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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第6話 | |
第6話 その執事、策動 | |
放送日 | 2024年5月18日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第75話 - 第77話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 マクミラン McMillan CV.白石晴香 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 チェスロック Cheslock CV.戸谷菊之介 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 ヨハン・アガレス Johann Agares CV.速水奨 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 ソーマ・アスマン・カダール Soma Asman Kadar CV.立花慎之介 ヴィンセント・ファントムハイヴ Vincent Phantomhive CV.興津和幸 ディーデリヒ Diedrich CV.浜田賢二 タナカ TANAKA CV.麦人 バルドロイ BALDROY CV.東地宏樹 フィニアン FINNIAN CV.梶裕貴 メイリン MEY-RIN CV.加藤英美里 ドルイット子爵 Aleister Chamber CV.鈴木達央 | |
ENDCARD | |
第7話 その執事、決勝 | |
STORY | |
リケット大会の選手に選ばれたシエル。しかし、彼の所属する紺碧の梟(ルビ:サファイア・オウル)寮は万年最下位の成績。そんな弱小寮が過去1度だけ優勝したことがあった。 『碧の奇跡』と呼ばれる快挙の立役者が父・ヴィンセントであることを知ったシエルだが、奇跡ではなく力尽くで勝利をもぎ取ることを決意するのだった。そして大会は当日を迎える。 | |
ディーデリヒ「貴様…侮辱は許さんぞ!」 アレクシス「せんぱ…」 ヴィンセント「随分大きな栞だな」 ディーデリヒ「ぬうっ…貴様何故準備をサボった!」 ヴィンセント「あれ?今日だっけ?」 ディーデリヒ「なっ…ふざけるな」 ヴィンセント「ごめんごめん」 ディーデリヒ「おかげで全部俺がするハメになっただろう」 ヴィンセント「えっ…やってくれたんだ。君いい奴だなぁ」 ディーデリヒ「まったくなんでお前のような奴がプリーフェクトなんだ」 ヴィンセント「俺も知りたいね」 ヴィンセント「俺はどう言われようとかまわない。でも他の青寮生まで悪く言うのはやめてくれない?」 ディーデリヒ「隊長は隊を象徴する。お前みたいな奴に従う奴らもその程度ということだ」 ヴィンセント「そこまで言うなら勝負しようか」 ディーデリヒ「何?」 ヴィンセント「6月4日のクリケット大会でどっちの寮が勝つか?そして負けた方は相手の言うことをなんでも一つ聞く」 ヴィンセント「…ってのはどう?」 ディーデリヒ「いいだろう。万年最下位に緑寮が負けるものか!俺が勝ったらお前にプリーフェクトを降りてもらう」 ヴィンセント「そんなことでいいの?欲がないな。じゃ俺も何か考えとくよ」 ディーデリヒ「約束を違えるなよ」 ヴィンセント「そっちこそ」 ヴィンセント「やっと俺の名前覚えてくれたんだ、ディーデリヒ」 ディーデリヒ「完敗だ。約束通りお前の言うことを一つ聞こう」 ヴィンセント「そんなことも言ってたね。じゃあ一つだけ…」 ヴィンセント「俺の寮弟になれ」 ディーデリヒ「は?何を言ってる?俺は緑寮…しかもプリーフェクトだぞ!?」 ヴィンセント「伝統は伝統、約束は約束。勝ったのは俺でしょ?これからは俺が呼んだらどこにいても飛んで来るんだ。必ずね」 ディーデリヒ「卒業まで何カ月あると思ってる!?」 ヴィンセント「やだなー誰が卒業するまでなんて言った?」 ディーデリヒ「それはどういう…オイッ!?待て!話は終わってないぞ」 ヴィンセント「俺の話は終わりだよ」
