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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第10話 | |
第10話 その執事、賛同 | |
放送日 | 2024年6月15日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第83話 - 第84話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 デリック・アーデン Derrick Arden 小林裕介 マクミラン McMillan CV.白石晴香 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 チェスロック Cheslock CV.戸谷菊之介 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 ヨハン・アガレス Johann Agares CV.速水奨 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 ジョン・ブラウン John Brown CV.神谷浩史 | |
ENDCARD | |
第11話 その執事、滑走 |
STORY | |
生徒失踪の真相。それはP4によるデリック・アーデンら5名の殺害、そして秘密結社・暁(ルビ:アウローラ)学会による死者蘇生だった。 さらに校長に扮していた人物の正体が、かつてファントムハイヴ家の協力者だった葬儀屋(ルビ:アンダーテイカー)であることが明らかになる。彼の目的は『動く死体 』の進化だという。 | |
デリック「俺だって名門侯爵家の跡取りでしょ?我が家は代々ここのプリーフェクトやらなきゃいけないんですって。やんなっちゃいますよ。来たくもないのに寄宿学校にブチ込まれて」 ハーマン「貴様」 デリック「だからストレス発散くらい大目に見てくださいよ。その分、皆さんより莫大な寄付金納めてますんで、パパが~」 ハーマン「ふざけるな!この件は副校長から校長に報告していただく!相応の処罰を覚悟しておけ!」 デリック「だそーですよ」 エドガー「アガレス副校長!?これはどういうことですか!?何故先生が!?」 ヨハン「状況はわかりました。デリック・アーデン他4名、夜間外出につき2Yとする」 デリック「もーしわけありませんでしたぁ」 エドガー「夜間外出!?」 ロレンス「違います。副校長、彼らはいじめを行っていたんです」 ハーマン「この件を明日校長に…」 ヨハン「今年のプリーフェクトは無礼だな。副校長の私に意見だと?」 ハーマン「い…いえ…そんなつもりは…」 ヨハン「ならよろしい」 エドガー「(そうか副校長までがデリックと癒着してたのか!?どうすればいい…どうすれば彼らを止められる)」 ハーマン「(ダメだ)」 ハーマン「(こいつらがいる限り学園の伝統は蝕まれ続ける)」 グレゴリー「(そんなことがあってはならない)」 エドガー・ロレンス「(なぜなら)」 ハーマン「(伝統は絶対!)」 グレゴリー「息…してないね」 ハーマン「す…全て俺のせいだ…なんとことを…」 エドガー「落ち着けグリーンヒル。これでいい。いや、こうするしかなかったんだ」 ロレンス「ああ…だがどうする?このままではグリーンヒルが罪に問われるぞ」 エドガー「俺に考えがある。任せてくれないか?」 ハーマン「ダメだ!お前らにまで罪を背負わせるわけには…」 グレゴリー「プリーフェクトはグリーンヒルだけじゃない」 ロレンス「ああ、ブリーフェクトは学園を守らねばならない」 エドガー「そのための罪なら誇りを持って共に背負う」 ハーマン「お前ら…」 「全ては伝統あるウェストン校のために」 エドガー「校長は世界一周旅行に出かけられていて戻るのは来年秋らしい」
ロレンス「だから僕達だけでなんとかするしかない」 ロレンス「伝統と規律を守るためにはこれしかなかったんだ。事を荒だてて学園の名に傷を付けたくない。わかってくれるな?ファントムハイヴ」 シエル「人を殺しておいて何を言ってるんだ?」 アンダーテイカー「プッ…ギャーハハハハ!サイッコーだよォーアッハハハハ!小生は働き以上にギャラを頂いたよォ」 アンダーテイカー「ほんっと人間ってのは…最っ高に悲劇的で…最っ高に滑稽で…最っ高に面白い」 セバスチャン「おや珍しい。そこだけは気が合いますね」 ロレンス「本校は英国の中枢を担うエリートを排出してきた名門。創立以来何百年も守られてきた伝統を僕らの代で穢すわけにはいかない。ウェストン校の歴史は英国の歴史なんだ」 シエル「(教育と洗脳は紙一重。まるで伝統の奴隷だな。それを6年間続けた奴らを論破したところで時間の無駄か)」 シエル「…わかった。今回の件、僕はさる高貴なお方の命で調査をしていた。真相を知ったからには黙っているわけにはいかない。しかし情状を鑑みた処置をお願いしよう」 シエル「さあ後はお前だ。お前の目的はなんだ?」 アンダーテイカー「さっきたくさん笑いをもらったし、昔のよしみで教えてあげようかねぇ」 シエル「一瞬ではあったが、デリックは確かに意識があった。