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Jujutsu Kaisen | |
原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami) 呪術廻戦 第259話ネタバレ |
第259話 人外魔境新宿決戦㉛ | |
配信日 | 2024年5月13日 |
ジャンプ | 2024年24号 |
登場人物 | 虎杖悠仁 脹相 両面宿儺 裏梅 秤金次 加茂憲紀 東堂葵 冥冥 |
STORY | |
脹相「百斂のコツか…」 虎杖悠仁「入れ替えの修業は日下部先生と乙骨先輩で決まったら赤血操術は地道にやらんと…とはいえ期間はひと月、アドバイスはどんどんくれ」 脹相「百斂は…そら…そうよ…そらあれよ…」 虎杖悠仁「オマエマジか」 加茂憲紀「お湯に浸かる時じんわりと熱が広がっていくあの感覚に近いかもしれないな。熱のように血管を伸ばして体の輪郭を作るイメージだ。これがまず赤血操術の基本」 虎杖悠仁「…小便漏らした時みたいな?」 加茂憲紀「まあそれでいい…百斂は血液を圧縮する技だから、スポンジや紙なんかを一気に丸めて大きいものを手中に収める感覚を養うといい。アルミ缶や粘土なんかもアリだ」 虎杖悠仁「脹相、教えるっていうのはこういうことだよ」 脹相「超新星!超新星は俺に聞け!」 加茂憲紀「いや、所詮、赤血操術は虎杖にとって付け焼き刃、簡単な止血や縫合の仕方をおさえておいた方がいいと思う」 脹相「ぐぬぬ」
『「解」と「捌」の調理工程を経て初めて「竈(カミノ)」の扉は開く。「竈」の炎は火力に対して速度がなく効果範囲が狭い。これらを解決するため宿儺は自らに縛りを科した。“領域展開中を除く多対一での「竈」の実行禁止” この縛りにより、領域「伏魔御厨子」の術式を拡張、粉塵化した全ての物質が「竈」と同様の爆発性の呪力を帯びる。更に宿儺は結界の仕様を一時的に変更し生物以外の出入りを制限、「伏魔御厨子」の出力を下げずに効果範囲内を密閉した』 裏梅「私たちの勝ちだ」 『サーモバリック爆薬と化した粉塵は領域の隅々に散らばり、「竈」の熱により爆轟遷移、刹那の高温、衝撃波、減圧と超加圧で領域内の生物を死に至らしめる。渋谷において魔虚羅を一撃で屠った両面宿儺の最終奥義である。対五条悟戦では結界術の要件変更を重ねたことと、効果範囲を絞り続けたことで十分な威力が発揮できないとして「竈」を封印していた』
脹相「悠仁」 虎杖悠仁「脹相!何で!…!ダメだ…!」 脹相「修業では役立たずで済まなかったな。俺は感覚派だから」 虎杖悠仁「脹っ…!感覚派って良く言いすぎだろ」 脹相《反転術式は悠仁の方が飲み込みが早かったな》 虎杖悠仁《宿儺が俺の体で反転術式を使ったせいだろ。実力じゃない》 脹相《いいんだ。変な気を使うな。弟はいずれ兄を超えるものだ》 虎杖悠仁《…だからっていなくなるこたねぇだろ》 脹相《そうだな。九十九にも謝らないと…悠仁すまないな。オマエをまた独りにしてしまう》 虎杖悠仁《そんなこと考えてたのか?》 脹相《…一番しんどい時、隣にいてくれたろ。それだけで十分だ》 脹相「そうか……」
九相図「兄さんいる?」 九相図「いるよ」 九相図「兄者寒いよ」 九相図「大丈夫。話そう」 九相図「話していれば寒さなんて気にならない」 脹相「(俺たちの150年は悠仁にとってあの数日だったのか)」 脹相「ありがとう悠仁。俺の弟になってくれて」 虎杖悠仁「…ありがとう兄貴」
虎杖悠仁「みんな…誰か…」 『自身を歯車だと言い聞かせた。何があっても役割を全うする部品だと…命を賭して自身を庇った兄に報いるはずが、目の前の焦土と引き始めた熱と薄い空気がその覚悟の根底を揺さぶる』 虎杖悠仁「宿儺!東堂!」
冥冥《成程ね。私の烏とMr.東堂の術式で宿儺の領域内の人間を領域外へ脱出させる》 東堂葵《即死の領域だ。命が助かる保証はないが、やらないよりマシだろう》 冥冥《Mr.東堂は領域の外にいるわけだから不義遊戯の効果範囲を相当、広げなくてはいけない術式対象も恐らく4つ以上になる。できるのかい?その腕で》 東堂葵《どうかな…だが感じるんだ。不義遊戯の鼓動を…!だが作戦をブラザーに知らせてはいけない。何故だか分かるかな?Ms.冥》 冥冥《…共振だね?》 東堂葵《ああ、両面宿儺と虎杖悠仁は二心同体…だった。過去形とは言えその繋がりは強く濃いものだ。事実、八十八橋の任務は虎杖が取り込んだ指と野良の指が共鳴したことが引き金になったと聞いている》 冥冥《虎杖君から無意識に両面宿儺側に作戦が漏れる可能性があると、そういうわけだね?》 東堂葵《ああ、だから乙骨のプランも実行は直前にしておけと伝言を頼む。そして!ブラザーに作戦を伝えないということは》 冥冥《他言無用ね。任せて。口と財布の紐の硬さは折り紙付きだよ》
『冥冥との作戦、乙骨憂太に同行し術式の調整を行っていたこと、味方の安否は東堂自身にも分からないこと、領域の中心にいた虎杖と脹相は捕捉できなかっこと、今これから全てを虎杖悠仁に伝える時間はない。なぜなら』 東堂葵「すまないブラザー…だが…」 虎杖悠仁「東堂…」 東堂葵「多分大丈夫だ!」 虎杖悠仁「!(多分大丈夫なんだよな!?信じる!今は信じるしかない!)」 『なぜなら両面宿儺は今領域展開後の術式使用が困難な状態にある!』 『兄弟達が繋ぐ勝利への道』 |