ディーデリヒ「こら、ファントムハイヴ!」 ヴィンセント「やっと手に入った。ずっと欲しかったんだよね。忠実なドイツ犬」 ヴィンセント「あはははは、雰囲気だいなしだよディー」 アレクシス「(二人共あんなに打ち解けて…)」 シエル「先代が青寮に?」
マクミラン「君のパパが“碧の奇跡”の立役者だなんて!」 アレクシス「そうか…シエルはまだ知らなかったのか」 リジー「お父様が寮弟?」 エドワード「ヴィンセント叔父様より年下だったのか」 アレクシス「実に鮮やかな試合だった。悔しいが完敗だったよ」 アレクシス「君には天才ゲームメーカーの血が流れてる。頑張りたまえ」 シエル「(だから力ずくで勝利をもぎ取ってやる)」 「ではこれより寮対抗クリケット大会第一回戦、紺碧の梟寮(サファイア・オウル)VS深紅の狐寮(スカーレット・フォックス)スタートします」 エドガー「いきなり赤寮にあたるとは残念だったなロレンス」 ロレンス「フン」 ソーマ「チェスは負けるがクリケットでは負けん」 シエル「それはどうかな」 「先攻はレッドハウス。プレイ」 ソーマ「いくぞ」 ロレンス「(速い)」 「アウトッ」 バルドロイ「あっちゃ~こりゃダメだん…」 フィニアン「みんなあっという間にやられちゃったってこと?」 メイリン「ブルーハウスどんだけもやしっ子集団なんですだ」 マクミラン「ひどいよ、メイドさん!」 リジー「そうよっ!あたし達が頑張って盛り上げなきゃ!シエル~ッがんばって~っ!」 フィニアン「そうだ!がんばれ坊ちゃーん!」 メイリン「応援してますだー!」 「ゲームオーバー」
コワード「ハイッ」
エドガー「(俺に球速は関係ない)」 エドガー「紅薔薇竜巻クリムゾン・トルネード」 「うおおおおお!バウンダリー6だ」 ドルイット「さすがだ甥っ子よー!」 セバスチャン「(ターンによる遠心力で長打力を上げましたか…やりますね)」エドガー「さあどこからでもかかって来い。ゲームは始まったばかりだぞ」 ラウ「おやおや随分と一方的な戦いだね…だが君にはまだあのカードがあるだろう?」 ラウ「ねぇ伯爵」 「おいあんた…赤のカードをくれ」 ラウ「いやぁお客さん手堅い」 「俺も赤だ」 「こっちにもくれ」 ラウ「はいはいただいま~さあさあ年に一度のお祭りだ。青寮(大穴)に賭ける勇者はいないのか~?」 セバスチャン「やれやれ…あの方も相変わらずですねぇ」 ロレンス「やはり後半は僕が投げる」 シエル「待ってください。アレは決勝まで温存するはずじゃ…」 ロレンス「しかしここで負けては元も子もない。いいですねコーチ?」 ロレンス「コーチ?ミカエリス先生はどこ行った!?」 シエル「お手洗いかもしれませんね」 クレイトン「こんな時に!?」 シエル「とにかくコーチに無断で作戦を変えるべきじゃありません」 ロレンス「しかし…」 シエル「次は僕の打席です。僕に任せてもらえませんか?」 ロレンス「策はあるのか?」 シエル「はい、必ず逆転の糸口を掴んでみせます」 「こりゃ余裕でオレらの勝ちだな」 「わかってたことだろ?」 「お前らしゃべってないで早く用意…あれ?」 「そこにあったミートパイは?」 「並べ忘れ?」 「いやそんなはず…」 「あ、これじゃね?」 「誰だよ、そんなとこ移動したの」 「いいから早く配ろうぜ」 エドガー「手応えなさすぎて散歩でもしてる気分だ」 ジョアン「皆さん、お待たせしました」 ソーマ「おお美味しそうだな。でも中身は牛か?だったら食えんのだが」 ジョアン「いえ、チキンのようです」 ソーマ「気が利いてるじゃないか。じゃあ一番大きいのをくれ」 「(あれ?チキンだったけ?)」 クレイトン「あっコーチ!どこ行ってたんですか!?」 セバスチャン「すみません。少々用を足しに」 コワード「長いですよ!休憩おわりますよ」 シエル「もちろんです、ハーコート先輩」 ドルイット「おおこれは可愛らしい対決だな。しかしあの眼帯の少年どこかで見たような…」 シエル「(スピンボール)」 ソーマ「いい球じゃないか」 エドガー「俺の寮弟だぞ」 クレイトン「防戦一方じゃないか」 ロレンス「いや待て」 ロレンス「あいつの瞳はまだ諦めていない」 「お前らしゃべってないで早く用意…あれ?そこにあったミートパイは?」 シエル「(逆転の方法はバッティングとは限らない。どうだった?超強力下剤入りミートパイの味は)」 エドガー「こんな所で醜態を晒すわけには…ッ」 「撤退!撤退だ」 「待て!一人取り残されてるぞ」 エドガー「ハーコート!今助けにっ…」 「はやまるな!お前はプリーフェクトだぞ」
