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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第5話 | |
第5話 その執事、入場 | |
放送日 | 2024年5月11日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第74話 - 第75話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 マクミラン McMillan CV.白石晴香 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 チェスロック Cheslock CV.戸谷菊之介 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 ヨハン・アガレス Johann Agares CV.速水奨 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 エリザベス・ミッドフォード Elizabeth Midford CV.田村ゆかり アレクシス・レオン・ミッドフォード Alexis Leon Midford CV.中田譲治 フランシス・ミッドフォード Francis Midford CV.田中敦子 ソーマ・アスマン・カダール Soma Asman Kadar CV.立花慎之介 ヴィンセント・ファントムハイヴ Vincent Phantomhive CV.興津和幸 ディーデリヒ Diedrich CV.浜田賢二 ドルイット子爵 Aleister Chamber CV.鈴木達央 | |
ENDCARD | |
第6話 その執事、策動 | |
STORY | |
デリック・アーデンたちを寮から引きずり出すため、紫黒の狼(ルビ:ヴァイオレット・ウルフ)寮に火を放ったシエルとセバスチャン。しかしデリックは現れなかった。八方ふさがりのシエルだったが、有力な情報を耳にする。ウェストン校伝統のクリケット大会には多忙な校長が現れる。そして、最も『紳士的なプレイ』をした生徒は、校長主催の『真夜中のお茶会』に招待されるというのだ。 | |
チェスロック「全員外に避難しろ!急げ」 シエル「セバスチャン、デリック達を見つけるんだ」 セバスチャン「イエスマイロード」 チェスロック「ルーム長は点呼してプリーフェクトに報告」 「ハイッ」 シエル「まだか!?」 セバスチャン「はい」 シエル「くっ…仕方ない。セバスチャン、デリック達の救出に」 セバスチャン「お待ち下さい」 セバスチャン「やはり…紫寮の中から魂の気配がしないのです」 シエル「何!?」 シエル「すでに全員外に出たということか?」 セバスチャン「ええ、デリック様達紫寮に引き込もっている5名全員がいらっしゃいません」 セバスチャン「つまり」 シエル「デリックは最初から紫寮にいなかった!?」 ハーマン「バイオレット!皆無事か!?」 グレゴリー「うん、皆いるよ」 シエル「これは妙なことになってきたな」 セバスチャン「ええ、やはりP4はデリック様達について何かを隠してますね」 シエル「デリックがいないならこれ以上やっても意味がない。火を消せ」 セバスチャン「御意」 「緑寮、全員すぐに水を持ってこい」 「青寮、他寮より早く水を」 「赤寮、遅れをとるな」 セバスチャン「皆さーん!水ならここです」 ロレンス「ミカエリス先生!?」 ソーマ「あっ、俺のゾウ…」 セバスチャン「燃え広がる前に迅速に消火を!」 ソーマ「エライぞ!」 エドワード「よし、緑寮俺に続け」 クレイトン「青寮行くぞ」 グレゴリー「紫寮に入るな!」 クレイトン「し…しかし」 チェスロック「テメー誰に向かって口きいてやがんだ!?」 グレゴリー「チェスロック…いい…手伝ってもらおう」 チェスロック「…ッス」 エドワード「必ず布で口を覆え。煙を吸うな」 クレイトン「不用意にドアは開けるな。再燃するぞ」 ジョアン「怪我してる方はこちらへ」 チェスロック「テメェら覚えてろよ。この借りは…ぜってー返す」 チェスロック「オラッ!紫寮チンタラしてんじゃねーッ!」 「昨日の火事すぐ鎮火してよかったな」 マクミラン「でも放火だったって噂もあるし怖いね」 「6月4日のクリケット大会中止にならないかな?」 