名探偵コナン | 第1095話『ホテル連続爆破事件②』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ ホテル連続爆破事件 妃英理 メアリー 世良真純 Detective Conan Chapter 1095
名探偵コナン 第1095話ネタバレ
第1095話 3つの暗号
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
サンデー2022年28号
配信日2022年7月20日
登場人物江戸川コナン
世良真純
メアリー
妃英理
林崎団司
論田盛子
暮石有斗
ホテルの従業員
中学館の編集部員
場所杯戸町の本屋
杯戸ホテル
STORY
『杯戸ホテルのロビー』
妃英理「ええっ！？今世間を騒がせているあのホテル連続爆弾犯が次はこのホテルを狙ってるですって！？確証はあるのかしら？えーっとあなたは…」
世良真純「ボクは娘さんの蘭君とクラスメイトの世良真純。これが一件目の爆破事件のホテルに犯人から送られてきた暗号さ。今朝ネットで掘り当てたんだ。そしてこっちがボクの部屋の隣に泊ってる男の部屋にあったっていう犯人からの暗号。そっくりだろ？」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ 世良真純 妃英理 ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
妃英理「確かに…まだ公表されていないのに…で？私の頼み事って？」
コナン「“注意するように”って2件目の爆破事件の暗号も警察からこのホテルに送られてきてるらしいけど、ボクたちじゃ見せてくれなくて…だから英理おばさんが名探偵毛利小五郎の名前を出せば」
妃英理「なるほど、夫の小五郎に頼まれたから事件にかかわらせと言って欲しいのね？イ…ヤ…よ！何であのヒゲオヤジの名前出して媚びなきゃいけないワケ！？警察に電話しなさいよ」
世良真純「ダメだよ。2件目の爆破はホテルが警察を呼んだと犯人にバレたからだし」
コナン「英理おばさんは今暇じゃないの？」
妃英理「私はこのホテルの顧問弁護士。労働トラブルのヒヤリングが終わって帰る所だけど」
世良真純「顧問？だったら話が早いし」
コナン「お願い」
妃英理「え～…」
『ホテルフロント』
従業員「もちろん知ってます名探偵毛利小五郎。眠りの小五郎ですよね？でもまさか妃先生の旦那様だとは知りませんでした」
妃英理「その主人から頼まれたの。私が顧問しているこのホテルが脅迫を受けているようだから力を貸してやれって。主人が言うには2件目の爆破事件の暗号も警察から…」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ 妃英理 ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
従業員「はい、届いてます。それがその暗号です。妃先生がこの暗号を解かれるんですか？」
妃英理「ええまあ…でもすぐに音を上げて主人に泣き付いちゃうかもしれませんけど♡」
『ホテル廊下』
妃英理「とまぁ暗号解読はこっちに任せて、警察にはまだ連絡しないでとは言ったけど、爆弾犯が電話をかけてくる夕方の17時までに2114号室にあったっていうこの3つ目の暗号を解かなきゃいけない。あなたたちは解けたの？」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ 妃英理 ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
コナン「途中までは」
世良真純「1件目で爆破されたのが3420号室だったから、一つ目の暗号は最初の四角で囲まれた「て」を除けば、三千四百二十のアナグラム」
コナン「2件目で爆破されたのは2614号室なので二つ目の暗号も頭の「も」を除けば二千六百十四のアナグラム。だから今回の暗号もアナグラムだとすると、隠れてる数字や文字は頭の「ひ」を除けば」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ 世良真純 ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
世良真純「二と四と千と百と十の5つ」
コナン「この組み合わせで考えられる数字は12通りあるけど、このホテルは25階建てで1フロアに25までしか部屋がないことを踏まえると、考えられるのは1124号室と1214号室と1412号室と1420号室と2114号室と2410号室の6つなんだけど、どの順に読めばいいかわからなくて」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
世良真純「たぶん四角で囲まれた頭の文字がヒントになってると思うけど」
妃英理「でも変よねぇ…1件目と2件目の爆破予告はメールで送られてきて、暗号が解けたら指定したアドレスにメールで送れって指示だったんでしょ？なのに今回は紙に書いた暗号を直接部屋に残し、直接爆破予告の電話をかけてくるなんて…電話の声は機械で変えていたとはいえリスクが高すぎる」
世良真純「ああ、暗号を見つけたって言ってる2114号室の林崎さんはチェックインして部屋に入ったら暗号が置いてあったって言ってたから暗号を置ける奴は限られる」
コナン「林崎さん前にその部屋に泊った客が置いたとしても清掃員に片づけられちゃうと考えると、暗号を置けるのは林崎さんがチェックインする前にその部屋をベッドメイクした清掃員の論田さんと、その部屋に荷物を運んだっていうベルボーイの暮石さん、そして現在その部屋に泊ってる林崎さんにも置くことはできるよね」
世良真純「ヤバっ、爆弾犯からの電話まであと50分もないぞ」
妃英理「急いでその3人に話を聞きましょう。事情聴取する部屋はあなたの部屋にしましょうか」
世良真純「え？」
妃英理「林崎さんの隣の部屋なら都合がいいし…じゃあフロントに行ってその2人に来るように伝えてもらうから」
『世良の部屋』
メアリー「はぁ？爆破事件の容疑者をこの部屋に呼んで事情聴取だと？馬鹿かお前は」