エドガー「ハーコートォオオオ」 ドルイット「なんという悲劇!だが…あの少年…イイ」 「え…レッド・フォックス寮試合続行不可能のため途中棄権とし、一回戦はサファイア・オウル寮の勝利とする」 「えええええええー!?」 セバスチャン「タナカさん!?」 タナカ「ほっほっほっ、これれはこれはミカエリス先生」 セバスチャン「丁度良かった。ランチにこちらを」 タナカ「おお有難い。牛ヒキ肉のパイですか…しかし一つ確認が…」 タナカ「これを食べても腹を下したらしませんでしょうな?」 チェスロック「単調な踊りは趣味じゃねぇ」 「流石グリーンヒル!開校以来最高のクリケット選手と言われる男」 ハーマン「俺に打てない球は無い」 「グリーンヒルが止まらない!いつまで打つ気だ!?」 グレゴリー「踏まないでよね」 アレクシス「決勝戦はグリーンハウス対ブルーハウスか。碧の奇跡と同じとは胸が躍るなママ」 フランシス「ええ…そうですわね」 「これより決勝戦、サファイア・オウル寮VSグリーン・ライオン寮、スタートします」 リジー「シエルーーーッ!がんばってーーー!」 エドワード「ながッ!リジー!」 ハーマン「見苦しいぞミッドフォード」 エドワード「こてんぱにしてやるからな」 シエル「お手柔らかにな」 「先攻はブルーハウス!プレイ」 セバスチャン「さて、私もコーチとして精一杯応援するとしましょう」 セバスチャン「皆さん、お願いします」 「応援に音楽!?ミカエリス先生は何を考えとるんだ」 セバスチャン「グリーンハウスは音楽を楽しむ余裕もないと見える。ではまず一曲目“ラデツキー行進曲”」 「あ…当てた!?」 「いきなり4ラン取ったぞ!」 「3ラン」 エドワード「なっ!?目を閉じているだと!?(一体どういうことだ!?何故あの状態で打てる!?)」 『一週間前』 シエル「率直に言います。身体能力と運動能力共に学園で下位を独占する我々がグリーンハウスの剛速球についていけるとは思えません」 クレイトン「言葉がすぎるぞ」 「見なければ振るタイミングもわからないじゃないか」 シエル「わかりますよ。聴けばいいんです。バットを振るべきタイミングで合図を出します。バッツマンはそれに合わせてスイングするだけでいい」 クレイトン「そんなことが可能なのか?」 シエル「ええ、実はもう…」 ロレンス「ダメだ。It's not Cricket」 シエル「紳士的ではないと…そうでしょうか?」 シエル「僕らはブルーハウスの誇りをかけて他寮と戦う。ならば持てるもの全てを出しきるのが礼儀」 シエル「僕らは“策(知恵)”!力のグリーンハウスに策のブルーハウスが力で真っ向勝負なんて、その方がよほど非紳士的では?」 シエル「ブルーハウスは弱い!だったらルールの限界ギリギリで勝てるための策を講じ、全員全力で挑むべきだ!」 ロレンス「……わかった。それで合図とは?」 エドワード「俺は凡人だ」 エドワード「10歳の頃、剣術を始めたばかりの幼い妹にこてんぱに負けた」 エドワード「悔しくなったといえば嘘になる。でも自暴自棄にはならなかった」 エドワード「だって目の前に本物の天才がいる」 セバスチャン「(こんなに早く見破られるとは…やりますね。ならば次の手に移動しましょう)」 「おい見ろよ、あれ」 「校長だ!」 シエル「(あれが校長)」 セバスチャン「マクミラン君、後は任せました」 マクミラン「えええ!?」 |
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