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MY HERO ACADEMIA | |
原作(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi) TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』 第7期8話 | |
第146話 二つの赫灼 | |
放送日 | 2024年6月22日 |
OPテーマ | 誰我為 (歌: TK from 凛として時雨) |
EDテーマ | 蕾 (歌: Omoinotake) |
原作 | 第350話 - 第352話 |
キャスト | |
轟焦凍 ショート Todoroki Shoto CV.梶裕貴 緑谷出久 デク Midoriya Izuku CV.山下大輝 爆豪勝己 Bakugo Katsuki CV.岡本信彦 飯田天哉 Iida Tenya CV.石川界人 荼毘(轟燈矢) DABI CV.下野紘、白石涼子 殻木球大 Garaki Kyudai CV.稲葉実 バーニン Burnin CV.河内美里 キドウ KIDO CV.古島清孝 オニマー ONIMA CV.奈良徹 |
キービジュアル | |
サブタイトル | |
第146話 二つの赫灼 | |
アイキャッチ | |
荼毘 CV.下野紘 轟焦凍 CV.梶裕貴 | |
キャラビジュアル | |
赫灼熱拳〝燐〟 | |
あらすじ | |
11年前、己の炎に焼かれた轟燈矢。彼が生き永らえた理由、「荼毘」となった経緯とは―。凄まじい火力の蒼炎を放つ荼毘に対し、轟は新技で立ち向かう。果たして、兄を止められるのか…!? | |
『警察署』 殻木球大「もう始まっているんじゃろう?」 ゴリさん「喋るな」 殻木球大「警備が減っておるぞ。この日の為に探し求めてきたんじゃ。歪みを持って生まれた種を。器たり得る歪みの種たち」 『11年前 瀬古杜岳』 轟燈矢(荼毘)《熱い熱い!》 轟燈矢(荼毘)《嫌だ…死にたくない…まだ何も…まだ何も見せられてない》 殻木球大「あれもまた歪みを持って生まれ落ちた子じゃった。いや…歪みなど或いは初めから…全てが」 轟燈矢(荼毘)「(ここは…?俺…生きてる…?)」 「おねむり君が起きた」 轟燈矢「ここはどこ?(…これ俺の声か?)」 「おうちだよ。おねむり君、えーっと…3年、3年も眠ってたんだよ。私は入ってきたばっかだから知らんけど先生が言ってたよ」 轟燈矢「(3年?何だ?何が起きた?何が起きてる?俺は瀬古杜岳で燃えて…それで…帰らなきゃ)」 「ダメなのさン」 轟燈矢「どうして!?」 「君はこれからここで皆と暮らすのさン。ここで新しい家族になるのさン。きっとすぐに気に入るさン」 轟燈矢「は…そんな待ってよ。帰らなきゃ!お父さんは仕事が入って来られなかっただけかもしれない。きっと…心配してる…ひどいことしたし…言ったし…お母さんたちに謝ってお父さんにまた見てもらわなきゃ…俺はヒーローに」 轟燈矢「…何を言ってるのか分からない…別人?」 AFO「以前のような力は出せない。各器官の損傷、痛覚など体性感覚の鈍化…君の身体は弱り、もう元には戻らない。我々も万全な君を迎え入れたかった。手を尽くしたが残念ながら…失敗だ」 AFO「辛いね。かわいそうに…でも僕なら君の炎を元通りにできるかもしれない。どうだい?僕たちと家族になって教育を受けてみないか?」 轟燈矢「うるさい」 AFO「ん?」 轟燈矢「俺は他の人間から教えを乞う気はない。俺に教えられるのは」 轟燈矢「お父さんだけだ!」 殻木球大「導くには育ち過ぎていた。爛れ過ぎていた。遍く全てを支配する男でさえその父親への執着には付け入る事はかなわなかった。死柄木弔に何かあった時の保険。猛き憎しみの苗床、魔王の器。荼毘はそんなスペアの一つで失敗作じゃった」 ゴリさん「どこまで…いや何だ!?何が言いてぇ!?なんもかんもAFOの仕込みっつうつまらねぇ話か?」 殻木球大「気を付けよという話じゃ。あれはワシらの見識の外に生きておる。ワシらは放っておいた。なぜなら荼毘の身体は目覚めて動き始めた以上、一月と保たぬはずじゃった」 殻木球大「だからブローカーが奴を連れて来た時は驚いた。何故戻ってきた?何故生きている?ワシは荼毘の真意を聞きたく二人きりになる機会を拵えた」 荼毘《氏子さん、あんただろ、俺を生かしたの》 殻木球大《気付いておったか。嬉しいのう。あれからどう生きたのじゃ》 荼毘《…この生きる屍を見てると、あんたたちが俺をどうしたかったのか何となく察しがつくよ。戻ったのは…葬式に丁度良い場所だったからだよ》 殻木球大「その一瞥が全てを物語っておった。