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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第11話 | |
第11話 その執事、滑走 | |
放送日 | 2024年6月22日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第85話、第86話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 ソーマ・アスマン・カダール Soma Asman Kadar CV.立花慎之介 アグニ Agni CV.安元洋貴 バルドロイ BALDROY CV.東地宏樹 フィニアン FINNIAN CV.梶裕貴 メイリン MEY-RIN CV.加藤英美里 スネーク SNAKE CV.寺島拓篤 エリザベス・ミッドフォード Elizabeth Midford CV.田村ゆかり |
STORY | |
女王の番犬としての任務を果たし、ファントムハイヴ邸での日常に戻ったシエル。 ファントム社の新商品視察のためセバスチャンたちとともに訪れたロンドンで、シエルは使用人たちの装身具を新調する。その後ファントム社の店舗に着いた一行は、通りで事故に遭遇。セバスチャンは意外な人物と再会する。 | |
セバスチャン「メイリン、フォートナム&メイスンのロイヤルブレンドを」 メイリン「はっ、はいですだ」 メイリン「えーと…ん?…ん?」 フィニアン「セバスチャンさ~ん、ハーブ取ってきました」 セバスチャン「では洗っておいてください」 フィニアン「はーい」 セバスチャン「坊ちゃん、お目覚めの時間ですよ」 シエル「今日はブレンドか」 セバスチャン「流石でございます。フォートナム&メイスンでご用意致しました。ミルクを?」 シエル「入れる。蜂蜜も」 セバスチャン「サインが必要な書類が溜まっております。それからハロッズで展開中の新部門の担当者が是非一度視察を…と」 シエル「ああ…アレか…わかった。今日行く」 セバスチャン「かしこまりました」 セバスチャン「でしたら、坊ちゃんに少々お願いが」 シエル「ん?」 セバスチャン「大分度が合わなくなっているメイリンの眼鏡と、つぎはぎの目立つフィニの帽子を新調したいのですが」 シエル「いいだろう。じゃあ今日は」 ソーマ「シエルー!お前どういうつもりだっ!俺に何も言わずに学校をやめるとは」 シエル「お前はそのまま卒業までいればいいだろう?社会勉強にちょうどいい」 ソーマ「お前がいないとつまらん。それにあそこの勉強は簡単すぎる。俺が子供の頃にやったやつだぞ」 シエル「えっ?い…意外すぎる」 セバスチャン「腐っても王族…英才教育ですか…」 アグニ「そうなんです!王子の秀才ぶりは宮廷教師の自慢でしたから」 シエル「お前も来てたのか」 ソーマ「シエルぅ~聞いてんのか~」アグニ「はい!お久しぶりにお目にかかります」 セバスチャン「ソーマ様が入学されてすぐの頃…」 ソーマ《ヒマだ。シエルの所に遊びに行くか》 アグニ《いけませんソーマ様!夜間外出は校則違反です!ああでも私は留守番を命じられた身…今出ていくわけには…でも》 ソーマ《なんだ?》 ソーマ《あああああそっちじゃなーい》 アグニ《ソッソーマ様ー!》 セバスチャン「ってことがあったじゃありませんか」 アグニ「えっいやあのそれは」 セバスチャン「クリケット大会にもいらしてましたよね?」 アグニ「へえ゛え゛!?」 アグニ《な…なんということだ!王子が牛肉パイを召し上がれずに悲しまれるかと思い、こっそり鶏のパイを焼いてきたというのに…セバスチャン殿に先を越されるなんて!今は敵である王子の食にまで気を配るとは…流石セバスチャン殿》 アグニ《しかしせっかく焼いてきたので王子に召し上がって頂きたい》 ソーマ《じゃあ一番大きいのくれ》 セバスチャン「ってこともあったじゃないですか」 アグニ「あばばばばばセセセセセセバスチャン殿それは…!」 シエル「だからアイツだけピンピンしてたのか」 ソーマ「ア~~グ~~ニ~~~」 ソーマ「俺の言いつけを破ったのか!?」 アグニ「申し訳ありません。ですがどうしても心配で~っっ」 ソーマ「俺はそんなに信用がないのか…あっ」 セバスチャン「では私共は少々外出致します」 シエル「留守番は頼んだ」 ソーマ「シエルー待ってー!」 