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Detective Conan | |
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1128話 | |
第1128話 | |
サブタイトル | コナンと目暮 2人の人質(前編) |
放送日 | 2024年6月22日 |
原作 | アニメオリジナル |
脚本 | 大和屋暁 |
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ |
EDテーマ | You & I |
歌 | 倉木麻衣 |
あらすじ | 買い物をしていたコナンは、奇妙な親子に出会う。子どもが持っていたカプセルトイを落としたためコナンが拾うと、そこには『たすけて』と書かれたメモが入っていた。後を追ったコナンは、子どもに「落とし物を拾った」と声をかけ、そのままトイレに誘導する。二人で逃げるのは難しい状況だったため、誘拐されていた少年・三村和雄と服を交換。無事に入れ替わりが成功し、コナンは誘拐犯たちと行動を共にすることになる。 |
CAST | |
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸 三村正海 CV.内田夕夜 三村奈穂 CV.早水リサ 三村和雄 CV.小桜エツコ 若井千秋 CV.豊口めぐみ 若井隼人 CV.岸尾だいすけ |
NEXT CONAN's HINT | |
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『男性の名前は若井隼人。年齢は30歳から35歳くらい。中肉中背、愛煙家、仕草やクセからみて、あまり落ち着きがない人物のようだ』 『女性の名前は千秋。年齢は20代後半から30代前半ってとこか。普通免許は持っている』 『薬指の指輪から二人はおそらく夫婦』 『あのキーホルダーだと、このワンボックスは彼らの車』 『走行距離は5万キロ弱。助手席には何かをつけたシミ。それから』 若井千秋「着いたわよ」 若井隼人「了解」 若井隼人「タバコ店横の公衆電話より連絡。通話時間は1分30秒以内に納めること。電話番号は…」 若井千秋「それ、忘れないで」 若井隼人「ああ…そうだった」 ボイスチェンジャーの声「三村正海か?お前の息子は預かった。返して欲しければ使用済み紙幣で現金3憶円を用意しろ。また連絡する」 『現在、誘拐事件が進行中』 『回想』 コナン《わっ!》 若井隼人《おっと失礼》 『現在』 若井隼人「おいボウズ、わざわざ言わないでも分かってると思うが、逃げようなんて思わないことだ。ドアにはチャイルドロックがかけてある。妙なマネしたらこいつが登場するからな。そんじゃ静かにな」 若井千秋「ねぇ、さっきの子、一体なんだったのかしら?落し物を拾ったって言ってたけど…どうしてあの部屋がわかったのかしら?」 若井隼人《どちらさま?》 コナン《あ、いたいた》 コナン《ねぇ君、これ落としたでしょ?はい、もう無くさないでね》 三村和雄《あ…うん…ありがと》 コナン《ああボクトイレに行きたい!ねぇトイレどこ?連れてって》 若井隼人《おい!》 コナン《君名前は?》 三村和雄《和雄》 コナン《そうか。それであのメモの意味は?》 若井隼人《おい!何してる!?》 コナン《もれるもれる!》 コナン(窓がない。二人で逃げるのは不可能か…この子をつれて逃げ切るのはかなり厳しい。だったら…) コナン《服を取り替えるんだ。急いで時間がない》 若井隼人《おい!いい加減に出て来い》 和雄(コナン)《ごめんなさい。でも間に合ってよかったね。それじゃバイバイ》 若井隼人「黙ってろ」 和雄(コナン)「ボク、お家に帰るたい」 若井隼人「黙ってろって言ってんだろ!」 和雄(コナン)「ボクをどうするつもりなの?」 若井隼人「今わかったって言ったよな!」 若井千秋「ほらよ」 和雄(コナン)「これじゃない。冷たいのは嫌だ。そうだなぁ…ボクはあったかいギョウザとシュウマイが食べたい」 『誘拐された少年の名は三村和雄。脅迫を受けているのは父親の三村正海。おそらく三村重工のCEOだ。3憶という身代金はもし三村重工のCEOだとすれば出せない額じゃない』 『実行犯はこの二人だとして、会話から誘拐計画は別の人間が立てているように聞こえたが、テレビや小説を参考にしたのか、それとも別に共犯がいるのか』 『あのアタッシェケースの中に指示書や必要なものが入っている。それが一体何を意味するのか』 若井隼人「あった。次の電話かけてくるよ」 若井千秋「君、なんか雰囲気が変わったわね」 和雄(コナン)「そ…そうかな」 若井千秋「風邪でもひいたの?さっきから喉に手を当てて喋ってるわね?」 和雄(コナン)「そ…それは」 若井千秋「こっち向いてよ。もしかして何か隠してるの?」 コナン「(まずい)」 若井隼人「どうした?千秋」 コナン「やだなあ…僕、三村和雄だよ」 若井隼人「んなことわかってるよ」 若井千秋「気のせいか」 若井隼人「電話かけてくるわ」 三村正海「ああわかった。だから和雄に手を出さないでくれ」 三村正海「ん?…和雄!和雄なのか」 コナン「うん、ボクは大丈夫。二人共優しくしてくれて」 「ピピッピピッ」 高木刑事「今のやりとりで何か気になったことはありませんでしたか?」
警備員「どうかしたのかい?」 警備員「困ってるなら力になるよ」
高木刑事「白昼に起きた三村和雄ちゃん誘拐事件。犯行現場は青山通り沿いの学校付近。通学途中の一瞬のスキをついて…」 高木刑事「現場に残されたタイヤ痕と目撃情報からトールワゴン型。防犯カメラの映像から似顔絵を作成。現在も聞き込みを続けています」 三村栄「お兄ちゃん死んじゃうの?」 三村奈穂「栄!縁起でもないことを言わないで!」 千葉刑事「現在、全力で捜査にあたっています。我々もできることは全てやっていますので」 三村正海「とにかく一刻も早く和雄を無事に取り戻してください。そのためなら金はどんなにかかってもいい」 高木刑事「了解です。佐藤さんお手柄ですね」 高木刑事「似顔絵の聞き込みから容疑者の名前が浮かび上がりました。容疑者の名前は若井隼人と若井千秋。二人は夫婦です。住所に登録されている車庫証明のデータでは所有している車は青いトールワゴン型。目撃証言とも一致します」 若井千秋「検問…まずい」 若井隼人「おいボウズ、変な気起こすんじゃないぞ。おかしな素振りを見せたらその時は容赦しない。わかったな?」 若井千秋「ボウヤ、お願い。警察にはまだ何も言わないでちょうだい」 警官「実はこの近くで誘拐事件が起きまして…」 警官「やぁ君、特に問題はないかな?」 コナン「ボクは大丈夫。ね?お母さん、お父さん」 若井隼人「ああ…もちろんだよ息子よ」 警官「それじゃ以降も安全運転でお願いしますね。どうぞ」 コナン「もちろん哲也君を助けるためだよ」 若井隼人「なっ!声が…」 コナン「それからこれが決め手になった」 若井隼人「ミニカー?」 | |
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