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Black Butler | |
原作者(Original Story): 枢やな(Yana Toboso) TVアニメ『黒執事』 寄宿学校編 第9話 | |
第9話 その執事、朗笑 | |
放送日 | 2024年6月8日 |
OPテーマ | 狂信者のパレード - The Parade of Battlers (歌: 音羽-otoha-) |
EDテーマ | 贖罪 (歌: シド) |
原作 | 第82話、第83話 |
CAST | |
シエル・ファントムハイヴ Ciel Phantomhive CV.坂本真綾 セバスチャン・ミカエリス Sebastian Michaelis CV.小野大輔 エドガー・レドモンド Edgar Redmond CV.渡部俊樹 ハーマン・グリーンヒル Herman Greenhill CV.武内駿輔 ロレンス・ブルーアー Lawrence Bluewer CV.榎木淳弥 グレゴリー・バイオレット Gregory Violet CV.橘龍丸 クレイトン Clayton CV.石毛翔弥 チェスロック Cheslock CV.戸谷菊之介 ジョアン・ハーコート Joanne Harcourt CV.徳留慎乃佑 ヨハン・アガレス Johann Agares CV.速水奨 エドワード・ミッドフォード Edward Midford CV.山下誠一郎 アンダーテイカー Undertaker CV.諏訪部順一 リアン・ストーカー Rian Stoker CV.石川界人 | |
ENDCARD | |
第10話 その執事、賛同 |
STORY | |
クリケット大会での活躍が功を奏し、ウェストン校の絶対君主――校長主催のお茶会に招待されたシエル。 デリック・アーデンたちの失踪について校長とP4を問い詰めるシエルだったが、そこに微笑を浮かべたデリックが現れる。その姿を前にしたP4から、驚愕の真実が明かされる。 | |
チェスロック「なんだよ、フツーにいるじゃねーか」 ハーマン「アーデン…?本当にお前は…」 デリック「ヤァ…紅茶のイイ香りダ」 ハーマン「ぎゃああああああ」 エドワード「貴様何をする!?」 シエル「あの傷は…!」 シエル「(カンパニア号にいた奴らと同じ)」 シエル「来い!セバスチャン」 ロレンス「ミカエリス先生?!」 シエル「命令だ!デリックを捕らえろ」 セバスチャン「イエス・マイロード」 セバスチャン「英国紳士たる者、お茶会では作法を守らねば」 セバスチャン「いけませんよ!」 ハーマン「ウッ腕がァッ…」 セバスチャン「只今手当てを…大分もっていかれましたね。手を上に」 ジョアン「ミカエリス先生が何故ここに!?」 クレイトン「一体何なんだこれは!?」 セバスチャン「(エピソード?一体何を言っているのでしょう?)」 シエル「ミカエリス先生…いやセバスチャンは僕の執事だ」 ジョアン「先生が執事!?」 チェスロック「はァ!?」 シエル「そして僕がここに入学したのはデリック達を探るため。だが…悪魔(セバスチャン)が行方を摑めないはずだ。デリックはとっくに死んでたんだからな」 ジョアン「死んで…って何言ってるの?だって今動いて…」 デリック「ヤ…ア…ゴウチャノ…イイ…ガオリダア…」 シエル「さあこれはどういうことか説明してもらおうか」 シエル「校長」 クレイトン「ファントムハイヴどういうつもり」 エドワード「クレイトン!」 エドワード「シエル…いやファントムハイヴ伯爵に盾つくな!」 チェスロック「クソッ何が起こってんだよ」 シエル「僕はデリックのようになった人間を見た事がある。言え!デリックに何をした?」 ハーマン「俺達は…ただ守りたかっただけだ…」 セバスチャン「守る?」 ハーマン「この学園のシンボルである聖人、聖ジョージには平和を脅かす竜を倒し国を守ったという伝説がある」 ロレンス「つまり根本を絶たねば災厄からは逃れられない。僕らはその教えに従ったまで」 エドガー「だから俺達は」 P4「デリックを」 P4「殺した」 グレゴリー「息してないね」 ハーマン「す…全て俺のせいだ…なんてことを」 エドガー「落ち着けグリーンヒル。これでいい…いやこうするしかなかったんだ」 ロレンス「ああ…だがどうする?このままではグリーンヒルが罪に問われるぞ」 エドガー「俺に考えがある。任せてくれないか?」 