フィニアン「わーっ、すごいでっかい時計!」 バルドロイ「ありゃビックベンっつーんだ」 フィニアン「強そう」 シエル「あの橋はいつ完成するんだろうな」 セバスチャン「坊ちゃんがお生まれになった頃に計画され、着工したのは3年前。完成にはまだまだかかるでしょうね。人間とは寿命が短いくせにのんびりした生き物です」 シエル「悪魔と違って利権やらしがらみやらがあるからな」 フィニアン「似合う?」 メイリン「すごく良く見えますだ!」 セバスチャン「ではそれを…いいですね?」 メイリン「ふああ~っ、見えすぎもまずいですだ~ッ」 店員「何かお探しですか?」 フィニアン「ビックベンみたくかっこいい麦わら帽子くださいっ」 セバスチャン「普通ので結構です」 店員「やはりお似合いです」 シエル「もう結構だ」 シエル「お前達は何か欲しい物はないのか?」 シエル「そんな大きいのがいいのか?」 スネーク「うん」 スネーク「これなら皆連れて歩けるわいってワーズワスが言ってる」 「キャーーーーーッ」 バルドロイ「坊ちゃん、こーゆーのはアリですかィ!?」 セバスチャン「却下です」 バルドロイ「ちえー」 シエル「歴史の小説か…」 セバスチャン「おやそれは…以前お世話になったアーサー先生の御本ではありませんか」 シエル「歴史小説はいつでも書ける。先生は今探偵小説を書くべきだと思うがな」 セバスチャン「と仰る割りに買われるのですね」 シエル「暇潰しにな」 セバスチャン「かしこまりました」 セバスチャン「坊ちゃん、今召し上がると晩餐が…」 シエル「市場調査だ」 シエル「バルド」 バルドロイ「へい」 シエル「やる」 バルドロイ「おおっ!?…飴?」 シエル「お前だけ何もないのもな…タバコは程々にしないと舌がバカになるぞ。お前シェフだろ」 バルドロイ「へい、ありがとうございやす」 シエル「さて、あとは視察だけか」 セバスチャン「申し訳ございません。その前に一か所よろしいでしょうか」 シエル「ん?どこだ?」 セバスチャン「サマセットハウスでございます」 シエル「で?なんの用だったんだ?」 セバスチャン「こちらです」 シエル「それはアンダーテイカーの遺髪入れ」シエル「これは…!」 シエル「クローディア・ファントムハイヴ!?名前しか知らないが僕の祖母だ」 セバスチャン「これを持っていたという事は彼は先代だけでなく、それ以前からファントムハイヴ家に関わりがあったとみていいでしょう」 シエル「頭文字がPの姓など珍しくもないから気にも止めていなかった。まさかPhantomhiveのPだとはな…」 シエル「アンダーテイカー…一体ファントムハイヴ家とどんな関係が?」 「ファントムハイヴ社の新商品でーす。乙女のためのパフューム、お試しくださーい」 「ぜひサンプルお持ちくださーい」」 シエル「ファントム社はラインごとアイコンを分けている。猫や兎はもう使ってしまってるし」 セバスチャン「それで乙女をイメージしてユニコーン…と」 シエル「言うな。リジーには怒られた後だ」 リジー《かわいくなーい!》 セバスチャン「発展目覚ましい女性向け商品に目を付けたのは流石ですが、データと商品のクオリティだけでは女性の心を掴むのは難しかったようですね」 シエル「うっうるさい!ニヤニヤするな!もっと効果的な宣伝を考えれば…」 「キャーーーーッ」 バルドロイ「な…なんだァ!?オイどこ行くんだよ!?」 セバスチャン「坊ちゃんを頼みます」 「馬が急に…」 「出てこねぇぞ」 「大丈夫か?」 「誰か引っぱり出してやれ」 セバスチャン「ご無事ですか?」 セバスチャン「おや、お久しぶりです、アイリーン・ディアス様」 アイリーン「あの時の…」 ジュリアス・ピットマン「世話話は後にしてくれないか?」 アイリーン「大丈夫!?」 セバスチャン「そちらは?」 ジュリアス「ヘイマーケットで役者をしてるジュリアス・ピットマンだ」 セバスチャン「ああ、成程」 セバスチャン「ところでどこかへ向かわれる途中だったのでは?」 「妖精?」 「スズラン…?」 「いい香り」
シエル「アイツはドコに行ったんだ!?」 「ファントム社の香水ひとつください」 セバスチャン「情けない鳴き声ですね」 シエル「はあ?」 セバスチャン「先程の悲鳴、聞き覚えのあるお声だと思いましたらアイリーン・ディアス様でして、力をお貸しするかわりに少々取り引きを」 | |
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