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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第3話 | |
第3話 その執事、策謀 | |
放送日 | 2024年4月27日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第70話 - 第72話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 マクミラン McMillan CV.白石晴香 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 モーリス・コール Maurice Cole CV.堀江瞬 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 ソーマ・アスマン・カダール Soma Asman Kadar CV.立花慎之介 | |
ENDCARD | |
第4話 その執事、談合 | |
STORY | |
自身を陥れたモーリス・コールへの借りを返すため動き出したシエルは、他寮の所属であるモーリスを監視させるため、ソーマを特例で入学させる。そこで明らかとなったのは、学園一の美少年・モーリスの裏の顔だった。 | |
マクミラン「ファントムハイヴ…寝た?」 シエル「…いや」 マクミラン「ねぇ、そっちに行って話してもいい?」 シエル「…ああ」 マクミラン「学校では味方してあげられなくてごめん」 シエル「いや、ここで6年もやっていかないといけないんだ…当たり前だろ」 マクミラン「でも君なんであんなことしちゃったの?P4の誘いをすっぽかすなんて」 シエル「僕にもそんなつもりなかった。4時に来いと言われてたけど本当は2時だったんだ」 マクミラン「ええっ!?」 シエル「しーっ」 マクミラン「でも僕達にも4時って聞こえたよ?」 シエル「だろ?でももうどうしようもないことだから」 マクミラン「そうだ!僕が証言してあげるよ」 シエル「え?」 マクミラン「僕一人じゃ信憑性低いなら何人かに声かけてあげる。君は悪くないんだもの」 シエル「そうか…助かるよ。ありがとうマクミラン」 マクミラン「お安いご用さ」 シエル「見事に赤寮に決まるとは…インドの王族のブランドと財力は伊達じゃないな」 セバスチャン「しかし流石に象での登校は予想してませんでしたね」 ソーマ「おっ、シエル!来てやったぞ」 シエル「(あのバカ!あれほど面識のない演技をしろと手紙に書いたのに)」 ソーマ「突然手紙をよこすから驚いたぞ!一人で寂しいならそう言えばついて来てやったのに」 ソーマ「シエル~?おーい聞いてるのか?」 シエル「ふざけるな!貴様今すぐ降ろせッ!やっぱり呼ぶんじゃなかったー!」 セバスチャン「おはようございます」 ソーマ「思ったより元気そうだな。アグニも来るって大変だったんだが、寄宿学校は従者連れ禁止みたいだからな」 シエル「まぁ基本的にはな…」 アグニ「王子ィー!」 シエル「ソーマ、お前を呼んだのには理由がある」 ソーマ「おぅなんだ?言ってみろ」 シエル「実はお前が入寮する赤寮のモーリス・コール先輩とケンカしてしまったんだ」 ソーマ「ふん?」 シエル「お前も知っての通り僕は友達が少ない。だから仲直りの仕方がわからなくてな、それでお前に協力してほしいと…」 ソーマ「よしわかった!根暗で卑屈なお前のために俺が一肌脱ごう!」 シエル「おい💢そこまで言ってない」 ソーマ「ちゃんと気にしてたんだな。まずは3人で一緒にカリ―で晩餐とかどうだ?」 シエル「いや、それはできない」 ソーマ「なんでだ?」 シエル「どうやら僕の顔も見たくない程怒らせたようでな…だから今度はアイツをよく知ってから話し合いたい」 シエル「お前はモーリスのことをよく観察して教えてくれ。特に僕が見ることができない赤寮内での奴を。どんな些細なことでもいい」 シエル「内緒にな」
ソーマ「おいお前、シエルと仲良くしてやれ!」 モーリス「…は?」 モーリス「あいつはプリーフェクトの顔に泥を塗ったんだよ?その寮弟たる僕が許す訳にはいかないね」 ソーマ「なーどうしてもダメか?」 ソーマ「なーアイツいい所あるぞ?」 ソーマ「あいつちょっとシエルに似てるな」 ソーマ「ヒマだ。シエルの所に遊びに行くか」 ソーマ「よーし行けゾウ!」 ソーマ「うわあああそっちじゃなーい!」 モーリス「はぁ…やっと静かになった」 モーリス「ちょっ…ウソだろ!?」 モーリス「うわああああああああ」 (※Y罰の単位。Y一つにつき100回のラテン語詩の書き取りをさせられる) ソーマ「すまん」 モーリス「“ごめんなさい”だろうがァァァ」 エドガー「しかし参ったな…今は部屋の空きがないのに…しばらく僕の部屋に来るか?」 モーリス「えっ」 ソーマ「いや!俺のベッドを使ってくれ」 モーリス「ハァ!?何言っちゃってんの?誰が君の部屋なんかに…」 ソーマ「俺は責任感ある男だからな」 エドガー「いい心がけだ、カダール」 モーリス「レドモンド先輩!?」 ソーマ「よーし案内してやる」 ソーマ「このベッドを使え」 ソーマ「(なんだ、こんな夜中に…)」 ソーマ「(郵便室?)」 ソーマ「あいつ…」 セバスチャン「いらっしゃいませソーマ様。中で坊ちゃんがお待ちです」 ソーマ「ひぃー!従者連れは禁止じゃないのか!?」 