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BUNGO STRAY DOGS | |||||||||||||
原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri) 文豪ストレイドッグス 第116話ネタバレ | |||||||||||||
文豪ストレイドッグス 第116話 | |||||||||||||
サブタイトル | 小さき者へ | ||||||||||||
配信日 | 2024年7月5日 | ||||||||||||
ヤングエース | 2024年8月号 | ||||||||||||
次号 | 2024年8月2日 | ||||||||||||
登場人物 | フョードル・ドストエフスキー 神人・雨御前 中島敦 福沢諭吉 国木田独歩 谷崎潤一郎 フランシス ルイーザ 幸田文 ブラム・ストーカー | ||||||||||||
第116話 小さき者へ『空港 フョードル&福沢』 フョードル「三十六年後の世界大戦?それ、ぼくの考えた嘘です」 福沢諭吉「何だと?だが…大戦の情報は源一郎自ら雨御前の未来予知で受け取ったと…」 フョードル「雨御前による予言は介入が容易です。一度に十数秒しか時を渡れぬ雨御前。その力で三十六前に情報を渡すには無数の時渡りが必要です。故に“最初の一回”が真実なのかは誰にも確かめようがない。ぼくがしたことは偽の予言をそれらしく壁に彫って残した、それだけです。それを見た福地さんは予言を更に過去に送った。そうなればもう“本物の予言”と区別がつかない」 福沢諭吉「では…源一郎の戦いは平和への願いは最初から…」 フョードル「はい、茶番です」 福沢諭吉「茶番だと?」 《犠牲にする命は五十人以下》 福沢諭吉「許さぬ、許さぬ、許さぬ、許さぬ、許さぬ、許さぬ!」 フョードル「御前、少し磊落に壊しなさい」 中島敦「(な…んだ?あれ…刀身…?けど巨き過ぎる…数百米…いや…一粁以上ある…?) まずいぞ」 「アルファ・ワンよりキングピン!アルファ・ワンよりキングピンへ!し…信じられない光景です!ふ…不明攻撃により空港そのものが粉みじんに刻まれました!キングピン!指示を!」 ルイーザ「フィッツジェラルド様!」 フランシス「オルコツト君、空港は陥落した。最終プロトコルをコールしろ」 中島敦「社長!?何処です社長!(空港に一体何が起こったんだ!?巨大な刃が何枚も空に浮かんだ直後、見える限りの建物が一瞬でみじん切りに…出鱈目だ…こんなの異能ですらあり得ない。もしこの天変地異が敵の攻撃だったとしたら…!) 社長!抜け出せますか!?」 福沢諭吉「…ああ。だが数秒待て」 中島敦「何故です?真逆怪我を…」 福沢諭吉「否、大事はない。自力で抜け出せる。だが少し時間をくれ。幼馴染の死を悼む時間を…頼む」 中島敦「じゃあ…これまでの何もかもドストエフスキー一人の策謀…?」 福沢諭吉「空港の状況は?」 中島敦「それが…見渡す限り何もかも崩落しています。通信も繋がりません。崩壊で通信拠点がやられたのかも…」 福沢諭吉「…指示を出す」 中島敦「はい!」 福沢諭吉「逃げよ。一目散に逃げ延びよ。この地は羅刹の庭と化した。もはや我等に生存の叶う場所ではない。全社員に伝えよ。逃げよ。決して《神人》と戦ってはならぬ…!」 中島敦「(…こんな社長見たことが…)」 福沢諭吉「但し、ドストエフスキー、奴だけは許せぬ。彼奴の向かった方角はM1秘匿格納庫。狙いは恐らく要人避難用の超高速航空機。あれは電探遮断(ステルス)性を持ち、どんな兵器でも探知出来ぬ。あれで逃げられたが最後、ドストエフスキーは何者も届かぬ闇奥へ消える。そして世界の何処とも知れぬ闇で奴は世界の半分を使役する。この世は昼でも目覚めぬ悪夢へと変わる。追え敦。奴の離陸を阻止せよ。これを天人五衰事件最後の司令とする」 中島敦「はい!」 中島敦「あった!(空港各所には予め色々なモノを仕込んである。信号拳銃(フレアガン)、これで皆に再集合の信号を送れる。探偵社員が集結すれば斃せない敵なんて…!)」 中島敦「(来い…返事よ来い…)」 中島敦「(返事だ!あっちの方角に社員が……二重の信号弾!?)」 『その意味するところは緊急救助要請!』 フョードル「探偵社に再集合されては確かに面倒です。一人ずつ消しましょう」 幸田文「くっそ…抜けへん(ああ…アカンな…すぐ崩れる。これはどうしようもない。あの時もあの時も乗り越えてきたけど…あーあ…めっちゃ活躍したと思たのに全部無駄てことか…ウチはここで潰れて死ぬ。ブラちゃんも死んだ。ようやく判った。正義の味方なんて全然カッコ良うない。正義の味方のうち、エエお話になって皆が褒めるんは偶々生きて帰れたごく一部なんや。殆どは誰にも知られんまま死ぬ。そう考えるとなんや莫迦みたいな人生やんか)」 ブラム「平民と王族の違いが判るか?王族が護ると誓ったならば、それは必ず守られる」 幸田文「嘘、嘘、嘘、噓やろ?ブラちゃん!?」 ≫関連記事:《神人・雨御前》紹介 | |||||||||||||
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