- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第R114話 | |
第R144話 花壇あらしの陰謀 | |
放送日 | 2024年4月20日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子 円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江 小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉 灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ 山崎敏子 CV.野村須磨子 奥田隆之介 CV.宇垣秀成 岡村咲 CV.河原木志穂 |
NEXT CONAN's HINT | |
STORY | |
地区センターで子どもたちが手入れしている花壇が荒らされる事件が発生。捜査に大人の力が必要だと考えた少年探偵団は小五郎に依頼する。話をしていると、センター職員の岡村咲と山崎敏子がやってきて一緒に花壇の修復を始める。そこへフラワーショップ経営の奥田隆之介が配達に来るが、花壇の手入れに口出しを始めたかと思うと「ここの土地は、俺のものだった」と怒り始める。その夜、コナンたちが花壇の見回りをしていると……。 | |
吉田歩美「こっちこっち」 小嶋元太「大事件が起きたんだからよ」 円谷光彦「毛利探偵のお力が必要なんです」 小嶋元太「ひでぇだろ!?」 吉田歩美「この花壇、子供達みんなで種まきから水やりまでやってお花や植木を育ててるの。なのに最近、朝になるとこんなふうに荒らされて」 毛利小五郎「先生かお母さんに相談しなさい」 吉田歩美「どうしたの?」 小嶋元太「俺が作ったレンガがねぇんだよ…この間までこの辺りにあったのによ」 小嶋元太「くそぉ、ひでぇ奴だ!こうなったら花壇あらしは俺たちの手で」 円谷光彦「捕まえちゃいましょうか」 毛利蘭「ほらお父さん、一度した約束は守んなきゃ」 岡村咲「あら、みんな来てたの?」 「おはようございます」 山崎敏子「あーあ、こう毎朝荒されたんじゃ嫌になるわね」 毛利小五郎「お嬢さん、このセンターの職員の方ですか?」 岡村咲「え…ええ…そうですが…あなたは?」 毛利小五郎「はい!花壇あらし事件の捜査を依頼されました名探偵毛利小五郎と申します」 奥田隆之介「あーあ、素人がやるとかえって花壇がだめになっちゃうねー」 山崎敏子「配達は頼みましたが、余計な口出しはお願いしてません」 奥田隆之介「プロに任せてくんねぇかな?安くしとくよ」 山崎敏子「頼んでないって言ってるじゃないの!どいつもこいつもお金を掠め取ろうとする人間ばかり」
円谷光彦「花壇あらしは夕方職員さんが帰ってから翌朝までに起きると…」 吉田歩美「いつから出るようになったんですか?」
毛利蘭「お父さん、歩美ちゃんたちと8時に約束したでしょ?」 毛利小五郎「咲ちゃんのビールを飲まずに帰れるか!」
高木刑事「亡くなったのは地区センター職員の山崎敏子さん」 目暮警部「あなたは?」 岡村咲「亡くなった山崎さんの同僚です。その男は一年前までこの土地でフラワーショップをしてたんですが、地区センターを建てる時に立ち退きになってそれを今でも恨んで毎晩花壇をめちゃめちゃに」 岡田隆之介「そうさ、店が無理やり移転させられて商売が駄目になっちまったんだ。頭にきて当然だろう。たしかに花壇はあらした。でも今日は来てみたら、もう花壇はめちゃめちゃになっててあの女が倒れてたんだ」 毛利小五郎「警部殿、状況からすると山崎さんは非常階段のあの辺りから転落したんでしょうな」 高木刑事「ええ、鑑識によると非常階段の3階の踊り場に山崎さんの靴と奥田さんの園芸ブーツが争ったような足跡が残っていたそうです」 毛利小五郎「つまり今夜8時頃、奥田さんはあの踊り場で山崎さんと口論になり」 毛利小五郎「揉み合った末に転落させてしまった」 毛利小五郎「その時は怖くなって逃げたが、10時頃に様子を見に戻って来た。そこを夜回りに来た私たちに見つかったんでしょう」 奥田隆之介「違う。あそこはセンターで唯一タバコが吸える場所だから、朝来た時に一服したんだよ」 奥田隆之介「そしたらあの女が追い出しに来て少し揉み合いになっただけだ」 目暮警部「で、夜の8時頃はどうです?」 奥田隆之介「その時間は花束の配達に行ったんだが、イタズラだったのか住所がでたらめでよ、軽トラで夜道をうろうろしてたよ」 目暮警部「一緒にいた人やそれを証明する人は?」 奥田隆之介「いねぇよ」
