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OSHI NO KO | |
原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ 【推しの子】 第150話ネタバレ | |
第150話 ナイフ | |
配信日 | 2024年5月23日 |
ヤングジャンプ | 2024年25号 |
次号 | 2024年6月6日 |
単行本 | 第15巻 |
登場人物 | 星野アクア 星野ルビー 有馬かな 雨宮吾郎 天童寺さりな 黒川あかね |
STORY | |
星野アクア「もう言わないの?復讐しろって。ずっと言ってただろ。アイをあんな目に遭わせた奴に同じ目に遭わせてやるって。そのナイフで滅多刺しして生まれてきた事を後悔させてやるって」 雨宮吾郎「……俺は全部失くしたと思っていた。俺が愛した人間は皆この手から零れ、それが悲しくて悔しくて復讐に生きる意味を見出していた。だけど、さりなちゃんは生きている…ルビーとして、夢だったアイドルになった。病気に苦しむ事なく楽しそうに笑ってる。そんな救い他にねぇよな」 星野アクア「ああ、そう思うよ」 雨宮吾郎「もう俺は報われてしまった。遠くない内に俺は消えるだろう。うっすらとして古傷になって、時々ちょっと思い出す程度の遠い記憶の残滓になる。あとはもうお前がどうしたいかだ。カミキを殺す道を選んで良い。好きな女と楽しく青春しても良い。好きにしたら良い…でも、俺の目が黒い内はさりなちゃんに手ぇ出させねぇからな?お前みたいな遊び人が汚して良い子じゃねーんだからな?」 星野アクア「過保護が過ぎるな」
星野アクア「分かってるよ。ルビーが好きなのはアンタの方なんだから。俺を通して雨宮吾郎の幻影を見てるだけ。星野アクアは星野ルビーの双子の兄、世界でたった一人の大切な妹、それだけで良い」 雨宮吾郎「まぁお前が好きなのはあれだろ。あの天才子役の方だろ?」 星野アクア「はぁ?なんで有馬が…」 雨宮吾郎「今更言うまでもないだろ。星野アクアとして思春期らしい年相応の恋愛感情を抱えていた。傲慢なくせに努力家で、口が悪いくせに繊細で、強くて真っすぐな視線がずっと好きだったもんな」 星野アクア「…そんなの分かってる」 雨宮吾郎「俺の見立てだと、だいぶ脈ありだぞ?お前が動けばすぐにでも」 星野アクア「そんなのも分かってる」 雨宮吾郎「…なんにせよお前次第だ。お前はもう雨宮吾郎の役を降りて良い。もう演じなくて良い。人を愛しても良い。このナイフをどう使うかはお前次第だ」 星野アクア「…僕次第か」
《別にね!アンタの力なんて借りなくても自分で出来るから!》 《そう?残念。でも私の気が変わらない内にね?やっぱりクリスマスとか男の子と一緒に居たいもんねぇ?あんまりモタモタするようならホントにヨリ戻しちゃうからね?》
有馬かな「(本当にあの子は私の事がよく分かってる。的確に私が嫌がる事言ってくるわね。アイツと付き合ったらどうなるんだろ…最初はアイツの事が嫌いでしょうがなかった。負けたのが悔しくて悔しくて…でも可愛くて、記憶から抜け落ちてくれなくて…)」 有馬かな「(高校で再会したアイツは私と一緒でまだこの世界にしぶとくしがみ付いてて、ちゃんと努力してて、同じ目線で横に居てくれて、話してるだけで楽しくて心が躍った。子供の頃からずっと追ってた心の中のライバルがちゃんとカッコ良くて素敵で、好きだと思えた時の喜び、嬉しさは)」
有馬かな「(アンタにはきっと分からない。アンタはどうなの。アンタはちゃんと私を見てくれてる?同じ強さとはいかなくとも多少の好意を持った目で…もしそうなら受け止めて欲しい。私は本気の恋をしている)」 |
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