以前の動く死体とは明らかに違う…いや進化している」 アンダーテイカー「嬉しいこと言ってくれるねェ~そうさ、死者を進化できる素材(エピソード)があればね」 アンダーテイカー「ブブーおしいけどね、あんなテキトーなものじゃない。今、彼らを動かしているのは未来への願望」 アンダーテイカー「今際の際、人間は歩んできた過去を回想する。それが走馬灯」 アンダーテイカー「もしエピソードを取り出すことができたら?もしそのエピソードが何万カットも手に入ったら?もしそのエピソードがを繋いだ総尺が走馬灯劇場より長かったら?」 アンダーテイカー「それは小生の偽の記憶とは比べ物にならない未来の記憶。もしそんなシロモノをレコードに繋いだら…完成すると思わないかい?」 アンダーテイカー「限りなく人間に近い動く死体が!まぁ成功率はまだまだ低いんだけどねェ~エピソードの量と質に左右されるし」 シエル「……わからない…なぜそんなことをする!?死者を蘇らせてなんになる!?」 アンダーテイカー「小生は定められた終わりの先を見たいだけさ」 シエル「終わりの…先?」 アンダーテイカー「キミらは考えたことがないのかい?エンドロールの先にもっともっと面白い展開が待っているかもしれないって」 セバスチャン「そこは気が合いませんね。“死”とは絶望的で絶対的な“終わり”であるからこそ美しい」 シエル「そう何度も逃がすか!捕らえろセバスチャン!」 セバスチャン「御意」 セバスチャン「やはり…貴方も亡くなられていましたか、アガレス先生」 セバスチャン「あの時の違和感はそういう事だったのですね」 アンダーテイカー「その子はエピソードが充実しててね、小生の最高傑作なんだ。今のトコね」 シエル「こいつらデリックの仲間か!」 エドワード「走れ!庭を出ろ!早く」 シエル「来い」 アンダーテイカー「同じファントムハイヴでも先代達とは違うねェ。面白い」 アンダーテイカー「甘くなんてみてないさ。ただ何がゴールかの違いさぁ」 セバスチャン「まさか」 セバスチャン「(ならば、契約者(坊ちゃん)を守る方が先決!)」 アンダーテイカー「さすが執事くん」 アンダーテイカー「これからもその忠実さで伯爵を守っておあげ。ヒッヒッまたね~」 シエル「おいセバ」 セバスチャン「お下がり下さい」 シエル「セバスチャンなぜ僕の所へ!?奴を捕らえろと命令したはー」 セバスチャン「契約上最優先されるべきは貴方の命です。せっかく育ててきたんです。掠め取られてはたまりない」 シエル「おい」 セバスチャン「眠って頂いた方がよろしいかと」 セバスチャン「お茶会の後始末はまだ終わっていませんから」 セバスチャン「そのままお伝えすればよろしいのでは?悪趣味な元死神が死者を蘇らせていると…」 シエル「信じてもらえるわけが」 エドワード「シエル!全員無事に避難したぞ」 シエル「足下気をつけろよ。こっちも片付いた」 エドワード「シエル、俺は恐ろしい。何も知らないままこの学園にいたら…俺もプリーフェクト達のようになっていたかもしれない。人を殺した罪を正義と勘違いするような人間に…」 シエル「…大丈夫。それが恐ろしいと思えるからお前はまだ正常だよ」 シエル「僕と違ってな」 『その後、事の顛末を女王に報告。P4に下された処分は牢獄送りではなく放校処分だった。温情ではない。女王の血統者が死亡、しかも原因は本人のトラブル…そんな一大スキャンダルを隠蔽するためだ。だが人命より学園の伝統を選んだ連中だ。死よりも辛い処分かもしれない。デリック達はボート遊び中の事故で死亡したことになり、死体は秘密裏に埋葬された』 『関係者には堅く箝口令が敷かれ、ウェストン校では表向き何一つ変わらない日常が続いている』 マクミラン「あっ見て、新しいP4だ」 マクミラン「憧れちゃうな~」 女王「死者蘇生?」 シエル「信じて頂くのは難しいと思うのですが…」 女王「私はぼうやの言葉を疑ったりしないわ」 シエル「死者を蘇らせ操る…恐ろしい技術です。もしかしたら英国にとって脅威となるやもしれません」 女王「ぼうや、これからもその可愛いお鼻をひくつかせておいて」 シエル「もちろんです。何かわかり次第すぐにご報告します」 セバスチャン「お疲れ様でございました」 シエル「全くだ。早く帰って甘いものが食べたい」 セバスチャン「戻ったからすぐにご用意致します…ああそうだ。出がけに配達員から預かりました。お屋敷までのお暇潰しに」 シエル「いらん。捨てておけ」 セバスチャン「おや…よろしいのですか?マクミラン様からのお手紙を読まずに捨ててしまって」 セバスチャン「左様でございますか」
セバスチャン「なんです?これは…」 フィニアン「坊ちゃん、セバスチャンさん、おかえりなさい」 スネーク「おかえりなさい♡ ってエミリーが言ってる」 バルドロイ「サムじーさんの農場の柵が壊れちまったらしくてよ」 メイリン「うあああ食べちゃダメですだー」 スネーク「あっ野郎!ハーブ園にってワイルドが言ってる」 フィニアン「うわあああ!ダメダメ」 シエル「ふっ」 セバスチャン「どうされました?」 シエル「いや…」 シエル「芝生はただの芝生だよな」 シエル「さっさと片付けてアフタヌーンティーを」 セバスチャン「イエス・マイロード」 セバスチャン「今日は何を作りますかね。おや、中々良く撮れているじゃありませんか」 | |
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