世良真純「ごめん、流れで断れなかったんだ」
メアリー「まぁ爆弾犯を特定するためとあらば止む無しか…どこかの部屋が爆破されでもしたら宿泊客全員ホテルの外に避難させられこの身を曝け出す羽目になる…事情聴取するなら通話中にしてスマホを懐に忍ばせておけ。私にもその会話がよく聞こえるように」
世良真純「わかった」
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論田盛子「私が掃除した時には暗号なんてありませんでしたよ？まぁあの部屋はあまり掃除したくありませんでしたけどね」
『論田盛子(41) ホテル清掃員』
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妃英理「それはどうして？」
論田盛子「だってこのホテル全室禁煙なのにあの人こっそり吸ってるみたいで、私タバコの臭いダメなので」
妃英理「林崎さんは何をされてる方なんですか？」
論田盛子「小説家ですよ。そこそこ売れてる…締め切り近くなるとよくウチのホテルの2114号室に籠って執筆してるみたいです」
世良真純「いつも林崎さんをその部屋に泊めてるのか？」
論田盛子「ええ、タバコの臭いってなかなか取れないし、本人は打ち合わせにきた担当編集者が勝手に吸ったって言い張ってて…確か以前は別のホテルも使ってたようですか室内でタバコを吸ってる所をホテルのスタッフに見られ出禁になったらしいです」
コナン「それってどのホテル？」
論田盛子「今騒ぎになってる爆破されたホテル。その二軒共出禁にされたって。ウチのホテルも出禁にしたい所ですけど、ウチのホテルのオーナーが林崎様の大ファンで無下に断れないらしくて…今日も林崎様がチェックインの際に少し咳をしてたからって2114号室に加湿器を持っていけとフロントから指示が入って持っていきましたよ」
妃英理「その加湿器常設ではないんですか？」
論田盛子「ええ、この部屋のお客様も咳をしてらしたから設置したと聞きましたけど」
世良真純「ボ…ボクもチェックインのとき風邪気味だったから」
論田盛子「オーナーのお気に入りじゃなきゃあんなクレーム男にそんなサービスしませんよ」
コナン「クレーム男？」
論田盛子「お風呂で転んだのはタイルのせいだとか、アメニティーの数が前に泊った時と違ってるとか、この前なんか“部屋の鍵を無くしたからラウンジで飯食ってる間に探しとけ”って言われてベッドの下から見つけるので一時間かかったってベルボーイの暮石君がボヤいてましたよ」
暮石有斗「ああ、林崎様が鍵を無くした話ですか…そりゃあ探すの大変でしたけど仕方ない所もあって」
『暮石有斗(34) ベルボーイ』
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妃英理「仕方ない？」
暮石有斗「ウチは昔ながらの古い鍵なのでキーホルダーと鍵を繋ぐ金具が外れやすくなっているので…まあ来年からウチもカードキーに変えるらしいですけど…でも何で僕が事情聴取に呼ばれたんですか？もしかして僕が林崎様の荷物を部屋まで運んだから？」
妃英理「まあそうね」
暮石有斗「でも林崎様は常連だから荷物と一緒に部屋に入って設備の説明をする必要がないので僕は玄関の扉の前で林崎様が来るのを待ち、荷物をお渡しして立ち去りましたけど…だから僕には部屋の机の上に暗号なんか置けませんよ」
妃英理「ちなみに林崎さんの部屋の間取りは隣のこの部屋と同じかしら？」
暮石有斗「ええ、ベッドやソファーや机の場所も同じです。この加湿器の位置もね」
『2114号室の前』
🔔「ピカポーン ピンポピンポピンポピンポ」
林崎団司「うるせェ！何なんだよ」
妃英理「私はこのホテルの顧問弁護士の妃英理。この部屋で妙な暗号を見つけたっていうのはあなたよね？」
林崎団司「チェックインして部屋に入ったらよォ、加湿器のそばの机の上に置いてあったんだよ。ってまさかあの暗号本物の爆弾犯からの…」
『林崎団司(45) 小説家』
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妃英理「落ちついて。おそらく暗号は偽物で模倣犯でしょうから。でもその暗号をあなたが置いた可能性もあるから部屋の中を今から調べさせてくれるかしら」
林崎団司「今から？ダメだ。執筆中で散らかってて…邪魔されたくねぇんだよ」
妃英理「もちろん拒否しても構わないけど、もしも暗号が本物でどこかの部屋が爆破された場合、見つかるはずだった大切な何かの証拠があなたが拒否したせいで手に入れられなかったとわかれば、その煽りを受けてホテルが損害を被るんだから、民法第709条の不法行為に基づいて損害賠償請求させてもらうけどよろしくて？」
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林崎団司「わかったよ。ちょっと待ってろ」
コナン「そんな請求できるの？」
妃英理「まあ無理でしょうね」
世良真純「(昔のママみたい)」
「中学館の編集でーす。では…」
コナン「(とても編集部員には見えねぇな)」
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妃英理「部屋に入った時、暗号以外に気になったこととかあります？」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
林崎団司「別に…ベッドスローが少しゆがんでたぐらいだよ」
コナン「ん？おじさんってミステリー書くんだね」
世良真純「結構盛りあがってるじゃないか。続きは…」
名探偵コナン 漫画 1095話ネタバレ 世良真純 ホテル連続爆破事件 Detective Conan Chapter 1095
林崎団司「キーボードに勝手に触ってんじゃねぇ！もう出てってくれ！」
暮石有斗「あの、犯人が次に電話をかけてくる17時まであと10分もありませんよ」
論田盛子「大丈夫なんでしょうか」
妃英理「そうよねぇ」
世良真純「どうしよっか？」
コナン「困っちゃったね」
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