ONE PIECE | ベガパンク配信内容まとめ | Dr. Vegapunk

ONE PIECE
原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro)
ワンピース ベガパンク配信内容まとめ ONE PIECE Dr.Vegapunk
ONE PIECE 『ベガパンクの配信内容』まとめ
ベガパンクの配信
ワンピース ベガパンク配信内容まとめ ONE PIECE Dr.Vegapunk
ベガパンクの肺停止と共に配信されるようプログラムされており、配信電伝虫にて全世界に向け配信されたベガパンクの最後の記録。
原作第1113話 - 第1118話
配信者Dr.ベガパンク
配信電伝虫の場所鉄の巨人の中
ワンピース ベガパンク配信場所 鉄の巨人 配信中断 ONE PIECE Dr.Vegapunk
配信内容▪自分が犯した二つの罪の告白と謝罪
▪全世界を襲う異例の地震
▪ポーネグリフの解読・空白の100年の研究
▪初めて海賊と呼ばれた男「ジョイボーイ」について
▪ジョイボーイと連合軍の巨大な戦い
▪消えない炎(マザーフレイム)の開発と盗難事件
▪「D」の名を持つ者達へのメッセージ
配信中断第1117話で、五老星(ウォーキュリー聖)によって鉄の巨人が攻撃を受け、配信用の電伝虫が停止、ベガパンクの配信は最後まで配信されず中断されてしまった。
ワンピース ベガパンク配信場所 鉄の巨人 配信中断 ONE PIECE Dr.Vegapunk
第1113話 STALEMATE
私は2つの罪を犯した。したがって捕まるか打ち首か…この映像は私の心肺停止と共に配信されるようプログラムするつもりじゃ。ただし、これをしっかり理解して聞いて欲しい。私を裁く者達が誰であれ、それが悪と説きたいわけではない。私は善悪を論じない。そうできる程…彼についてわかっていないのだ。これより話す事はあまりに信じ難く失笑を買うかも知れない。じゃが皆には知っておく権利がある。結論から話そうか。この世界は海に沈む。
第1114話 イカロスの翼
私にとって少し未来の話になるが、この映像を撮り終えた後日、私の作ったセンサーと計算が正しければ全世界を襲う異例の地震が起きる筈。それに伴い各地の海面は1m上昇し人が住めぬ様になる島も出るじゃろう。世界中の浜辺の消失も避けられぬ。もしこれが外れていたなら、この先の話は聞き流して構わん。しかしそれがもし起きたなら、私の話をよく聞いて欲しい。その地震は自然災害とは言い切れぬ現象なのだ。私はまがりなりにも平和を望んだ。しかしこれが一つ目の私の罪。永遠のエネルギーを夢見た。この世界を大きく未来へ進めたい一心で私は太陽に近づきすぎてしまった。順追って説明しよう。この世界に何が起きようとしているのか。今より約900年前から800年前にかけての100年間の話じゃ。実はそこにぽっかりと白紙になった歴史がある。これを空白の100年と呼び、その記録は全てかき消されている。その途切れた歴史を知る術は世界中にひっそりと点在するポーネグリフと呼ばれる過去からの手紙を読み解くしかないのだ。しかしポーネグリフの解読は世界政府により固く禁じられておるのじゃが、私は政府の人間でありながらそこへ踏み込んでしまった。これが2つ目の罪。ある優秀な考古学者たちの執念によって受け継がれた文献といくつかのポーネグリフを私は解読し可能な限りの研究を進めてきた。後悔などありはしない。歴史とは物語である。つまり私が知るのは不完全な100年間の物語。それを私の想像で補って話すわけにはいかんが、判明した事実のみをここに言い遺す。この物語の主人公は900年前にあるまじき高度に文明を持つ王国に生まれ、まるでエルバフに伝わる太陽の神ニカの様に伸縮する体で戦ったという男。彼の名はジョイボーイ。この海で初めて海賊と呼ばれた男じゃ。