死に征く体をただ怨嗟の炎だけで踏み留まらせてきたのだと」 荼毘「なあ焦凍、実はさ、一度家に帰ったんだよ俺。前より弱体化してんのにさ、期待してるモンなんてあるハズないのに」 荼毘「また見てもらえるように…きっと…変わっていてほしかったんだ」 殻木球大「熱とは万物が生じ動く事で生まれるエネルギーじゃ。悠久を生きんとするAFOにと持ち得ぬ、只管に死へと向かう為の熱、魔王すら見放した偏執狂の死の炎」 荼毘「アレの大切なもの全て焼き尽くす。それが俺の生まれた証だ」 轟焦凍「させねぇっつってんだろうが馬鹿兄貴!」 『必殺技、赫灼熱拳。自身の熱を極限まで高め溜める状態、又、放出するもの。若きエンデヴァーが到達した火の極致(ヒーロー年鑑より抜粋) 力を求めこれを修めた時エンデヴァーは自身の限界を知る。そして火は陽炎を生じ見据えた景色を歪ませた』 荼毘「オッケーオッケー話してたらテンション戻ってきたわ。聞いてくれてありがとうな」 轟焦凍「(向こうの方が温度上昇が早い。迷いが一切無い)」 荼毘「父親不在でおまえが相手ってのも冷静になりゃあいい薪だ」 轟焦凍「お前は俺が止める」 荼毘「…勘違いすんな。俺はおまえにも確り思うことがあるんだ」 荼毘「弱くなった火を取り戻すことから始めた。火力の上げ方だけは知っていた。“俺以上の素質” 父の言葉が励みになった」 荼毘「鈍化した身体は俺から限界を取り去っていた。見様見真似の放出特化」 バーニン「火力だけならエンデヴァー以上か…けどあんなので動き続けたら…」 荼毘「フラフラ中途半端の人形が!てめェは何者にもなれねぇよ」 荼毘「ジェットバーン」 轟焦凍「そうだ…言う通りだよ…遠回りして迷ってばかりの…半端者…それがオレだ」 荼毘「(熱が中和されてる!?)」 轟焦凍「親父の事しか見えてねぇと思ってたよ」 轟焦凍「確り俺のことも見てくれてよかった」 轟焦凍「皆に追いつきたくて習得しようとする過程で見つけた赫灼。この赫灼は自分で発展させた、おまえを止める為の技」 エンデヴァー《焦凍やはり配置の再考を…》 轟焦凍《AFOはどうすんだよ。今残ってるヒーローであれの相手をまともにできるのか。アンタしかいないように緑谷が死柄木を止めるように、対燈矢兄には俺の力が適任だし俺もそうしたい》 エンデヴァー《…俺の使命だ》 轟焦凍《“皆”でだ。それぞれやれるべきことをやって皆で燈矢兄もヴィランも止めるんだ》 轟焦凍「半端な弟から言ってやる。親父はイカレてた。ウチはダメだった。それでも人を焼いたのはおまえの選択だ」 緑谷出久《轟くんが荼毘と戦うなんて…》 轟焦凍《むしろ望んでた。心配無用だ。親父は約束が果たせねぇって色々ゴネるだろうが…荼毘と戦えなくすることすら親父への罰だとすれば、ホークスたちは賢明な判断をした》 轟焦凍《荼毘は家の罪。それに…俺の目指すところに行くには避けては通れねぇ》 緑谷出久《掴みかけって言ってたアレ…!赫灼熱拳とはまた何か様相が違う!?》 尾白猿夫《そっか…おまえ出てっちゃったから知らないんだ》 上鳴電気《ここ触っても熱くねーんだよ。ホラすごくね?ここ》 轟焦凍《状態維持が難しくてすぐ切れちまうんだけどな》 爆豪勝己《継戦能力は俺の方が上、ハイザコ》 轟焦凍《熱い血と冷たい血が身体を循環し相互に安定をもたらす》 緑谷出久《熱と冷気が混ざってまるで…冷たい炎みたいだね》 轟焦凍《親父は身体の熱を下げる為に冷を望んだ。俺は逆を行く。あの家に俺が生まれた意味を俺自身が肯定できるように…緑谷、俺の力だ。ありがとうな》 轟焦凍「これ以上関係ねぇ人たちの命を奪うな!」 轟焦凍「赫灼熱拳・燐」 轟焦凍「凍み氷る衝撃(しみこおるしょうげき) 冷炎白刃(れいえんはくじん)」 轟焦凍「ぶつけるなら全部俺たちにぶつけろ!そうすりゃ少しは頭ァ冷えるだろ」 荼毘「(この灼熱の中を耐え得る身体と俺の熱を冷ます力)」 荼毘「おまえ以上に適任はいねぇってわけだ。そして選択の可否を口にする」 荼毘「ハ…!やっぱな、同じ血を分けた兄弟ですらこうも型が違う」 轟焦凍「(切れた!入れ直さねぇと)」 キドウ「ショートくんの」 オニマー「言ったことが全てだと思う」 轟焦凍「(俺すら灼ける高熱なのに) すみません」 バーニン「言っただろ…エネルギーのムダだって」 轟焦凍「ありがとうございます!(例えばこんな一言だって)」 轟焦凍「(あまりに多くのものを拾い戻る道だった。欲望で作られた血…過去…)」 轟焦凍「(気づいてからは立ち止まっていた俺とは違って皆が遥か先にいると思ってた)」 エンデヴァー《溜めて放つ。力の凝縮だ》 | |
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