しましょう。あなたが大きくなるまでは母さんひとりで守りましょう。ごめんね伊之助。寂しい思いをさせるけど、父さんのぶんもたくさん頑張って母さんがまもるからね。命にかえても伊之助は母さんが守るからね…》
童磨「指きりの歌、毎日歌詞が違うんだよね。途中から狸の歌になったり可愛かったなあ」 嘴平伊之助「(しのぶじゃなかった。しのぶだと思ったけどしのぶじゃなかった)」 童磨「寿命が尽きるまで手元に置いといて喰べないつもりだったんだけど」 童磨「お母さんは…そうだ“琴葉”は頭が鈍い分、感覚が鋭かったみたいで信者を喰ってるのがバレちゃった。説明しても俺の善行を理解できなくて…まあ罵る罵る酷い嘘つきってずーっと…それで俺の寺院を飛び出して行っちゃったから」 琴葉《ごめんね伊之助。母さん馬鹿でごめんね。いつも失敗する。駄目な方に行ってしまう。ごめんねごめんね…お母さんなのにしっかりしなきゃいけないのに…どうしよう道がわからない…迷ってしまった…人里はどっちなの…どうしよう…ごめんね…ごめんね…もう逃げ場がない。このままじゃ二人共殺されてしまう。せめて伊之助だけでもごめんね伊之助…ごめんねぇ…》
童磨《こんな所から落っことして助かるはずないのに最期まで頭の悪い娘だなぁ。母親に崖から落とされて死ぬなんて可哀想》 嘴平伊之助「(殺された…母親…俺の…)」 童磨「骨まで残さず喰べてあげたよ。家に戻っても旦那に殴られるし、一人じゃ何もできないから母子で野垂れ死にだし、不幸だよねぇ琴葉。幸せな時ってあったのかな?何の意味もない人生だった」 栗花落カナヲ「いい加減にしろ!下衆が!」 琴葉《可愛いね伊之助。ちっちゃいおてて。伊之助はあったかいねぇ。私の宝物、一緒にいられて幸せねぇ》
嘴平伊之助「本当に奇跡だぜ、この巡り合わせは…俺の母親と仲間を殺した鬼が目の前にいるなんてなァア!謝意を述べるぜ。思い出させてくれたこと。ただ頚を斬るだけじゃ足りねぇ!テメェには地獄を見せてやる!」 | |
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