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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) TVアニメ『鬼滅の刃』 柱稽古編 第2話 |
第2話 水柱・冨岡義勇の痛み | |
放送日 | 2024年5月19日 |
OPテーマ | 夢幻 |
EDテーマ | 永久 -トコシエ- |
歌 | MY FIRST STORY × HYDE |
原作 | 第130話 居場所 第131話 来訪者 |
CAST | |
竈門炭治郎 Kamado Tanjiro CV.花江夏樹 冨岡義勇 Tomioka Giyu CV.櫻井孝宏 胡蝶しのぶ Kocho Shinobu CV.早見沙織 産屋敷耀哉 Ubuyashiki Kagaya CV.森川智之 栗花落カナヲ Tsuyuri Kanao CV.上田麗奈 神崎アオイ Kanzaki Aoi CV.江原裕理 錆󠄀兎 SABITO CV.梶裕貴 |
TITLE CARD | |
EYECATCHER | |
STORY | |
珠世のもとに突如現れた耀哉の鎹鴉は、鬼である珠世を鬼殺隊の本拠地へ誘う。一方、その頃蝶屋敷で休養中の炭治郎のもとに耀哉から手紙が届き――。 | |
愈史郎「!珠世様」 愈史郎「珠世様!たーまーよーさまー!」 愈史郎「珠世様!」 珠世「愈史郎…」 愈史郎「今すぐここを引き払いましょう。準備はできています」 珠世「違うのです。禰豆子さんが太陽を克服して何かが動き出した」 珠世「いえ、もしかしたらその前からすでに動き出していた」 珠世「あの日起きた出来事は」 珠世「ようやくここに来て大きなうねりとなって」 珠世「もしかしたら…」 愈史郎「まさか珠世様…!」
神崎アオイ「なんですか」 竈門炭治郎「一つ質問したいんだけど、いいかな」 神崎アオイ「それは私にもよくわかりませんが…炭治郎さんはその人に元気付けようと思っているんですよね?私なら、そっとしておいてほしいです。もう出かけになるんですか?」 竈門炭治郎「はい」 冨岡義勇「(入ります?いや…帰りますだな。聞き間違いだ)」 竈門炭治郎「ていう感じでみんな稽古してるんですけど」 冨岡義勇「知ってる」 竈門炭治郎「あ!知ってたんですね。良かった」 冨岡義勇「(近い)」 竈門炭治郎「俺あと七日で復帰許可が出るから稽古つけてもらっていいですか?」 冨岡義勇「つけない」 竈門炭治郎「どうしてですか?じんわり怒っている匂いがするんですけど何に怒ってるんですか?」 冨岡義勇「お前が水の呼吸を極めなかったことを怒ってる。お前は水柱にならなければならなかった」 竈門炭治郎「それは申し訳なかったです。でも鱗滝さんとも話したんですけど、使っている呼吸を変えたり新しい呼吸を派生させるのは珍しいことじゃないそうなので、特に水の呼吸は技が基礎に沿ったものだから派生した呼吸も多いって」 冨岡義勇「そんな事を言ってるんじゃない。水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならない」 竈門炭治郎「水柱が不在?義勇さんがいるじゃないですか?」 冨岡義勇「俺は水柱じゃない」 冨岡義勇「帰れ」 《根気強く話をしてやってくれないか》 竈門炭治郎「はい!」 竈門炭治郎「義勇さーん、おにぎり持って来たんですけど、一緒に食べませんか?」 竈門炭治郎「お腹いっぱいになると苛々も収まるって言いますし」 竈門炭治郎「じゃあここに置いておきますね」 竈門炭治郎「義勇さん、おはようございます」 竈門炭治郎「おにぎり食べてくれたんですね。よかったです」 竈門炭治郎「ああ義勇さん!」 竈門炭治郎「義勇さんどうしましたか義勇さん!義勇さんどうしましたか?義勇さん警備ですか?このところ鬼の出現はおさまっているようですね」 竈門炭治郎「鬼いないですね。よかった。では稽古しましょう」 竈門炭治郎「義勇さーん、稽古しませんか?稽古」 竈門炭治郎「みんな待ってますよー義勇さーん」 竈門炭治郎「義勇さん」 竈門炭治郎「義勇さん」 竈門炭治郎「義勇さん」 冨岡義勇「(これは一生続くのだろうか?)」 竈門炭治郎「えっ最終戦別って藤の花の山のですか?」 冨岡義勇「そうだ。おの年に俺は俺と同じく鬼に身内を殺された少年…錆兎という宍色の髪の少年と共に選別を受けた」 冨岡義勇「錆兎は正義感が強く心の優しい少年だった」 竈門炭治郎「(きっと義勇さんは自分が死ねば良かったと思っているんだなあ。痛いほどわかる。自分よりも生きていて欲しかった大事な人が自分よりも早く死んでしまったり、それこそ自分を守って死んだりしたら抉られるようにつらい)」 竈門炭治郎「(錆兎…狭霧山で俺に稽古をつけてくれた少年。不思議な体験だった)」 竈門炭治郎「(煉獄さんの代わりに俺が死んだら良かったんじゃないかと思った。煉獄さんならいつか無惨を倒せたんじゃないかって…でも…)」 嘴平伊之助《信じると言われたら、それに応えること以外考えんじゃねぇ!》 竈門炭治郎「(うんうんうそうだ…そうだよ…だけど義勇さんに何て言ったらいいんだろう。どんなに惨めでも恥ずかしくても生きていかなきゃならない)」 竈門炭治郎「(本人は認めてないけど柱になるまで義勇さんがどれだけ自分を叱咤して叩き上げてきたのか、どれだけ苦しい思いをしてきたことか)」 竈門炭治郎「(義勇さんのことを何も知らない俺がとやかく言えることじゃない。だけど…だけど…どうしても一つだけ聞きたいことがある)」 竈門炭治郎「ぎ…義勇さん!(あああとまってくれない)」 竈門炭治郎「義勇さんは…錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」 錆兎《自分が死ねば良かったなんて二度と言うなよ。もし言ったらお前とはそれまでだ。友達をやめる》 錆兎《翌日に祝言を挙げるはずだったお前の姉もそんなことは承知の上で鬼からお前を隠して守っているんだ》 錆兎《他の誰でもないお前が…お前の姉を冒涜するな。お前は絶対死ぬんじゃない》 竈門炭治郎「(義勇さん寡黙だけど早食いなら喋る必要ないし名案だな!)」 冨岡義勇「炭治郎、遅れてしまったが俺も稽古に」 竈門炭治郎「義勇さんざるそば早食い勝負しませんか?」 冨岡義勇「(なんで?)」 冨岡義勇「稽古についてなんだが、胡蝶に関しては聞いてなかったな。胡蝶は何を教えているんだ?」 胡蝶しのぶ「(未熟者です)」 胡蝶しのぶ「そう」
栗花落カナヲ「師範の稽古は岩柱様の後でよろしいですか?」 胡蝶しのぶ「私は今回柱稽古には参加できません」 栗花落カナヲ「え…ど…どうして…」 胡蝶しのぶ「カナヲ、こっちへ」 栗花落カナヲ「あの…あの…私もっと師範と稽古したいです」 胡蝶しのぶ「…カナヲも随分自分の気持ちを素直に言えるようになりましたね。いい兆しです。やはり良い頃合だわ」 胡蝶しのぶ「私の姉、カナエを殺した鬼のについて話したいと思います」 | |
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