目暮警部「着服?」 岡村咲「ええ、恐らく着服したのは山崎さん…私の調査に気づいて証拠を隠すため夜のセンターへ来たんじゃ…」 コナン「高木刑事、遺体の服についてた花びらは?」 高木刑事「これのことか?」 コナン「今朝もらった袋って…」 吉田歩美「そうだよ」 コナン「(成程、そういうことか…おそらくまだ証拠はあそこに)」 小五郎(コナン)「ほほー、証拠隠滅ですか」 小五郎(コナン)「やはり真犯人はあなたでしたか」 小五郎(コナン)「打撲だらけの遺体、その傍らにあったレンガ、どう見ても山崎さんは非常階段から転落死したように見えましたからね」 小五郎(コナン)「階段の踊り場には山崎さんと奥田さんの靴跡が残っていました。これじゃあ地区センターに恨みを持つ奥田さんが山崎さんを突き落としたようにしか見えません」 小五郎(コナン)「あなたはアリバイのない奥田さんを犯人に仕立てようとしたが、小さなミスを二つおかした。一つは遺体が履いていた靴の紐」 小五郎(コナン)「あの踊り場には奥田さん、山崎さんの足跡のほかに紐を引きずったような跡が残されていました。恐らく二人が揉み合った際、山崎さんの靴紐が解けてしまったんですよ」 小五郎(コナン)「しかし花壇に落ちていた遺体の靴紐は結ばれていた。ということは、山崎さんはその時落ちたのではない、ということになります」 小五郎(コナン)「カウンターや庭に咲いている花が綺麗ですな。こんな夜遅く咲くのは月見草ですか。月見草は夕方咲く時は白く、夜中にかけて徐々にピンク色に変化していくそうですな」 小五郎(コナン)「その月見草の花がもう一つのミス。月見草は夜にしか咲かないので子供花壇では育てていません」 小五郎(コナン)「それなのに遺体の背中にはその花びらがついていた」 岡村咲「私には何の事だか…靴紐は誰かが結んであげたんじゃないですか?月見草だってどこにでもある花でしょ!?」 小五郎(コナン)「あなたは朝、山崎さんと奥田さんが踊り場で争うのを目撃し、そこを殺害現場と見立てることにした」 小五郎(コナン)「そして奥田さんのアリバイを無くすため夜8時にでたらめの住所へ配達するように注文した」 岡村咲「山崎さんが亡くなったのは夜8時でしょ!?その時間、私はこの店でバイトしてて7時から9時半まで一歩も外に出ていないわ」 小五郎(コナン)「確かに、このカフェから地区センターまでは5km以上。車で往復するだけで10分はかかる」 岡村咲「山崎さんが転落した時、私はあの場所にいることが出来なかったんだから」 小五郎(コナン)「鍵はレンガですよ」 小五郎(コナン)「あなたは3日前に始まった花壇あらしに乗じて誰にも気づかれないように少しずつ花壇からレンガを盗み出し、そして」 小五郎(コナン)「このカフェの庭に並べたんです」 小五郎(コナン)「山崎さんは地区センターではなくこの庭で殺害された。これであなたのアリバイは崩れます。つまりこれは殺害現場を偽装するトリックだったんです」 小五郎(コナン)「開店前、あなたは山崎さんをここに呼び出し」 小五郎(コナン)「上の階で薬を嗅がせて眠らせた後」 小五郎(コナン)「7時から9時半まで1階のカフェでアルバイトをしてアリバイを作った」 小五郎(コナン)「眠っている山崎さんに靴を履かせ」 小五郎(コナン)「3階の窓から庭に並べたレンガの上へつき落として山崎さんを殺害」 小五郎(コナン)「その時、月見草の花が遺体の服についた」 小五郎(コナン)「その後、あにたは遺体を車のトランクに隠し、店を閉めた後、車で遺体を地区センターへ運んだんです」 岡村咲「全部あなたの想像にすぎないじゃないの!私が犯人だという証拠はあるの?」 小五郎(コナン)「コナン」 コナン「はーい」 コナン「おじさんが言った通りレンガがいっぱいあるよ!」 小五郎(コナン)「遺体を運んだあと、すぐに参考人として呼び出されたあなたに庭を片づける時間はなかったはずですからね。それらのレンガを調べれば、この場所で山崎さんが殺害された痕跡が出ることでしょう」 小五郎(コナン)「これは私の推測ですが、運営資金を着服したのはあなたですね?着服の調査を始めた山崎さんが邪魔になって」 岡村咲「そうよ…借金で困って…夜は母のカフェでバイトもしてたのに返せなくてセンターの運営資金に手をつけた」 岡村咲「それに気づいた山崎がバレれば首だぞと私を脅したのよ」 岡村咲「だから…だから…あの女を…」 岡村咲「うわあああああああああ」 | |
← 前の話 | 次の話 → |