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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第205話ネタバレ |
第205話 幾星霜を煌めく命② | |
配信日 | 2020年5月18日 |
単行本 | 第23巻 |
登場人物 | 竈門炭治郎 竈門禰豆子 嘴平伊之助 我妻善逸 冨岡義勇 胡蝶しのぶ 時透無一郎 伊黒小芭内 甘露寺蜜璃 悲鳴嶼行冥 不死川実弥 不死川玄弥 産屋敷輝利哉 産屋敷くいな 産屋敷かなた 珠世 愈史郎 鬼舞辻無惨 栗花落カナヲ 神崎アオイ 小鉄 竈門カナタ 竈門炭彦 |
STORY | |
『鬼殺隊員の遺書には炭治郎と禰豆子の幸せを願う言葉が書かれているものも多かった。二人への言葉があるものは輝利哉から読ませてもらっている』
『僕は寝るのが好き。最近、おばあちゃんの夢を見るからずっと寝ていたいんだ。幼稚園の頃、おばあちゃんちに遊びに行くと、おばあちゃんはずっと昔にいた鬼の話をしてくれた。ドキドキ息を止めて聞いてたのをよく覚えている。僕があんまり怖がるから鬼なんていないよってお兄ちゃんは呆れてた。そしたらおばあちゃんがうんうんって頷いて頭を撫でてくれた』 祖母「そうだよ。曾々おじいちゃんと曾々おばあちゃんがみんなで頑張って人を食べちゃう鬼を倒してくれたから大丈夫なんだよ」
『僕はおばあちゃんの優しい手が大好きだった。死んでしまった人たちはどうなるのって聞いたら、きっと生まれ変わって大好きな人と幸せに暮らしてるっておばあちゃんが教えてくれた。急にそんなの嘘だってお兄ちゃんが怒った』 竈門カナタ「だって僕には前世の記憶なんてないから…おばあちゃんは嘘ついてる」 『だけど、またどこかで生まれ変わって幸せに暮らしているかもって思うと、悲しいのと寂しいのが少しだけ柔らかくなって安心するねって僕が言ったら、ずっとあっち向いてたお兄ちゃんが鼻水をすすって“うん”って言った』 『鬼も今度生まれてくる時は鬼にならずにいられたらいいな。時間がかかっちゃうかな…いつかきっと神さまは鬼を許してくれるよね。曾々おじいちゃんと曾々おばあちゃんはどんな人だったのかな…知ってる人は羨ましい。好きな食べ物は何?好きな色は?そんな誰かの話を聞くのが好き』
『人の人生は物語だから…僕の人生は僕が主人公の僕だけの物語。百年前も二百年前も千年前だって人の数だけ物語があったんだ。僕の家族にも僕の知らない人にもその人だけの、その人しか知らない物語が…きっとたくさんあったんだよねぇ』
『生まれてくることができて幸福でした。どうか笑顔を忘れないでください。あなたが泣いていると悲しくてたまらなくなる。後ろめたいなんてそんなこと思わないで。私たちがいたということを憶えていてくれるだけでいい。共に戦い、共に笑った。兄弟のように親子のように。胸を張ってください。あなたと出会えたことが何よりの幸運。そして幸福だった。あなたの存在が私を救い、孤独も全て蹴散らした。あなたを想うとき、燃えるような力が体の奥から湧いてくるのです。叶うことなら生きて傍にいたかった。みんなそう、一番の願いは…でも選ばなければなりませんでした。生きるか死ぬか勝つか負けるか…けれど選べるだけまだ幸せです。本当につらいことは雪崩のように一瞬で人を飲み込み何も選ばせてはくれない。ただ守りたかった。自分の命よりもあなたの命が重かった。幸せは長さではない。見て欲しい。私のこの幸せの深さを。自分のことが不幸だなんて思ったことが一度もない。諦めず逃げ出さず信じ続け、いつだってその時、自分にできる精一杯をやりました。たくさんの強い想いが大きな大きな刃となり敵を討った。みんなの力です。誰一人欠けても勝てなかった。生きていることはそれだけで奇跡。あなたは尊い人です。大切な人です。精一杯生きてください。最愛の仲間たちよ』
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