- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
BUNGO STRAY DOGS | |
原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri) 文豪ストレイドッグス 第99話ネタバレ | |
第99話 空ノ港二テ其の捌 | |
配信日 | 2022年2月4日 |
ヤングエース | 2022年3月号 |
アニメ | 第57話 空ノ港ニテ (其の三) |
単行本 | 第22巻 |
登場人物 | 中島敦 宮沢賢治 大倉燁子 末広鉄腸 ブラム・ストーカー 幸田文 |
STORY | |
幸田文「(ちぎっては投げ、ちぎっては投げ…って言葉があるやん。変な言葉やなあ…ってずっと思っててん。だって、ちぎって…ほんで投げるてどういう状態よ?でも今日判ったわ。こういう状態のことかあ)」
宮沢賢治「よし!お掃除完了です」 幸田文「ええと…慥か探偵社のお兄さん?何でここに?」 宮沢賢治「勿論乱歩さんの推理です。急な空港封鎖、誰かを捜索し始めた吸血種、更に放置された棺と無数の刀疵。それだけ揃えば、“誰かが福地から逃げている”と推理するのは乱歩さんには簡単です。そんな訳で僕の仕事は貴方を救助し安全な場所に届ける事です。安全な異能空間まで案内します。行きましょう」 ブラム「…待て…其方…その装具…土の臭い…農民か!」 ブラム「其方、余の領地を開墾する気はないか?」 幸田文「スカウトしとる場合か!あんた今、領地あれへんやろ!」 宮沢賢治「ありがとうございます。でも僕はもう探偵社員として農業のついでに探偵業をしておりますので」 幸田文「(ついでなん?)」 宮沢賢治「首のお兄さん、貴方の領地に狼は来ますか?」 ブラム「狼?ああ来る。牧場の羊を食い荒らす厄介な獣だ」 宮沢賢治「それなら今の状況もわかりますね。狼が来ました」 末広鉄腸「悪邪即滅」 宮沢賢治「僕は羊を守らなくてはなりません」 「大事な人とはぐれたの…でもいいの…もう会えたから」 中島敦「そう、ならよかった。大事な人って?」 大倉燁子「お前じゃよ。心躍るのう。愛しき指名手配犯よ、どう悲鳴を聞かせてくれるのじゃ?」
中島敦「猟犬!」 『賢治VS鉄腸』 幸田文「探偵社のお兄さん…!」 宮沢賢治「先に逃げてください。あの人に勝てるかちょっと判りません」 幸田文「行くぞブラちゃん」 ブラム「だが封鎖は?」 幸田文「大丈夫。ウチにアテがある」 ブラム「死ぬでないぞ農民」 末広鉄腸「当然だ。俺が用があるのはお前だ、探偵社」 宮沢賢治「僕に?」 末広鉄腸「条野はどこだ?条野が行方不明だ。何をした?」 宮沢賢治「条野さんという方を捜しているのですか?」 末広鉄腸「そうだ」 宮沢賢治「知りません。一緒に捜しましょうか?」
末広鉄腸「何?一緒に捜してくれるのか?」 宮沢賢治「はい!」 末広鉄腸「扶かる」 末広鉄腸「?いや待て、済まない。間違えた。条野は隊長と共にいる時、吸血種に拐かされたと聞いている。つまり探偵社が犯人だ」 宮沢賢治「え?でも本当に知りませんよ?」 末広鉄腸「ならば何故今吸血種の親玉を逃がした?」 宮沢賢治「ああそれには理由が…」
末広鉄腸「悪いが談笑してる時間はない。条野を扶ける。その為に最短の手段を取らせて貰う」 『敦VS燁子』 大倉燁子「さあて、何から喋って貰おうかのう?まずは遺言じゃな。毎回聞きそびれたまま殺してしまう」 中島敦「(虎の力でもびくともしない)」 大倉燁子「おっと、仲間と連絡を取る気じゃったか?」 中島敦「ちょっと違う」 📱立原道造「燁子さん、これを見てるって事は俺は死んだか、それより酷い目に遭ってるって事でしょう」 大倉燁子「立原…!?」 📱立原道造「本望とは云いません。自分が死ぬと考えただけでヒデェ気分だ。でも、無駄死にはもっと御免だ。だから調査結果を伝えます。探偵社は無実でした」 大倉燁子「偽装映像じゃ」 中島敦「そう思いたければ思えばいい」 📱立原道造「俺行きます。決着をつけに…命を懸けて使命をどうのなんて柄じゃ到底ねぇけど、正義の味方が傷を負いながら世界を救いに往く。俺もちったあ絵になる男になって来ましたかね」 中島敦「このあと彼は消息を絶った。多分黒幕に…」 大倉燁子「立原……で?探偵社の作戦は?」 中島敦「協力するなら教える」 大倉燁子「条件がある。探偵社の作戦立案者に逢わせろ」 中島敦「乱歩さんに…」 大倉燁子「この映像を見せる事も其奴の策略じゃろう?実に小癪じゃ。協力するか否かは其奴と話して決める」
中島敦「(危険だ…どう考えても…彼女が立原さんの様に頁の制約を破って探偵社を信じる保証はない。でも信じて貰えば猟犬を味方に出来る) 判った。こっちだ (乱歩さんならきっと彼女を説得出来る)」 『賢治VS鉄腸』 末広鉄腸「これが探偵社の怪力異能か。凄まじいな。だが」 宮沢賢治「(なんて力だ)」 末広鉄腸「俺は猟犬だ!」 | |
← 前の話 | 次の話 → |