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SPY×FAMILY | |
原作(Original Story): 遠藤達哉(Tatsuya Endo) SPY×FAMILY 第100話ネタバレ | |
MISSION: 100 | |
配信日 | 2024年6月24日 |
次回配信 | 2024年7月8日 |
登場人物 | マーサ アナベル |
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『ヘンリーが特別防衛婦人隊全滅の報を受ける少し前(終戦数か月前)』 マーサ「(何秒、何分、何時間、気絶していたのか) 生き…てる…?」 マーサ「(この大砲の影にいたから爆風の直撃を免れたんだ…ありがとうブラックベル重工さん…)」 マーサ「…ジャスミン…リンダ…ヴェロニカ…!」 隊員「イヤアアアアア」 大尉「オイ持ち場を離れるな婦人隊」 隊員「だってあんな戦車相手にどうしろって…」 大尉「我々の任務は肉壁となって時間を稼ぐことだ。文句のあるやつは先に死なせてやる」 マーサ「(何だこれ…何だこれ…!?私たちは味方に撃たれるためにこんなところまで来たわけじゃない)」 敵兵「女だ!東国の女兵だ」
マーサ「(ここは…手当てされてるしちゃんとしたベッド…東国に帰ってきた?)」 アナベル「西国だよ、東国の兵隊さん。起きるな。取って食やせん。殺すつもりならとっくにやっとる。犬に感謝しな。川で野垂れてるのを知らせてくれたんだ」 『彼女は強面でぶっきらぼうだったけど、私が回復するまで優しく面倒をみてくれた』 マーサ「あっ、あのすみません、私の服って…」 アナベル「軍服かい?あんなボロ切れ捨てちまったよ。娘の服がたくさんある。好きなの使いな」 マーサ「…娘さんがいらしたのね。でも勝手に…」 アナベル「いいんだ。もう着ない。去年死んだ。帰って来たのは右足一本だけだった」 マーサ「(戦争で…)」 『それでも彼女は東国兵(わたし)に恨みごとのひとつもこぼさなかった』
マーサ「あの私…歩けるようになったんで何か手伝…」 配達員「アナベルさーん、郵便です」 配達員「ん?今誰かいましたか?」 バロン「ワッフ!」 配達員「なんだバロンくんか。気をつけてくださいね。山向こうじゃ東国の敗残兵が民家に潜り込んで食料などを盗む事件が頻発してるそうなんで」 アナベル「こっちまで来やせんだろ」 アナベル「村には故郷を焼け出されてきた難民も多い。それでなくても国中、反東国感情でひしめいてんだ。死にたくなかったら、うかつに顔を出すなバカタレが」 マーサ「…ごめんなさい」 アナベル「アンタみたいな小娘まで前線にしゃしゃり出てくるなんて東も哀れな国だよ」 マーサ「…私だって好きで戦ってたワケじゃない…西国人(あなた)たちが悪いんじゃない!もう帰りたい…」 アナベル「そうしとくれ。アンタがいると私がとばっちりを受ける。アンタと私は出会わなかった。いいね」 マーサ「…はい。夜のうちにここを出ます」
『夜』 マーサ「(じゃあねバロン…じゃあねアナベルさん)」 マーサ「西国の星座も東とおんなじだ。緯度そんなに変わらないんだから当たり前…(やばいちょっと迷った。私ってば何でこんなに方向音痴なんだろ…)」 《帰るんだ!絶対生きて帰るんだ!》 マーサ「(休憩して夜明けを待とう…大丈夫、村からはだいぶ離れたはず…お腹空いたなー) 何か入ってる…?」 『それは2日分のパンと紙幣1枚、アナベルさんが先週編んでた暖かそうなマフラー、それと“家へ帰れ”って小さなぶっきらぼうに走り書きされた地図』
『拝啓ヘンリー。西国には綺麗な夜空があっておいしいパンもあって優しい人もいて、帰ったらそんな話をたくさんしてあげるね』 『生還への希望と決意』 | |
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