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OSHI NO KO | |
原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ 【推しの子】 第143話ネタバレ | |
第143話 全肯定オタク | |
配信日 | 2024年3月14日 |
ヤングジャンプ | 2024年15号 |
単行本 | 第15巻 |
登場人物 | 星野アクア 星野ルビー 雨宮吾郎 天童寺さりな |
STORY | |
星野アクア「力強すぎ。首苦しいって」 星野ルビー「だってせんせー、捕まえておかないとふっときえちゃいそうなんだもん、ねぇせんせ、あの頃みたいに私のこともう一度さりなちゃんて呼んでよ」 星野アクア「アホなこと言ってないで歯磨きして寝ろ。明日早いんだぞ」 星野ルビー「やだ!寝ない!呼んで!さりなちゃんって呼んで!」 星野アクア「精神年齢はあの頃のままだな」 星野ルビー「呼んでくれるまで寝ないから」 星野アクア「ゴリ推しでどうにかしようとしてるだろ」 星野ルビー「私知ってるんだよね?せんせーはなんだかんだで私の我儘いつも全部聞いてくれるって」 星野アクア「呼んだら寝るんだな」 星野ルビー「うん」
星野アクア「もう寝る時間だぞさりなちゃん。先生の言う事ちゃんと聞けるかな?」 星野ルビー「~~♡♡♡ッ!せんせ!せんせ結婚して」 星野アクア「今度こそ社会的に死んじゃうから勘弁して」 星野ルビー「せんせ見て。私今18歳。さりなは今度こそ大人になれたよ?ほめて」 星野アクア「褒めて?うんうんさりなちゃんは偉いね。よくやったと思うよ」 星野ルビー「もっともっともっと」 星野アクア「さりなちゃんさりなちゃんさりなちゃん…これで良いんだ」 星野ルビー「最高、幸せマックス」 星野アクア「お手軽に幸せマックスになっちゃうのな」 星野ルビー「そうだよ?私はね、せんせーが病室に来てくれるだけでいつもずっと幸せマックスだったよ」 星野アクア「ごめんさりなちゃん。俺はもう君の知ってる先生じゃないんだよ。昔みたいに能天気に目の前のことだけ精一杯やったり、馬鹿なこと言い合ったり、自分のしたいことだけするなんて出来なくなった。いつも生きてることに罪悪感を覚えるようになった。もう上手く笑えなくなっちゃったんだよ」
星野ルビー「確かに昔のせんせーはよく笑ってたもんね。ママが死んじゃってから本当に笑わなくなった。そういうクールぶってるせんせーもかわいいけどね。別に笑いたい時には笑えば良いんだよ?」 星野アクア「無理だよ。俺は人に嘘をつきすぎた。俺の身勝手な願いの為に多くの人を傷つけてきた。今更どう笑えば良いんだよ」 星野ルビー「私は笑えるようになったよ。秘訣知りたい?」 星野アクア「教えてくれ」 星野ルビー「推し!推しが居ると世界が輝く。このクソッタレな世界丸ごと愛せるようになる。推しを推してる間は私の命にも意義があるって思える。せんせーは私の推し。ありがとう生きててくれて。せんせーマジ生きてて偉い。生きてるだけで私幸せ」 星野アクア「そんなんで良いのかよ…」 星野ルビー「そうだよ?私せんせーの全肯定オタクなので。覚えてる?せんせーがコンサートのチケット手に入れる為に何日も駆けずり回ってさ、しれっとなんでもなかった顔して戻ってきた時、あの時のせんせーはまるで今のお兄ちゃんみたいだった。何も変わってないよ。私が大好きだった初恋の人のまま。せんせーは私のこと好き?」 星野アクア「ああ、当然だろ、さりなちゃん」
星野ルビー「私もせんせーが好き。勝手に全部抱え込んで弱いくせに強がって、いつもちゃんと傷ついてしっかり苦しんで、でもそれでも前に進もうとする貴方の全てが大好き。せんせーの苦しみも弱さも優しさもせんせーの全てを肯定してあげる。でもこれだけは忘れないでね。私はせんせーの全肯定オタクであると同時にせんせーのガチ恋オタクだから」
「はいOKです!」 『そして、映画の撮影は佳境へと突入していく』 | |
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