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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1129話 | |||
第1129話 | |||
サブタイトル | コナンと目暮 2人の人質(後編) | ||
放送日 | 2024年6月29日 | ||
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ | ||
EDテーマ | You & I | ||
歌 | 倉木麻衣 | ||
脚本 | 大和屋暁 | ||
原作 | アニメオリジナル | ||
キャスト |
目暮十三 :茶風林 高木渉:高木渉 千葉和伸:千葉一伸 三村正海:内田夕夜 三村奈穂:早水リサ 三村和雄:小桜エツコ 若井千秋:豊口めぐみ 若井隼人:岸尾だいすけ | ||
あらすじ | 誘拐事件に遭遇したコナンは、人質だった少年・三村和雄と服を交換して入れ替わる。誘拐犯の若井隼人・千秋夫婦と行動を共にするうち、二人の自主的な犯行ではなく、誰かに指示されていることに気が付いたコナン。車中でミニカーを見つけたことで「子どもを人質に取られて脅されているのでは?」と声をかける。二人の子どもを救うため、コナンは真犯人の指示に従っているフリをしながら子どもを見つけ出す策を巡らせる……。 |
ネクストコナンズヒント | |
ポスト | |
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「和雄君?」 若井千秋「昨日の夕方、いきなり私のスマホに連絡がきたの。哲也の命が惜しかったら指示に従えって。すぐ隼人に連絡したあと、哲也の行きそうなところをくまなく探したけど、どこにもいなかった」 コナン「犯人に心当たりは?」 若井隼人「いいや、夜になって家に戻ると玄関の前にこのアタッシェケースが置かれていた。中には誘拐に関わる手引書と必要な物がぎっしり詰まってた」 コナン「その手引書見せて貰える?」 若井隼人「ああ」 コナン「なるほど…それで、これからどうするつもり?犯人の言いなりになったままで行動するつもり?この指示書に従っていくとすると、最後は和雄君を手にかけることになるんじゃない?」 若井千秋「うそ!」 若井隼人「見せてみろ」 コナン「具体的には書いてないけど、車と一緒に人質も海に沈めろって書いてあるよ」 若井隼人「ほんとだ…」 コナン「指示に従っているフリをしながら哲也君を見つけ出そうよ」 若井隼人「ああちょっと待て。ボウズがここにいるってことは和雄君はどうなったんだ?」 若井千秋「あなたが逃がしたってことは…今頃もう家に…」 コナン「それは大丈夫。すでに手配してあるから」 三村正海「もしもし」 「警察と電話を代われ」 三村正海「何のことだ?警察なんて私は呼んでいない」 「とぼけなくていい。今すぐ捜査責任者と電話を代わるんだ」 目暮警部「もしもし」 「現金は用意したか?」 目暮警部「ああ、要求通り3憶円準備した」 「よかろう。では新たな要求を伝える。金を2つに分け鞄に詰めて2台の車に乗せろ。午後2時ぴったりに高速に乗り、それぞれ時速50キロで別方向へ走らせ続けるんだ」 目暮警部「すぐには無理だ。車の準備に時間がかかる」 「時間厳守だ。例外は認めない。わかってるな?警部」 目暮警部「警部だと?」 コナン「それじゃ行こう」 若井隼人「車は地下駐車場だぞ」 コナン「あの車は置いて行くよ。今頃、広域手配されてるだろうしね」 若井千秋「何でそんなことわかるの?」 コナン「相手はソウイチの警部だからきっととっくに2人のことも調べあげてるはずだよ。急ぐよ。次は変装だ」 コナン「いいね。2人共似合ってるよ」 若井隼人「何だ?これは」 コナン「2人共昨日から何も食べてないんでしょ?今のうちに食べておきなよ」 コナン「犯人からの電話は千秋さんのスマホにかかってきたんだよね?」 若井千秋「ええ、それから写真も送られてきたわ」 コナン「これ哲也君?」 若井千秋「ええ、そうよ」 コナン「電話の内容思い出せる?」 若井千秋「加工した声で哲也を預かったって…うちは普通の家庭なので大金は払えないって言うと、哲也の命が惜しかったら和雄君を誘拐しろって」 若井千秋「自分には誘拐なんてできないって言うと、何も考えないでいいよう全て指示してやるって」 コナン「それで夜になったら、アタッシェケースが玄関の前に置いてあったんだね」 若井千秋「ええ」 コナン「もう一度思い出してくれない?会話の中で何か気付いたことはないかな?なんでもいいんだ」 若井千秋「そういえば…受話器の向こう側で何か音がしていたかも…なんていうか…どどどどって重低音のような音がしてた」 若井隼人「単気筒のバイクの音かな?」 若井千秋「多分違うわ。話してる間ずっと一定で鳴っていたから」 コナン「もしかしたら工事現場のドリルの音じゃないかな?」 コナン「だとしたら工事現場の近くに哲也君は監禁されているはず。千秋さん、さっきの写真もう一回見せてもらえる?」
コナン「あれの一部さ」 隼人・千秋「東都タワー!」 若井隼人「東都タワーの近くって言ったってかなり広範囲じゃないか」 「次の指示だ。輸送車を西沢袋出口で高速から降ろすんだ。その後、2台はともに小塚駅の北口で待機、次の指示を待て」 目暮警部「いいだろう。だが、金は和雄君と引き換えだ。これは譲らない」 「さあな。だがこれだけは言える。人が傷つくのは誰も望んでいないということだ」
若井千秋「ポスト?」 若井千秋「哲也!どこにいるの!?」 コナン「あそこだ!出られないようになってる」 コナン「よかったぁ。あ、一つ確認してほしいことがあるんだけど、エクセレントコート芝公園402号室の持ち主の名前を知りたいんだ」 千葉刑事「了解。すぐに折り返すよ」 コナン「この匂い…香水か?」 《昨日の夕方いきなり私のスマホに連絡がきたの》 コナン「(犯人からの電話は千秋さんのスマホにかかってきた……はっ!)」 コナン「ねぇ千秋さん、この匂いに心当たりがあるんでしょ?あるんだよね?」 若井千秋「え…ええ…この香水たしか私が大学に通ってた時の同級生の黒木さんがいつも…」 コナン「苗字じゃなくて名前を教えて」 若井千秋「そうよ。間違いないわ」 若井隼人「三村って…和雄君のお父さんとお母さんか!?」 コナン「もっと早く気づくべきだった。千秋さんのスマホにかかってきた脅迫電話…つまり千秋さんの知り合いの犯行を意味する」 コナン「2度目の結婚ってことは和雄君と奈穂さんは血の繋がっていない可能性がある」 コナン「もしもし」 千葉刑事「マンションの名義だけど、有限会社シビル。これは実体のないペーパーカンパニーみたいだね。取締役の名義は三村栄って和雄君の弟の名前だ。役人には奈穂さんの名前もある。もしかしてそのマンションの部屋に哲也君が?」 コナン「そんな…和雄君が危ない!」 三村奈穂「ごめんなさい。正海さんと私離婚することになりそうなの。私は三村の人間じゃなくなるの。でも離婚しても栄はあの人の息子よ。そしてあなたは私の息子じゃないの」 三村奈穂「栄のためなの…だから…ごめんない」 千葉刑事「そこまでだ!」 コナン「そうか、よかったね」 若井隼人「ああ、情状酌量で起訴猶予だってさ」 若井千秋「そうなの!?キャンパスクイーンが私のことを?」 | |
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