シエル「やむにやまれぬ事情があるんだ」 セバスチャン「ソーマ様、私が坊ちゃんの執事であることはどうかご内密に願います。もし口外されれば」 ソーマ「いいいいい言わない!」 シエル「で?何かわかったか?」 ソーマ「ああ、実はな、あいつ夜中にコソコソ同じ寮生相手に花形のカードで手紙出してたぞ」 ソーマ「しかもいーっぱい」 セバスチャン「カードですか」 ソーマ「直接話せばいいのにな」 セバスチャン「やっと証拠が掴めそうですね」 シエル「あとはどうやって仲直りするかだな」 ソーマ「あ!あとアイツ…」 セバスチャン「坊ちゃん…!」 シエル「ああ、これでピースは揃った」 シエル「ありがとう。お前のおかげだ」 ソーマ「じゃーなーまた頼れよ♫」 シエル「作戦会議だセバスチャン」 セバスチャン「御意」 シエル「明日決着をつける」 モーリス「で、何の用?こんな所に呼び出して…僕、スワン・ガゼボに行かなきゃいけないんだけど」 シエル「お時間はとらせません。少し確認したいことがあるだけです。コール先輩、先日のお呼ばれの件、やはり貴方の伝達が間違っていたようです」 モーリス「まだそんなこと言ってんの?人のせいはよくないよ」 シエル「友人がクラスメート達に確かめてくれました。何せ先輩は学園一の美少年。やじ馬も多い。ちなみに“4時にと言い間違えていた”と証言したのは18人です」 シエル「いや、言い間違いでは語弊があるかな…貴方はわざと間違えたのですから」 モーリス「フン、言いがかりも甚だしい」 シエル「では、ジョアン・ハーコート先輩、他4名の件はどう説明を?」 モーリス「は?」 シエル「プリーフェクトがスワン・ガゼボに招待した生徒達、その中ですっぽかした全員が貴方からの伝達トラブルが原因だと言っている」 シエル「プリーフェクトの寮弟の立場で弱い者を貶めるなんて実に卑怯で小狡い大噓吐きのすることだ。しかも貴方はそのプリーフェクトの寮弟の仕事すら他人任せにしてる」 モーリス「意味がわかんない」 シエル「レドモンド先輩に頼まれたデータのまとめ、アイロンがけに靴みがき、さらに軽食作りまで…貴方は何一つやってない。貴方の有能さは全て偽物だ」 モーリス「スッゴイ妄想力。証拠もないのに何言ってんの?」 シエル「証拠ならありますよ」 モーリス「そ…それは!」 シエル「ご存知でしょう?貴方が取り巻きに仕事を依頼する時のカードです」 シエル「ちゃんと処分されてましたよ。業者が回収する前で助かりました。本当に大変だったんですから」 シエル「学園中から集められたゴミの山からこの小さなカードを見つけだすのは」 シエル「しかもご丁寧に細かく千切ってあって修復するのに苦労しました」 シエル「これをレドモンド先輩が知ったらどう思うのでしょうね」 シエル「先輩は伝統あるウェストン校の生徒として恥ずかしくないですか!この際、僕らを欺いたことは水に流しましょう。でもレドモンド先輩には正直に話すべきです。信頼しあった兄弟関係…なんでしょう?」 モーリス「…そうだね…全部話すよ…」 モーリス「なァンて言うワケねーだろ!」 モーリス「はいっ証拠隠滅ぅ~せっかく見つけたのに残念」 モーリス「ウザイんだよ!なんなのお前!?ちょっと先輩に気に入られたからって調子コイてさぁ、他人を使うのも有能さの一つだろ!?」 モーリス「学園で一番美しいのも俺だ!」 シエル「何す…っ」 モーリス「こんな人気のないところ指定するなんてバカだね~助けなんて来ないよ?」 モーリス「さーて、お写真撮りましょーねー」 モーリス「死にたくなるほど恥ずかしいヤツを」 モーリス「さ、やっちゃって♡」 シエル「んんっ!やめてくださあああああいっ!」 ハーマン「もう暴力を振るわんと決めた俺に誓いを破らせた罪は重いぞ、コール!」 モーリス「おっ…お願いですグリーンヒル先輩!レドモンド先輩には…」 ロレンス「僕らには口止めしなくていいのか?」 モーリス「ブルーアー先輩、ヴァイオレット先輩!?なんでここに!?」
シエル「有能で優秀なモーリス・コール先輩の暴力行為を聞きつけて駆けつけない方がおかしいでしょう」 モーリス「でもプリーフェクトがいるスワン・ガゼボは校舎のずっと先…声が届くはずが…」 シエル「先輩、音は大きさじゃなくて振動で伝わるんですよ。振動さえ伝えられれば理論上どんなに遠くても音は伝わる」 シエル「例えば振動を伝え易いピンと張った糸で薄い板状の物を繋げば、離れた場所に音を伝える装置となり得ます」 シエル「そう、こんな風に」 エドガー「話は聞かせてもらったぞ」 モーリス「レ…ドモンド…せんぱ…」 エドガー「お前まで俺を裏切るなんてな…人を見る目がなさすぎる自分が情けないよ」 モーリス「ち…ちが…」 エドガー「言い訳は聞きたくない。お前には失望したコール!」 エドガー「お前との兄弟関係を解消する」 モーリス「うわあああああああ」 シエル「胸を張っていいと思いますよ」 シエル「貴方のメイクの腕は本物です」 エドワード「シエル、濡れ衣を着せてしまって悪かった。許してほしい」 シエル「理由がなんであれ遅れたのは確かなんだ。エドワードが謝ることじゃない」 ハーマン「それにしてもお前がこんなに行動力がある奴だったとは…ミッドフォードも認めるわけだ」 グレゴリー「君…ホントに面白いね」 ロレンス「勇気ある行動だったぞファントムハイヴ」 シエル「(笑った?)」
クレイトン「決して裏切らず、奢らずもこの聖なる学舎を巣立つまで、互いを高め合う関係を築くことを聖ジョージに誓おう」 |
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