エドガー「明日、急いできてくれるそうだ」 グレゴリー「良かった」 ロレンス「これで大丈夫だ」 エドガー「全て上手くいく」 リアン「やあ、君がドルイット子爵の甥っ子か…身分だけでなく目鼻立ちもじつに健康だな。フェニックス!私はリアン・ストーカー。表向きはカルンスタイン病院の院長をしている」 リアン「そしてあっちが共同研究者の」 シエル「ま…まさか」 エドガー「そして俺達は契約したんだ、彼と」 セバスチャン「成程…これで全てが繋がりました。魂の存在ごと消えた生徒、デリック・アーデン。悪魔の追跡から逃れられる校長。人体蘇生を追究する秘密結社アウローラ学会」 セバスチャン「本を正せば取るに足らない小さな出来事。それをこれ程複雑怪奇にしたのは全て貴方ですね?」 エドガー「校長先生は関係ない。全て俺達プリーフェクトが独断で」 セバスチャン「誰も校長先生とは言っていません」 セバスチャン「ねぇ、お互い教師ごっこはもうお終いにしませんか?」 「あーあ、この仕事も結構気に入ってたんだけどねェ」 アンダーテイカー「臨時講師だけどねェ」 セバスチャン「やれやれ…家出調査がとんでもないことになりましたね」 セバスチャン「あなた方4人はデリック様を殺害し、そしてアウローラ学会に蘇生を依頼した。そんな事までして何を守りたかったというのです?」 ロレンス「アイツは…デリック・アーデンはこの学園にあってはならない者だった」 シエル「どういう意味だ?」 『一年前』 ヨハン「本年度のプリーフェクトを発表する」
ヨハン「紅茶の狐寮 エドガー・レドモンド、紺碧の梟寮 ロレンス・ブルーアー、翡翠の獅子寮 ハーマン・グリーンヒル、紫黒の狼寮 グレゴリー・バイオレット」 P4「我ら4人、伝統あるウェストン校のプリーフェクトとして誇りを持って学園の自治に努めることを誓います」 エドガー「やった!俺達はついにやったんだ!」 ハーマン「い…いくぞ」 エドガー「ああ」 ハーマン「入学して5年…やっとプリーフェクトになれたんだな」 エドガー「ああ」 エドガー「ロレンス?」 ロレンス「…すまない…言葉にならない」 エドガー「いじめ?」 ハーマン「ああ、匿名の投書があった。もっと隅々まで目を配ってほしいと」 ロレンス「校則第15条、全ての生徒は校長のもと平等でなくてはならない」 デリック「許せないな。俺に見回りさせてください」 エドガー「感心だなデリック。任せたぞ」 デリック「はい」 ロレンス「あいつは頼りになるな」 ハーマン「地元クリケットチームのキャプテン」 グレゴリー「職人のような刺繍の腕前」 ロレンス「レポートは常に高評価だ」 エドガー「詩のセンスも天才的」 ロレンス『侯爵家の血統、快活な性格、溢れる才能、デリック・アーデンは光輝いていた。それゆえ、僕らは気付けなかった。その光が生んだ濃い影に』 エドガー「無断外出は校則違反だ。しかも酒だと!?」 デリック「規律を乱すことは学園と家名に泥を塗る行為と思え!」 「ごめんなさいっ」 エドガー「お前は3Yだ。来週まで提出」 「はい」 エドガー「そういえば先日のいじめの件、何か進展あったか?」 デリック「それがなんの異常もないんですよね。投書はガセも多いですし」 エドガー「そうか」
デリック「今日は2通ほど投書がありました。“朝の洗顔用の水を増量してほしい”それと…」 デリック「なんだこりゃ?プリーフェクトに捧ぐ詩?」 デリック「雷の神(トール)が清廉なる湖のほとり、松明を傍らに恵み深き使徒の奏でる歪んだ真珠の竪琴に耳をかたむけている」 デリック「いたずらなる妖精が現れ、松明を湖に落とした。すると松明の火は消え湖に星が溢れた」 デリック「美しい湖は人を癒す伝説となったが、光を取り上げられた神は夜に彷徨うばかり」 グレゴリー「なんなの?急に呼び出して…眠いんだけど」 エドガー「雷の神トール(Thor)はThursday、木曜日の語源だ。恵み深き使徒はヘブライ語で“主は恵み深い”を意味する名を持つ“使徒のヨハネ”。歪んだ真珠の竪琴は“バロック音楽”のことだろう。バロック音楽でヨハネといえば、ヨハン・セバスティアン・バッハだ。そしてバッハ像は音楽室にある。松明の火が消えは消灯のことだと思う」 エドガー「あの詩には巧妙に日時が織り込まれていた。そして宛先は、詩が捧げられたのは俺たちプリーフェクト…」 ハーマン「つまり俺達に木曜日の消灯後、音楽室に来てほしいと…そういう意味だというのか」 エドガー「ああ。俺達だけに何かを伝えるため創られた手の込んだ詩。だが単純にただの詩としても素晴らしい出来だよ」 | |
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