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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第8話 | |
第8話 その執事、施錠 | |
放送日 | 2024年6月1日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第80話、第81話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 マクミラン McMillan CV.白石晴香 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 チェスロック Cheslock CV.戸谷菊之介 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 ヨハン・アガレス Johann Agares CV.速水奨 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 エリザベス・ミッドフォード Elizabeth Midford CV.田村ゆかり ソーマ・アスマン・カダール Soma Asman Kadar CV.立花慎之介 デリック・アーデン Derrick Arden 小林裕介 | |
ENDCARD | |
第9話 その執事、朗笑 |
STORY | |
熱戦を制し 、クリケット大会優勝をとげた紺碧の梟(サファイア・オウル)寮。後夜祭のメインイベントであるボートパレードで、シエルはヴィクトリア女王に真実を献上することを改めて誓う。その夜、シエルのもとに『真夜中のお茶会』の招待が届く。 | |
「碧の奇跡再び!バンザーイ!それーっ」 セバスチャン「待ちなさい!」 セバスチャン「こんな無茶して…君は手当てをするのが先決です」 シエル「ミカエリス先生…でも痛みを忘れるくらい皆で勝てたことが嬉しいです」 シエル「ぼくらだってやればできるんだって証明できたんだから」 セバスチャン「本当に貴方は…いけない子ですね」 シエル「グリーンハウスめ…」 シエル「フン、ブルーアーが細工に気づくとは思えんがな。何せ少し重みが違うだけだ」 シエル「ブルーアーはいつも通りの投球をする。すると小さな重みの差が大きな軌道のズレを生む。グリーンヒルは軌道に合わせて移動すると」 シエル「奇しくもそれは10アウト目。ウィケットキーパーの奮闘で万年最下位と謳われたブルーハウスは奇跡の優勝をとげる」 シエル「そう、全て計算通り。点を獲って優勝させ、さらにお涙頂戴の完成だ。それにしても負けるとわかった球を投げるあいつらの気が知れないな」 セバスチャン「私も“美しい敗北”という人間の美学は全く理解出来ませんね」 シエル「で、お前の方はどうだったんだ?」 セバスチャン「校長は…こちらです」 シエル「は?」 セバスチャン「申し訳ありません。全力で追ったのですが捕えた瞬間このお姿に」 シエル「(逃げられた!?こいつが!?)」 シエル「(悪魔から逃げおおせるなんて…校長は一体何者だ!?ますます事件の謎が深まったな)」 セバスチャン「こちらをご用意させて頂きました」 セバスチャン「ですか召し上がるのはまた後で」 「ファントムハイヴーー!」 セバスチャン「こら!保健室では静かに」 マクミラン「ミカエリス先生ごめんなさい」 「怪我大丈夫?」 シエル「ああ」 「ブルーアー先輩泣いてたぜ!見た?」 「あのクレイトン先輩が君のことベタ誉めしてたよ」 マクミラン「まさか碧の奇跡を目の前で見れるなんて…ありがとうファントムハイヴ」 シエル「僕の力じゃないさ」 「はい、これボートパレード用の帽子」 マクミラン「君は舵手(コックス)だってさ。似合うよー」 シエル「あ…ありがとう」
