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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1126話 | |
第1126話 逆上せあがった探偵 | |
放送日 | 2024年6月8日 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ (歌 : 倉木麻衣) |
EDテーマ | You & I ( 歌 : 倉木麻衣) |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸 今叶子 CV.豊嶋真千子 |
NEXT CONAN's HINT | |
TITLE CARD | |
STORY | |
コナンと小五郎は、今叶子に依頼されて自宅を訪ねる。叶子の依頼は、夫の今コーポレーション会長・今平和の浮気調査だった。平和は、会社が所有している競走馬に乗るアイドル騎手の桜田桜に夢中なのだという。一週間、小五郎は平和の尾行を続けるが不審な点はない。調査報告をすると、叶子は平和が浮気していないことを喜び、小五郎を食事に誘う。食事が終わり叶子を自宅まで送り届けた小五郎だったが、悲鳴が聞こえてきて……。 | |
今叶子「お待ちしておりました。中へどうぞ」 今叶子「今降りていきます」 今叶子「わざわざお越しいただきありがとうございます、毛利小五郎名探偵」 毛利小五郎「申し遅れました。私、毛利小五郎です」 今叶子「素敵なスーツですね」 毛利小五郎「あ、はい!昨日、米花デパートで買ったばかりの新品です」 毛利小五郎「ああ…こいつは助手のコナンです」 今叶子「今回お願いしたいことは夫の浮気調査です。このことは絶対に秘密にしてほしいです。約束してもらえますか?」 毛利小五郎「はい」 今叶子「私の夫は今平和40歳。今コーポレーションの会長をしています。夫はゴルフ、ヨット、テニス、クレー射撃などいろいろな競技の大会で優勝しております。そして今コーポレーションは多くの優秀な競走馬を所有して、様々なレースで優勝しております」 コナン「ねぇ、あれは防犯カメラだね」 今叶子「さすがは名探偵の助手さんね。よく気付きましたね。あれは夫が悪さをしないように私が設置させたものです」 今叶子「そう、夫は競走馬に、いえ、アイドル騎手の桜田桜に夢中で今日も競馬場に行っています」
毛利小五郎「ご報告いたします。この一週間、尾行調査をしましたが、ご主人の今平和さんは浮気はしていませんでした」 今叶子「ありがとう探偵さん。私、夫の平和が浮気をしていないことを信じていました。でも信じていても信じられなくて、誰かに“夫の平和は浮気していない”と言って貰いたかった。だから有名な探偵さんに依頼して」 毛利小五郎「あなたのお役に立てて光栄です」 今叶子「あー気持ちいい!こんな気持ちになれたの探偵さんのおかげです。本当にありがとう」 毛利小五郎「(なんて可愛らしい人なんだ)」 今叶子「叶子と一緒にお食事を」 毛利小五郎「もちろん!ぜひ」 今叶子「可愛い探偵さん…では後程このレストランで5時に」 毛利小五郎「わかりました」 毛利小五郎「そうですか、わざわざ美容室に」 今叶子「少し酔ってしまったみたいです。送ってくださる?」 毛利小五郎「はい」 コナン「(あの時おっちゃんは…)」
高木刑事「被害者は今平和さん40歳。今コーポレーションの会長です。後頭部を強打されたようです」 高木刑事「凶器はトロフィー。死亡推定時刻は午後1時から5時の間」 高木刑事「奥さん、その間どこにいましたか?」 毛利小五郎「叶子さんのアリバイは私が証明します。レストランで私と食事をしていました」 高木刑事「犯行時刻は午後4時32分です」 高木刑事「犯人の着ていたスーツは…」 毛利小五郎「えぇっ!?(そんな…まさか…)」 今叶子「犯行の時間、毛利さんは私と観覧車の中で夫の浮気調査の報告をしていました」 今叶子「でも待って。観覧車からレストランに行く間、探偵さん、私の前から離れていた時間があったわ。私は美容室に行っていたんですが、まさかその間にあなが…」 千葉刑事「警部、凶器のトロフィーから犯人らしき指紋が採れました。毛利さんの指紋だったみたいで…」 毛利小五郎「そんなバカな…これは罠です!誰かが私に罪を…」 毛利小五郎「私ではありません!」 目暮警部「しかし証拠が物語っている」 目暮警部「毛利小五郎の眠りの推理?いや狸寝入りの推理?いいだろう。自分の疑惑は自分で晴らして貰おう」 小五郎(コナン)「ありがとうございます。この事件の犯人は私がコナンとこの家に初めて訪れた時、競馬の優勝トロフィーに触れたことを知っている」 小五郎(コナン)「凶器のトロフィーに付いた指紋はその時のものです」 今叶子「とんでもない言い掛かりです!」 小五郎(コナン)「では犯人が数あるトロフィーの中から競馬の優勝トロフィーを凶器に選んだのはなぜだと思いますか?私が触れたのを見ていたから…それしか考えられません」 今叶子「弁護士を呼んでもいいかしら」 目暮警部「構いませんが」 《昨日、米花デパートで買ったばかりの新品です》 小五郎(コナン)「あなたは米花デパートで私と同じスーツを買い…」 今叶子「何よこの探偵!私に犯行時刻の4時32分のアリバイがあることを知ってるくせに!私は髪を切りに美容室に行ってたの。美容室が証明してくれるわ。このショートカットが証拠よ」 高木刑事「はい」 小五郎(コナン)「窓にうつったこの影です。これは犯行時刻の午後4時32分にできる影の長さとは違います」 小五郎(コナン)「午後4時32分にできる影はもっと長い。おそらくこれは午後1時前後。高木刑事、後で正確な時刻を調べるように」 高木刑事「わかりました」 小五郎(コナン)「映像で表示されている午後4時32分は今叶子さんによって修正された設定時刻。犯行前、あなたは予め防犯カメラの設定時刻を遅らせておき、そして犯行の後、設定を元の時間に戻した」 小五郎(コナン)「本当の犯行時間は窓の影の長さを見ると午後1時前後。その時間に叶子さんは夫の平和さんを殺害」 小五郎(コナン)「そして午後2時に観覧車の前で私と待ち合わせたのです」 今叶子「あんたがやったのよ!」 小五郎(コナン)「私には確かなアリバイがある。あなたと待ち合わせる1時間前、私は理髪店に行っていた」 毛利小五郎《いて》 《すみません》 高木刑事「あります、傷が」 今叶子「私は…今コーポレーションの会長の今平和を愛したわけじゃないの」
毛利小五郎「さすが眠りの小五郎!自分の疑惑を自分で眠ったまま晴らすなんてな」 目暮警部「ぜーんぜん疑っていなかった」 | |
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