第1115話 大陸の断片
彼が何ゆえに“海賊”と呼ばれたのか。私は読んだ。ポーネグリフはわずかじゃが、そこに記されていたのはとても巨大な戦いの記録であった。ジョイボーイの敵は現在の世界政府、正確には世界政府樹立前の前身、20の王国の臨時共同体“連合軍”である。そうしなけれぱならん程ジョイボーイの一団は堅固であったとも言える。そしてその戦いの火種がわからぬ以上、善悪でなく2つの思想がぶつかったと言っておく。先に触れたが、ジョイボーイの生まれた国は900年前とは思えぬ程、驚異的に文明が発達した国だったとわかった。この100年の戦争中に実在した兵器は現代の科学力をもってしても作り得ない代物であった様だ。無論天才の私をもってしてもじゃ。問題はそこにある。空白の100年はジョイボーイの敗北によって幕を下ろした。その終焉は取り返しのつかぬ程の巨大な戦争の爪跡を残して…世界とは島と島を行き来するもの。航海は困難で自国の文化しか知らず一生を終える者も少なくない。この我々の持つ常識は千年前の世界には当てはまらぬ。空白の100年の中で起きた天変地異によって世界は一度海に沈んだのだ。我々は今かつての大陸の断片の上に暮らしておるのじゃ。千年前の世界は今見る影もなく海底に沈んでおる。大昔、世界には我々の知る由もないいくつかの大陸があったと考えられる。もし過去と何も変わらぬ世界なら、100年分もの歴史を世界の記憶から消す事など不可能な事じゃが、くしくもこれなら腑に落ちる。わずか100年間での海面上昇幅は実に200m。なぜその100年間に海面上昇は起きたのか。勿論不意の自然災害と考えるのが理所当然じゃが、私はこれを人為的災害と断言する。これだけの天変地異を巻き起こしたのが自然ならば、その初期災害が数百年単位で永続的な被害を世界にもたらして然るべき。気候学・地質学・環境科学・大気科学全ての側面から計測しても、たった100年で収まる様な変動ではないのじゃ。ならば原因は他にある。先日の世界規模の海面上昇を感知した時、私は確信した。その原因と実在を。800年前に世界を海に沈めた古代兵器は今なお現存し、それらは再び起動の時を待っておるのじゃ。つまり、空白の100年に起きた巨大な戦いはまだ終わってはおらんのだ。
第1116話 葛藤
私は深く謝罪しなければならない。だが知っておいて欲しい。これから発展する世界の産業の礎となる動力を作りたかった。まだ未完成ではあるが、私の研究の集大成“消えない炎(マザーフレイム)”はやっと実用化にまでこぎつけた所。いつの日か必ず世界中の国々の生活を豊かにできる動力じゃ。しかしその炎がある日、一欠片だけ盗まれた。全て私の責任である。炎を盗まれて約2週間後、ルルシア王国方面の空が激しく光り、王国は跡形もなく消えたという情報を得た。更にその後に世界的な地震の予兆を観測。科学者として開発に誇り持って言うが、そんな莫大なエネルギーはマザーフレイムを置いて他にない。私の生みだした炎が古代兵器を起動させてしまったのじゃ。どこの誰が実行したのか何もわからぬが結果は瞭然。私は多くの人命を奪う行為に加担した。重責を感じてる。申し訳ないっ。かつて世界を海に沈めた人為的災害は実行可能と証明された。古代兵器は過去に3つ存在し、ジョイボーイはそれを後世に受け継ごうとしている。そんなものをなぜ!?まだ沈め足りぬか!?誰が悪で誰が正義じゃ!?その全てが開示される日は来る。その時こそ世界沈没が危惧される時と私は警告する。空白の100年はまだ謎に満ちておる。しかしその全てを知った者達がいる。海賊王の一団である。歴史の全てを知った彼らはなぜ誰にも告げずに消えたのか…なぜ動かなかったか…
第1117話 も
最後に一つ伝言をさせてくれ。世界中に点在しているDの名を持つ者達へ…お前さん達の中に…も…
第1118話 自由になる
…その名前…