鬼滅の刃 無限城編 | 第21巻179話『兄を想い弟を想い』ネタバレ | Demon Slayer

DEMON SLAYER

原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第179話ネタバレ

第179話 兄を想い弟を想い
配信日	2019年10月21日
ジャンプ	2019年47号
単行本	第21巻
登場人物	悲鳴嶼行冥 不死川実弥 不死川玄弥 時透無一郎 時透有一郎

STORY
悲鳴嶼行冥「不死川！一旦攻撃を止めろ！鬼はもう再生していない！不死川終わりだ！上弦の壱は倒した。戦いは終わった。もう終わりだ」 悲鳴嶼行冥「(信じ難し…！意識を失って尚動き続けるとは…玄弥…時透…)」 不死川玄弥「悲鳴…嶼…さん…兄貴は…時透無さんは…」 悲鳴嶼行冥「私たちは生きている。大丈夫だ。時透は…時透は……」 不死川玄弥「俺はいいから…時透無さんの…手当てを…はや…く…」 悲鳴嶼行冥「(この状態でまだ生きている…鬼を取り込んだ為か…しかしその効力も出血と共に殆ど抜けている…稀血である不死川を傍に置いても恐らく差し障りはない)」 不死川玄弥「兄…貴…生きて…る…良かっ…た…」 悲鳴嶼行冥「時透…お前たちのお陰だ…お前たちのお陰で勝てた…心から感謝と敬意を…若い身空で本当に…最期まで立派な…必ず無惨を倒して其方へ行く。安心して眠れ」 時透無一郎「兄さん…」 時透有一郎「こっちに来るな。戻れ！」 時透無一郎「どうして？僕は頑張ったのに…褒めてくれないの？」 時透有一郎「どうして？こっちが聞きたい。逃げれば良かったんだ。お前はまだ十四だぞ」 時透無一郎「仲間を見捨てて逃げられないよ」 時透有一郎「お前が死ぬことなんてなかった。こんな所で死んでどうするんだ？無駄死にだ。こんなんじゃ何の為にお前が生まれたのかわからないじゃないか」 時透無一郎「兄さんが死んだのは十一だろ。僕より兄さんの方がずっと可哀想だよ。僕が何の為に生まれたかなんて、そんなの自分でちゃんとわかってるよ。僕は幸せになる為に生まれてきたんだ」 時透無一郎「兄さんもそうでしょ？違うの？幸せじゃなかった？幸せな瞬間が一度もなかった？僕は幸せだったよ。家族四人で暮らしていた時も」 時透無一郎「一人ぼっちになってからつらいことや苦しいことがたくさんあったけど、仲間ができて僕は楽しかった。また笑顔になれた。幸せだと思う瞬間が数え切れない程あったよ」 時透無一郎「それでも駄目なの？僕は何からも逃げなかったし目を逸らさなかったんだ。仲間の為に命をかけたこと後悔なんてしない。無駄死になんて言わないで。他の誰かになら何て言われてもいい。でも兄さんだけはそんなふうに言わないでよ」 時透有一郎「ごめん…わかってるよ…だけど俺は無一郎に死なないで欲しかったんだ…無一郎だけは…」 不死川実弥「うわああああああ！どうなってる畜生ッ！体が…なんで鬼みたいに体が崩れるあああああクソッ！クソッ！」 不死川玄弥「兄…貴…」 不死川実弥「大丈夫だ！何とかしてやる。兄ちゃんがどうにかしてやる」 不死川玄弥「…兄…ちゃん…ご…めん…あの時…兄ちゃんを…責めて…ごめん…迷惑ばっかり…かけて…ごめん…」 不死川実弥「迷惑なんかひとつもかけてねぇ！死ぬな！俺より先に死ぬんじゃねぇ！」 不死川玄弥「守って…くれて…あり…がとう…」 不死川実弥「守れてねぇだろうが！馬鹿野郎！ああああクソォォォ！」 不死川玄弥「兄ちゃん…が…俺を…守ろうと…してくれた…ように…俺も…兄ちゃん…を…守り…たかった…同じ…気持ち…なんだ…兄弟…だから…つらい…思いを…たくさん…した…兄ちゃん…は…幸せに…なって…欲しい…死なないで…欲しい…俺の…兄ちゃん…は…この世で…一番…優しい…人…だから…」 不死川実弥「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛頼む神様！どうかどうか弟を連れて行かないでくれ！お願いだ！」 不死川玄弥「あり…が…とう…兄…ちゃん…」 不死川実弥「ああああ玄弥！ああっうああっ玄弥ーーっ！ああああ」 悲鳴嶼行冥「…不死川…行かねばならぬ。顔を上げろ。無惨を倒すまで終わりではない」
← 前の話	次の話 →

Demon Slayer
アニメエピソード	キャラクター	主題歌
劇場版	漫画	記事一覧