マクミラン「ウェストン校の伝統ある大会だよ?絶対やるよ」 「まっ、青寮は優秀の望薄だけど」 マクミラン「大会には校長もいらっしゃるって話だし、応援にも手は抜けないよね」 シエル「(何!?校長が大会に来る!?)」 マクミラン「それに青寮が万年最下位っていっても“真夜中のお茶会”に呼ばれるチャンスは皆等しく」 シエル「ちょっちょっと待て。それ本当か!?」 マクミラン「青寮は万年最下位?」 シエル「違う、その後!」 マクミラン「多忙な校長だけど6月4日だけは絶対大会を観に来るんだって。それで毎年一人だけ大会で活躍した選手を真夜中のお茶会に招待するらしいよ」 シエル「(あった!僕に参加できる方法が) 活躍ってことは優秀寮の得点王とか?」 マクミラン「それが毎年理由がバラバラなんだ。優秀寮の得点王の年もあれば、フェアプレイを賞賛された最下位寮選手の年もある」 シエル「(なんだそれは!?単に勝つよりよっぽど選ばれるのが難しいじゃないか)」 マクミラン「例えば一昨年お茶会に招待されたのは、ボールに当たりそうになった観客を自らを犠牲にして守った選手だったらしいよ」 シエル「つまりそれが校長にとって“紳士にふさわしいプレイ”だったってことか」 マクミラン「でもクリケットチームは11人編成だから寮代表になるのも大変だよ。一年はまずムリ」 シエル「(認めたくないが僕は運動は得意じゃない。選ばれるのは難しい。さてどうするか…)」 クレイトン「ファントムハイヴ、少し話がある」 クレイトン「おめでとう。6月4日の寮対抗試合の選手に決まったぞ」 シエル「ええっ!?ほ…本当ですか!?」 クレイトン「うむ」 シエル「す…すごく光栄です。でもどうして僕が?」 クレイトン「我が寮は他寮の脳筋バカ共とは一線を画す戦略的プレイを得意とする。お前は体格こそ良くないが、モーリス・コールの不正を暴いた頭脳と度胸がある」 クレイトン「きっとチームの役に立つはずだ…と、お前を強く推薦した人がいてな」 シエル「え?」 クレイトン「ミカエリス先生だよ」 シエル「そうですか先生が…!(でかしたぞセバスチャン!誉めたくはないが最高のサポートだ)」 クレイトン「よくお礼を言うといい」
シエル「(チッ、人目があるな…しかたない)」 シエル「ミカエリス先生!選手に推薦して頂いてありがとうございます」 セバスチャン「こらっ、ファントムハイヴ君、走ってはいけませんよ」 シエル「ごめんなさい。すぐにお礼が言いたくて」 セバスチャン「礼には及びません。君ならきっと素晴らしいプレイを見せてくれると思っていますから」 シエル「ハイッ!大会までにいろいろ準備しなくちゃ」 セバスチャン「私で良ければお手伝いを」 シエル「本当ですか!?」 セバスチャン「もちろん、ただしきちんと宿題が出来ているかチェックしてからですよ。私はあくまで教師ですから」 シエル「(勝敗、個人の成績、紳士的プレイ…どれが重要視されるかは校長の気分次第)」 セバスチャン「(明確な基準がない以上、全生徒の中から選ばれるのは至難の業。しかし)」 シエル・セバスチャン「(点を獲って寮を優秀させ、さらにお涙頂戴すれば完璧)」 セバスチャン「(前夜祭…噂通りの賑わいですね)」 ヨハン「ご歓談中失礼いたします。皆様、伝統ある6月4日のクリケット大会開会式へようこそおいでくださいました」 ヨハン「今年も無事に大会が開催できることを嬉しく思います。どうぞ今日の前夜祭を大いに楽しんでいってください」 「なっなんだ!?」 「地鳴り!?」 「く…来るぞ!圧倒的な身体能力と団結力は他寮の追随を許さない!」 ヨハン「絶対王座(トップ・オブ・ザ・ワールド)、翡翠の獅子寮(グリーン・ライオン)」 リジー「お兄様かっこいい~」 「み…見ろ!去年緑寮をギリギリまで追いつめた準優勝寮」 「華麗なプレイで観客を魅了する…」 ヨハン「美技の園(ブリリアント・エデン) 深紅の狐寮(スカーレット・フォックス)」 「こ…これはもしや」 「予想不可能なトリッキー・プレイで対戦相手を混乱させるという…」 ヨハン「群れる幻影(ゴースト・レギオン) 紫黒の狼寮(ヴァイオレット・ウルフ)」 「ギャアアアア」 「ドアから出てこないなんて最初からトリッキーだぜ」