『ウェストン校名物6月4日のクリケット大会。その後夜祭、メインイベントは優勝寮のボートパレードだ』 セバスチャン「これがブルーハウスに代々伝わるコックスの衣装ですか。これはまた…」 セバスチャン「予想より遥かにみっともないお姿ですねぇ」 シエル「うるさいっ」 シエル「普通パレードには上級生が出るんだ。仕方ないだろう。一度しか使われていないはずなのになぜかボロイし…」 クレイトン「ファントムハイヴ早くこい」 マクミラン「撮りまーす」 ロレンス「そして帽子の花を河に落とし帰港する。失敗は許さない。最後まで気を引き締めたまえ」 「了解」 リジー「キレイ…」 「橋の上、女王陛下がいらしてるぞ」 「きっ…緊張してきた」 ロレンス「馬鹿者ペースを乱すな」 「おっ、コックスが立つぞ」 「陛下に敬礼だ」 「女王陛下万歳」 シエル「(女王陛下、必ずや御前に真実を献上致します)」 ロレンス「ファントムハイヴ、僕らはこの大会を綿密な計算で勝ち抜いてきた。だが、一つだけ致命的なミスがあったようだ」 シエル「え?」 ロレンス「本当に優勝するなんて思ってなかったから、パレードの練習を一度もしていなかった」 「落ちたぞーっ」 マクミラン「アチャーッ…」
「あー楽しかった」 「食べ過ぎた」 シエル「ん?これは…」 マクミラン「すっ…すごいよ君!“真夜中のお茶会”に招待されたんだ!」 シエル「(やったぞ!ついに校長に対面する権利を手に入れた)」 マクミラン「真夜中に月下美人の花が咲いたら迎えが来るから、それを胸に飾って出席するらしいよ」 セバスチャン「皆さん、入浴の順番ですよ」 シエル「(消えた生徒の行方、校長の正体、全ての謎をお茶会で暴いてやる)」 『6月4日の夜、ウェストン校は昼の喧騒から一転、静寂に包まれる。全てのドアは堅く施錠され、一切の外出は禁止。出歩くことが許されるのは僅か数人』 『真夜中のお茶会の参加者だけ』 クレイトン「時間だ」 ロレンス「ようこそ、ファントムハイヴ」 エドガー「優雅で」 ロレンス「伝統ある」 マはー「格式高い」 グレゴリー「奇妙な」 P4「真夜中のお茶会へ」 シエル「(あれがウェストン校絶対君主、校長)」 ヨハン「皆さん、よく来ました。さあ掛けて」 エドガー「皆行き渡ったな。少々味気ないが紅茶で乾杯といこうじゃないか」 ロレンス「では、今年は伝統を守り無事に6月4日を終えられたことにウェストン校に乾ぱ」 ロレンス「どうした?」 シエル「気になることがあるんです。デリック・アーデンとその友人達のことです。彼らに会えるまで僕は乾杯できません」 エドワード「シエル…?」 シエル「校長先生、僕の話を聞いて頂けますか?」 ロレンス「ファントムハイヴ!無礼だぞ」 シエル「無礼は承知です。しかし校則第15条にはこうあります。“いかなる時も学友に心を配り愛を以てこれを助けること”と」 シエル「しかし彼らに会おうとすればする程、奇妙なことばかり。一目見ることも叶わない。レッドハウスからパープルハウスへの突然の異動。もっと奇妙なのは先日の火事の時です。パープルハウス生全員が避難したはずなのにそこに彼らはいなかった」 シエル「でもバイオレット先輩はこう言ったんです。“全員無事だ”と」 エドガー「バイオレットも気が動転してたんだろう」 シエル「名門ウェストン校の自治を任されるプリーフェクトともあろう方がそんな重大なミスを?」 ヨハン「さぁどうでしょうね」 シエル「とにかく彼らがパープルハウスにいなかったことは事実です。一日が厳しく管理された寄宿学校から5人もの生徒が姿を消した。これは明らかに異常事態だ」 シエル「(今までの調査から推測するにおそらくデリック達は最早この学園にはいない。良くて逃亡、悪くて死亡)」 シエル「(彼らの寮を異動させた校長、学園の自治を任されているP4、こいつらが何かを隠蔽しているのは明白だ。以前は“校長が決めたこと”と言い逃れできたが、両者が一堂に会するこの場でそれは不可能。お前らの隠しているものをほじくり返してやる)」 シエル「彼らは何か大きな事件に巻き込まれている可能性が高い。校長先生!スコットランドヤードに助力を求めましょう」 ヨハン「その必要はありません。なぜなら彼らは学園にいるからです」 ヨハン「ほら」 | |
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