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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1097話ネタバレ | |
第1097話 引率者 | |
サンデー | 2022年35号 |
配信日 | 2022年7月27日 |
登場人物 | 江戸川コナン 阿笠博士 小嶋元太 吉田歩美 円谷光彦 灰原哀 小林澄子 沖矢昴 若狭留美 免田朔良 茅木舞香 郡山貴起 茅木玲輔 碓井克徳 |
場所 | 帝丹小学校 海の家 |
STORY | |
『帝丹小学校』 📱ニュース「昨日ホテル連続爆破事件で逮捕された暮石有斗容疑者は大麻取締法違反の疑いもあり、警視庁の取り調べに対しおおむね容疑を認めているとのことです」 コナン「(何だ誤作動か…でも変だなぁ…こういうニュースって大概ホテルから避難させられた人達の中の誰かがスマホで撮った迷惑がったり面白がったりする動画も流れたりするのに…どの局に回してもそんな映像は出てこねぇ。注目ニュースだから報道されまくってるのに…)」
円谷光彦「おーっ!この海水浴場、仮面ヤイバーとコラボってますよ」 小嶋元太「マジかよ」 吉田歩美「行きたーい。コナン君と哀ちゃんも行こ行こ」 小嶋元太「静岡だけど行けるよな?」 コナン「まぁ博士のビートルなら」 灰原哀「だめよ。阿笠博士は現在ギックリ腰。引率者も車もないなら諦めるしかないわね」 若狭留美「じゃあ先生が付き添いしましょうか?」 「若狭先生!」 若狭留美「浮輪とか色々持って行きたいのなら先生がレンタカーを借りて運転するから。本当は小林先生も誘いたいんだけど、明日は白鳥警部とデートだっておっしゃってたし…先生一人じゃダメかなぁ?」 吉田歩美「そんなことないよ」 小嶋元太「全然OKだぜ」 円谷光彦「むしろありがたいです」
若狭留美「どうもすみません。レンタカーを借りて頂いた上に運転まで」 沖矢昴「いえいえ。丁度気晴らしにどこかへ出かけたいと思ってたので…子供たちといると楽しいですし…なのでコナン君に連絡をもらったときは渡り船でしたよ」 コナン《たぶん若狭先生の狙いは灰原だ。灰原の本名を聞いた時の挙動がおかしかったから、恐らく灰原に何かしら探りを入れてくるはず。だから世良の時みたいにうまガードして》 赤井秀一《了解》
『海の家』 「いっただきまーま♡」 小嶋元太「落としちまった!」 円谷光彦「もったいないです」
若狭留美「ウィンナーもう一本もらえます?」 免田朔良「はーい」 『免田朔良(25) 海の家店員』 小嶋元太「やべぇ…このタオルケットについた跡、拭いても落ちねぇぞ」 吉田歩美「ケチャップとマスタードだからね」 円谷光彦「まあ後で洗濯すれば落ちますよ」
免田朔良「トルネードウィンナー1本追加で」 茅木舞香「はーい。この餃子の具、こね終わったら焼くわね」 『茅木舞香(24) 海の家店員』 茅木舞香「わっ!貴起ピンチ!助けてー」 郡山貴起「ったく…そんなチャレー服着てっからだよ」 『郡山貴起(28) 海の家店員』 郡山貴起「これくらいでいいか?」 茅木舞香「もっとギューッときつくだよ」 郡山貴起「あんまきつくすると後でほどく時困るじゃねぇか」 茅木舞香「その時は頑張って♡握力には自信あるんでしょ?」 免田朔良「んじゃこのジャムの瓶も明けてくれる?握力自慢のムキムキ君?」
