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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第162話ネタバレ |
第162話 三人の白星 | |
配信日 | 2019年6月17日 |
ジャンプ | 2019年29号 |
登場人物 | 嘴平伊之助 胡蝶しのぶ 栗花落カナヲ 童磨 |
STORY | |
胡蝶しのぶ《もし姉を殺した上弦の弐と巡り合い、私とカナヲの二人で戦うことができたなら、まず第一の条件として私は鬼に喰われて死ななければなりません》 栗花落カナヲ《どうしてですか?一緒に戦えばきっと、か…勝て》 胡蝶しのぶ《そのような甘い考えは今すぐこの場で捨てなさい。上弦の強さは少なくとも柱三人分の力に匹敵します。しかし姉からの情報によれば、その上弦の弐、女を喰うことに異様な執着があり、意地汚いらしい。身体能力が高く優秀な肉体を持つ柱、加えて女であれはまず間違いなく喰うでしょう》 栗花落カナヲ「(嫌だ…嫌だ)」 胡蝶しのぶ《現在、私の体は血液・内臓・つま先に至るまで高濃度の藤の花の毒が回っている状態です》 栗花落カナヲ《じゃあ私も…》 胡蝶しのぶ《無理ですね。まず間に合わないでしょう。この状態になるまで一年以上、藤の花の毒を摂取し続けなければならない。しかもこの試みの最初の被験者が私です。今後どのような副作用が出るのか、そしてまた上弦や鬼舞辻に通用するのかどうか全くわからない。私の刀で一度に打ち込める毒の量はせいぜい五十ミリ。しかし今の私を喰った場合にその鬼が喰らう毒の量は私の全体重、三十七キロ分、致死量のおよそ七百倍です》
童磨「(骨から溶けていく。毒か?あの子の毒…だけど毒が回っていくような感覚もなかった。再生しろ。回復しろ)」 嘴平伊之助「何だああ!?急に消えたぞ。罠かァァ何かのぉぉ」 栗花落カナヲ「違う、師範の毒が効き始めた!伊之助、頚を狙って!一気に追い込む」
胡蝶しのぶ《それでも命がけの毒でも確実に上弦の鬼を滅殺できる保証はない。少なくともお館様は無理だと判断している。だから私に私が仇討ちできる確率を上げるため鬼との共同研究をするよう助言した。仮に毒が効き始めたとしても油断なりません。やはり確実なのは頸を切断。必ず私が鬼を弱らせるから、カナヲが頚を斬ってとどめを刺してね》 栗花落カナヲ「(わかってる。大丈夫。安心して。絶対斬るよ。私が絶対やり遂げる。絶対にしのぶ姉さんの命を無駄にはしない)」 嘴平伊之助「往生しやがれド腐れ野郎!」
童磨「血鬼術 霧氷・睡蓮菩薩」 栗花落カナヲ「(ここに来てこの大技、これ程の余力があるなんて、凍てつく空気が広範囲に充満、退いてしまうと回復の暇を与えてしまう。でもこれを吸うと戦えなくなる。せっかく死の間際まで忠告してもらったのに…いやよく見て。よく見てこの術を…粗い…明らかに精度が落ちてる。苦し紛れの技なんだ。最後の攻防だ。私もアレを使う時だ)」 胡蝶しのぶ《この技を使うとカナヲは失明するかもしれない。眼球というものは神経も血管も非常に細いので過剰に出力して負荷をかけるのは危険極まりない》 栗花落カナヲ「(どうしてそんなことを言うの?自分は命さえ失おうというのにどうして私の視力の心配なんてしたんですか?なんて優しい人なんだろう…なんて尊い人なの…守りたかった。命を懸けて守りたかった。一緒に家へ帰りたかった)」
栗花落カナヲ「花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼 (動体視力を極限まで上げると周囲の動きは鈍く遅く見える。眼球への圧力で出血し強膜は赤く染まる)」 栗花落カナヲ「(行け!行け!斬れる!こんなグズグズの腐った頚、斬れないはずない!あああ腕が固まって…!)」 嘴平伊之助「ぬおおおおおお!獣の呼吸 思いつきの投げ裂きィィィィィ!」 童磨「(刃が押し込まれっ…)」
『大正コソコソ話』 しのぶは14歳の時にカナエに代わって蝶屋敷の主人になっています。亡くなったカナエは17歳でした。蝶屋敷の女の子たちを分け隔てなく実の妹のように可愛がっています。カナエの葬儀の後、妹たちの前ではいつも笑顔でした。 『大正コソコソ話』 琴葉さんが家を飛び出したきっかけは、夫が泣いている伊之助をうるさいと言って乱暴に揺さぶったからです。夫の手に嚙みついた琴葉さんは雪の降るなか伊之助を抱え、裸足で極楽教の寺院まで走っています。琴葉さんの夫と姑が寺院に乗り込んできましたが、童磨はうるさいと言って二人を殺し山に捨てています。 | |
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