「あの鳥は…あの寮か」 「身体能力はかなり劣るが、戦略的なゲームメイクで優勝のスキを狙う…」 ヨハン「進撃の窮鼠(ゴッド・オンリー・ノウズ) 紺碧の梟寮(サファイア・オウル)」 シエル「(び…微妙だ…さすが最下位常連。登場の仕方も観客のリアクションも地味すぎる)」 リジー「キャーーーーッ♡シエルかわいーーっっ♡がんばってー!」 ハーマン「我々選手一同」 ロレンス「ウェストン校の伝統にのっとり」 エドガー「最後まで正々堂々」 グレゴリー「戦い抜くことを誓います」 ヨハン「ここに1889年度、寮対抗クリケット大会の開会を宣言する!」 「ふっ副校長!?」 ヨハン「スイマセンスイマセンスイマセン」 ハーマン「食わねば決勝まで戦い抜けんぞ!たくさん食え」 ロレンス「フン…のんきな奴らだ。僕らは作戦をより完璧にする会議だ。一刻も無駄にはできない」 「了解」 「そんなつまんないこと言わないでアンタも楽しみなさいよ」 ロレンス「ね…姉さん!?」 「なさいよなさいよーっ」 「偉そうにしちゃって、家にいる時と大違い」 「私とおままごとばかりしてた子がプリーフェクトなんてビックリしちゃう」 ロレンス「姉さん!頼むから余計なこと言わずにあっちに行っててくれ」 「ちょっとロル、余計とは何だよ」 「あ、皆さん弟がお世話になっております」 「お兄様、エドガー様は?」 シエル「(あの時の絵のままだ。それにしても壮絶だ)」 シエル「ありがとうございます」 「まあ結構かわいーじゃな~い?顔よし、頭よし、家柄よしの三拍子だわね」 「どお?うちの妹、お嫁にもらわな~い?」 シエル「はあ!?」 「姉さんやめてよ!」 「何赤くなってんのよ」 「はしたなくてよアデラ」 リジー「シエル!皆さん初めまして!シエルの許嫁のエリザベスです!」 エドワード「シエル貴様!リジーというものがありながらXO※△□◎アフじこ!」 「あーやっぱいるかー」 「いい男にはいるのよねー」 リジー「お兄様やめてッ!」 リジー「お兄様?」 エドガー「相変わらず青寮は騒がしいな」 ソーマ「トーゼンだっ」 ジョアン「カダール先輩すごくクリケット上手なんだよ」 ソーマ「英国人が伝えたクリケットはインドで大流行してる。俺も王宮でチームを作ってたぞ」 シエル「ほー」 エドガー「君が俺の足を踏まなくなったらかな」 「ひどーいっっ」 ドルイット「レディになんてこと言うんだエドガー!私の教えを忘れてしまったのかい甥っ子よ」 「ドルイット子爵様♡」 エドガー「アレイストおじさん」 ドルイット「おじさんはやめなさい」 シエル「げっ!(レドモンドが誰かに似てると思っていたが)」 シエル「(コイツかーー!)」 シエル「(しかもここの卒業生だったとは…)」 フランシス「ああいうチャラついた男は好かん」 フランシス「おい、いやら執事、ここで何してる」 セバスチャン「あっと…公爵夫人…よく私を捕まえましたね」 フランシス「なんだその姿は!こんなふしだらな教師がいるか!」 フランシス「ふん、まあいい。お前がいるということはやはりシエルの入学は…」 セバスチャン「お察し通りでございます、夫人」 フランシス「ふん」 リジー「あら?あなたセバ…」 アレクシス「おやママ、そちらの方は?」 エドワード「先生、母と面識が?」 リジー「二人共何言ってるの!先生はね…」 セバスチャン「お二人共、ご無沙汰しております」 アレクシス「ああ!全然気付かなかったよ」 エドワード「俺も」 シエル「お前は気付いて黙ってたんじゃないのか!?」 エドワード「リジーがいる時に他の奴が目に入るわけないだろ」 シエル「さも当然のように言うな」 エドワード「明日の試合に仕事は関係あるのか?」 シエル「なくはないが遠慮はいらん」 エドワード「ならそうさせてもらう」 リジー「あたし、いーっぱい応援するから優勝してね♡」 シエル「ああ」 エドワード「んがッ!万年最下位の青寮が優勝できるものか!」 アレクシス「いやそうとも限らんぞ。私の在学中には青寮が優勝したことがある」 マクミラン「そっそれってもしかして“碧の奇跡”のことですか!?僕、ファントムハイヴの親友のマクミランと申します。そのお話ぜひ聞かせてください侯爵」 アレクシス「いいとも。あれは私がエドと同じ緑寮で寮弟だった頃…」 アレクシス「先輩落ちついてくださいっ」 ディーデリヒ「これが落ちついていられるかミッドフォード!6月4日の準備をすっぽかすプリーフェクトがどこにいる!?大体あいつは…」 ディーデリヒ「おい起きろ!ホクロ」 |
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