郡山貴起「ぐおお…こいつはかてェな」 免田朔良「元カノの前でイチャつくなっつーの」 茅木舞香「あ、ゴメン」 免田朔良「いいのよ、私がフッてアンタの弟に乗り替えたんだから」 茅木舞香「でもその弟、玲輔は…」 確井克徳「ヘタこいておっ死んじまったんだよな?そのヘタのせいで損した分をこのバイトで穴埋めしてリーダーに収めなきゃなんねーんだから、しっかり働いてくれよ。玲輔の姉ちゃんとカノジョさんよォ」 『確井克徳(40) 海の家店長』 郡山貴起「でもアニキ、何で俺までこのバイトを?」 確井克徳「玲輔はお前が一番可愛がってた舎弟だろーがよ。このバイトで損が補えなかったら、もっと割のいい別のバイトで穴埋めしてもらうからお前ら覚悟しとけよ。くそっ、パインジュースがねーじゃねーか」 免田朔良「ないですか?結構入れたと思ったんですけど」 確井克徳「しゃーねぇ、コイツで我慢しとくか」 郡山貴起「やっぱグレープフルーツジュースっスよね。オレ、寝る前にいつも飲んでるし」 確井克徳「寝るっていえばもうすぐ昼休憩。俺はバックヤードで仮眠とるから、その間パインジュース買い足しとけよ」 免田朔良「はーい」 確井克徳「何だ?お前もバックヤード行くのか?」 郡山貴起「ええ、クーラーあるし…それより割のいいバイトって何っスか?」 確井克徳「楽しみにしてろよ」 免田朔良「じゃあ私、おばあちゃんに薬を届けなきゃだから…ジュースの買い足しお願い」 茅木舞香「OK」
『沖矢昴&若狭先生』 沖矢昴「やっばり海はいいですね」 若狭留美「ええ…えーっと確かあなたは阿笠博士の家の隣の」 沖矢昴「はい、工藤さんの家に居候させてもらっている沖矢昴…東都大学の大学院生です」 若狭留美「じゃああの子のことはご存知かしら?阿笠博士の遠縁の子だという灰原哀って子」 沖矢昴「さぁ…私が居候させてもらい始めた時はもう彼女は博士の家に住んでいたようなので…どうしてあの子のことを?」 若狭留美「詳しくは話せませんが、私の人生を搔き乱したある女性の娘さんのような気がして…そういえばあなたにもどこかでお逢いしたような気がしてるんですけど」 沖矢昴「私ですか?」
若狭留美「何でも話せてしまうような強くてしなやかで頼り甲斐のある…あらヤダ、初対面なのに失礼ですよね」 沖矢昴「いえいえ…先生は泳がないんですか?そんな服装だと暑いでしょ?」 若狭留美「私、カナヅチなんです。それに肌がとても弱くて日焼けすると腫れちゃって…だから暑くても我慢です。気になりましたか?」 沖矢昴「ええ、もしかしたら肌に刻まれた何かの痕跡を衣服で覆い隠しているのかと…」 若狭留美「そういうあなたも真夏の浜辺でハイネックは尋常じゃありませんよ。それに腕は汗をかいてらっしゃるのに顔はかいてらっしゃらない。もしかしてその皮膚の下は汗びっしょりだったりして…」 若狭留美「まあ人はそれぞれ色々体質がありますから」 沖矢昴「ですよね」
『海の家』 茅木舞香「パインジュース買ってきたよ。確井さんのお気に入りのヤツ…遠くの自販機でしか売ってなくてもうヘトヘトだよ」 免田朔良「じゃあクーラーボックスに入れといて」 茅木舞香「おばあちゃん元気だった?」 免田朔良「それが…おばあちゃん家の鍵を忘れちゃって昼寝してたら起こすと悪いから呼び鈴鳴らさずに戻ってきちゃったよ。まぁ後でまた届けに行くから大丈夫」 茅木舞香「高血圧だっけ?おばあちゃん」 免田朔良「うん、薬がないと大変みたい」 茅木舞香「そういえば確井さんと貴起さんは?」 免田朔良「まだバックヤードで寝てるんじゃない?」 茅木舞香「そろそろ開店時間なのに」 免田朔良「仕方ない。男共を起こしに行くか」
『バックヤード』 免田朔良「入りますよ。あれ貴起だけ?」 茅木舞香「ちょっと貴起!?確井さんは?」 郡山貴起「向かいのソファーで寝てたけど…起きて店に行ったんじゃね?」 免田朔良「何この包み…こんなのあったけ?」 | |
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