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OSHI NO KO | |
原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ 【推しの子】 第152話ネタバレ | |
第152話 インタビュー | |
配信日 | 2024年6月13日 |
ヤングジャンプ | 2024年28号 |
単行本 | 第15巻 |
登場人物 | 星野アクア 星野ルビー 有馬かな 黒川あかね 不知火フリル MEMちょ 鳴嶋メルト 五反田泰志 鏑木勝也 カミキヒカル |
STORY | |
五反田泰志「俺はこの作品でフィクションを描いたつもりはない。エンタメの皮を被った真のクリエイティブだと思ってる。俺の取材なんてこんなもんで良いだろ」 「最後に一言頂けますか」 五反田泰志「この映画をアイに捧ぐ。以上だ」 『11月、関係者向け初号試写上映。五反田監督の軽い挨拶があり、2時間16分のフィルムが流された。スタッフロールが流れる頃には所々ですすり泣く声が聞こえた。関係者として関わってきた故の達成感からくる感動もあるだろう。この物語の悲しさから来る涙もあるだろう。だけどこの涙はきっとどちらでもない』
不知火フリル「いやなんていうか、五反田監督ってすごいね。なみだとまらん」 MEMちょ「フリルちゃん!?異常じゃない泣き方するね…!?」 不知火フリル「いや皆がんばってたのは分かってるけど、正直下手な芝居もあったわけで、正直クオリティどうなるんだろって思ったんだけど、いやーすごいすごい、プロは」 星野ルビー「下手な演技?誰のことだろう?」 有馬かな「アンタでしょうが」 不知火フリル「下手な演技もちゃんと味になってる編集してくれてさ」 MEMちょ「その辺はアクたんが編集相当頑張ったらしいよ」 有馬かな「こんな所でもシスコンが…」 鳴嶋メルト「まぁ序盤は確かにアレだったけど終盤の芝居はルビーにしか出来なかったし、ルビーだからこそ出来たものだと思う」 星野ルビー「ししょ~♡」 鳴嶋メルト「師匠言うな」 『そう、ルビーちゃんの最後の芝居がこの映画にどういう感想が帰って来るかを決定づけた。この“15年の嘘”という作品の』
鏑木勝也「やぁ監督、君の撮りたいものは撮れたかい?本当の星野アイは撮れたかい?」 五反田泰志「さぁ、結局答え合わせなんて出来ないからな。でも個人的な後悔は薄れた。これでやっと未来に進める気がする。アンタもそうなんじゃないのか?星野アイとカミキヒカルを引きあわせた責任を、罪悪感をずって抱えてたんじゃないのか?金も人脈もアンタが持ってるカード全部切ってこの企画を実現させた。大分無理したんだろ?この映画がヒットしなければ今後立場が危うくなる位には…アイへの贖罪、そしてその子供たちの為に」 鏑木勝也「もうそんなことで一々罪悪感を感じる程若くないさ。僕はそんな熱い男じゃないよ」 五反田泰志「どうですかね…鏑木さん、映画監督になる為にこの業界入ったらしいじゃないですか」 鏑木勝也「ど…どこから聞いたのかなそんな話」 五反田泰志「いや狭い業界ですから。今でも諦めてないそうじゃないですか。そんな人間が熱くないなんて嘘ですよ」 鏑木勝也「全く…悪い男だよ君も」 五反田泰志「拗ねないでくださいよ」 鏑木勝也「僕の事を恨んでるかい?いや君の事だからきっと何の事って笑うのだろうけどね。少し位は君の助けになったかい?」
『会議室F』 「それではインタビューをはじめさせて頂きます。私も初号を拝見させていただきましたが、アクアさんはとても苦しい役柄だったと思います。それでもこの映画に出演したのは母である星野アイさん、ひいては妹である星野ルビーさんの為でしょうか?」 星野アクア「僕は自分の演技で人を幸せにしょうなんて思ってない。僕は僕の為に演じるし、そこに何を感じるかは皆の自由だけど」 「しかしアクアさんは出演者の皆様をとても大切に想っているように感じました。そして出演者の皆様方も貴方の事を大切に想っている」 星野アクア「僕は誰も愛さないし誰かに愛されてもそれに何かを返す事はない。それでも良いって人だけ好きになってくれたら良い」 「……『嘘』ですよね。大切だからこそ遠ざけるのでしょう?」
星野アクア「どう受け取ってもらっても良い」 カミキヒカル「どうしてそこまで自分を押し殺すんだい?」 星野アクア「演じる事は僕にとっての復讐だから、カミキヒカル、僕たちから母親を奪ったアンタへの。それを果たさなければ僕らは未来に進めないから」 【推しの子】最終章『星に夢に』 | |
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