【推しの子】 | 第142話『責任』ネタバレ | OSHI NO KO

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原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ
推しの子 142話 ネタバレ 鮫島アビ子 吉祥寺頼子 漫画 OSHI NO KO Chapter 142
【推しの子】 第142話ネタバレ
第142話 責任
配信日2024年2月29日
ヤングジャンプ2024年13号
登場人物星野アクア
星野ルビー
有馬かな
MEMちょ
斉藤ミヤコ
雨宮吾郎
天童寺さりな
吉祥寺頼子
鮫島アビ子
STORY
『苺プロ』
有馬かな「台本にあるから当然知ってはいたけど、アクアとルビーのキスシーンて!社長!これは親としてどうなんですか!?」
斉藤ミヤコ「複雑以外の感情あると思う?」
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MEMちょ「でも今まさにブレイク中の現役アイドルと、その双子の超イケメン兄とのキスシーンてさ、そんなん絶対みたいでしょ。えっ…?この映画死ぬほど売れちゃわない?」
有馬かな「そんな甘いものでもないけどね…ルビーもルビーよ。なんでこんなの受けちゃうかな」
星野ルビー「私も兄とキスなんてあり得ないって思ってるよ。でも鏑木Pがどうしてもどうしてもうるさくって、どうしてもって言うなら断れないじゃない?ほんとあり得ないよね。あーもうほんと仕方ないなー」
MEMちょ「なんか本人滅茶苦茶ノリノリだった」
有馬かな「ブラコンがよぉ…兄は兄よ。この脚本アクアが書いてるんでしょ?実妹のキスシーンなんてどういう顔して書いてんのよ」
斉藤ミヤコ「その辺に関してはアクア以外の人達の意思が強く働いてるみたいよ。カミキとアイの恋愛に関しては何の証言もない。二人の恋愛がどういうものだったのか本当の所を誰も知らないの。だからこの辺りの場面は想像に基づく完全な創作なのよ」
有馬かな「へー言われてみたらここアクアが言いそうってシーンあるわ。アイもちょっとルビーに影響受けてそうな所あるよねぇ」
斉藤ミヤコ「Pはキスシーン入れろって言うし、元になる証言は無いし、アクアもあまり上手く書けなかったみたいなのよね。だから…」
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星野アクア「すみません、忙しいお二人の手を煩わせてしまい…」
吉祥寺頼子「いえいえ大丈夫ですよ。人から物語の相談受けるなんて日常茶飯事ですし、私たちだって相談して育ったんですから」
鮫島アビ子「皆通る道ですよ。こう見えてお話作りのプロですからね私たち」
星野アクア「ではお言葉に甘えて…プロから見てこのシナリオはどうですか?」
吉祥寺頼子「アクアくんは日本語力が高いんですね。割と良い感じに纏まってます。でも纏まってるだけでエンタメ的なねらいが無い。手を入れる余地はタップリあるわ」
鮫島アビ子「イジり甲斐ありますねぇ」
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吉祥寺頼子「このシナリオで一番手を入れるべきなのはこの恋愛パートよね」
鮫島アビ子「なにしちゃいますか?」
吉祥寺頼子「それはもう切なくも笑えるイチャイチャ展開するしかないでしょう」
鮫島アビ子「やったあああっ!やりましたねアクアくん!あの鬼才吉祥寺頼子のイチャラブが久々に見れますよ!こんな貴重な機会に立ち会えて私も嬉しいです」
吉祥寺頼子「ここのキスシーンなんだけど、長くて強めのを持ってきたいわね」
星野アクア「あの…できればほっぺにキス位にできませんか?それ演じるの俺なんですよ」
「だめー」
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鮫島アビ子「これはアクアくんが負うべき責任なんだよ。ですよね頼子先生」
吉祥寺頼子「君は作家として多くの人の秘密を暴いて、それで結果的に金儲けをしようとしている。自分だけ安全圏なんて絶対許されない。物語って言うのはね、人を殺すことすらできるものなの。だからこそ物語を描く者にはその一文字に相応の責任が求められる。その物語が誰を傷つけるのか常に自覚的でなくちゃいけない。それでも書き続ける私たちはその責任を忘れてはいけないの」
星野アクア「俺の責任…か」
星野ルビー「責任って何の事?」
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星野アクア「いや関係ない話」
星野ルビー「本当にないのかな?私はお兄ちゃんに責任とって貰わなきゃ困ることがあるよ。いよいよだもんね。明日は例のシーンでしょ?私キスするの生まれて初めてだから責任とってね?」
星野アクア「なるほど…これも俺の責任か…」
星野ルビー「なに?イヤなの?」
星野アクア「流石に妹にキスするのは俺でも抵抗がある」
星野ルビー「なら私を天堂寺さりなとしてみたら?雨宮吾郎として私を見たら?想像して。奇跡的に病気が快方に向かった天童寺さりなの姿を。元気に大きくなって退院してもせんせーの所に押しかけてさ、18歳の誕生日、大好きな先生に何年も我慢してた言葉をやっと言うの。そういう女の子が目の前に立ってる、そういう感じで考えたならキスできる?」
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星野アクア「さあな」
星野ルビー「さあって…それでも役者なの?自信がないならさ、練習しとく?今からキスシーンの練習、せんせーはいや?」
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