名探偵コナン | 第1100話『怪盗キッドの王冠マジック①』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1100話ネタバレ ラム 脇田兼則 Detective Conan Chapter 1100
名探偵コナン 第1100話ネタバレ
第1100話
名探偵コナン 漫画 1100話ネタバレ 怪盗キッドの王冠マジック Detective Conan Chapter 1100
サブタイトル煙滅
サンデー2022年44号
週刊少年サンデー2022年44号 表紙 名探偵コナン 1100話 Detective Conan
配信日2022年9月28日
単行本第103巻
登場人物江戸川コナン
毛利蘭
鈴木園子
怪盗キッド
中森銀三
安室透
榎本梓
脇田兼則
日売TVのアナウンサー
鈴木次郎吉
安堂芹亜
中條近与
狩野文嗣
場所銀座・鈴木ビル
前の話次の話
コナン「(くそっ、どっちだ?どっちが奴なんだ!?1人はこの腕時計型麻酔銃で眠らせるとしても、もう1人どうする?ベルトから出したサッカーボールを…キック力増強シューズでぶつけて気絶させるって手もあるけど…そっちが本人だったら大ケガを負わせる可能性がある)」
名探偵コナン 漫画 1100話ネタバレ 怪盗キッドの王冠マジック Detective Conan Chapter 1100
📱安室透「あの、何か妙な音がしたんですけど、どうかしましたか?」
コナン「(どうする?どうする?)」
『3時間前』
アナウンサー「ご覧ください。錦座・鈴木ビル前に集まったこの大観衆。目当てはもちろんこのビルの最上階の展示フロアに現れると予告した怪盗キッド。しかもその展示場の様子がビルの巨大モニターに生中継されるということで大変盛り上がっております」
名探偵コナン 漫画 1100話ネタバレ 怪盗キッドの王冠マジック Detective Conan Chapter 1100
アナウンサー「そして今回キッドが狙うのは世界最大級のトルマリンが埋め込まれた王冠“海の魔女の水飛沫(セイレーン・スプラッシュ)”。海難を防ぐ御守りとして、かつて海賊達が7つの海を探し回ったと伝わるこの王冠。果たしてキッドは手に入れることができるのでしょうか!?」
コナン「…ったくやり過ぎなんじゃない?あんなモニターで生中継なんて」
毛利蘭「今回は相当自信があるみたいだよ?わたしや園子も現場で見学できるみたいだし」
鈴木園子「蘭、関係者入口はこっちこっち」
毛利蘭「あ、うん」
『鈴木ビルのエレベーターの中』
コナン「展示フロア何階だっけ?」
鈴木園子「最上階の60階。着くまで40秒ぐらいかな?」
『最上階』
毛利蘭「最上階の夜景すご過ぎ」
コナン「(相変わらず警備員の数もすごいけど)」
毛利蘭「あれ?梓さん、何でここに?」
榎本梓「警備してる人達用のサンドイッチを安室さんとデリバリーしてたんです。こっち控え室なので」
毛利蘭「安室さんは?」
榎本梓「もう帰っちゃいました。私は色々あって今帰るトコですけど…コナン君はいつものようにキッドキラーで呼ばれたのかな?」
コナン「うん。あれ?肩のトコに赤いの付いてるよ?」
榎本梓「あ、これケチャップ。こんなところにも飛んでたか」
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コナン「(ケチャップにしては色が薄いな)」
榎本梓「私後でコーヒーのポット回収に来るからキッド様がどうだったか教えてね」
毛利蘭「了解です」
榎本梓「キッド様があの通路をどう攻略したか気になるし♡」
鈴木園子「あの通路?」
毛利蘭「ウソー!?」
鈴木園子「何コレー!?」
鈴木次郎吉「対キッド用の特殊通路“風神の路(フウジン・ロード)”じゃ。全長20mある上に天井が低いから大人じゃと屈んで進まねばならん」
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毛利蘭「にしてもこの風…」
鈴木園子「何なの?もォ」
コナン「これもキッド対策だと思うよ。この前キッド、トランプ銃でワイヤー付きのカードを壁に次々と打ち込んですごいスピードで移動してたから」
鈴木次郎吉「そして通路を抜けた先がこの展示場というわけじゃ」
安堂芹亜「鈴木相談役、ここから先は私が説明いたしますわ」
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安堂芹亜「ご覧の通り展示場の窓は全て鉄格子がはめてあって出入り不可能。つまり唯一の出入り口はあの風神の路のみ。警報が鳴り、その3秒後には自動的に風神の路の出入り口が封鎖されるというわけです」
『安堂芹亜(36) 展示場主任』
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毛利蘭「王冠からここまで10mぐらいだから出入り口まで30m」
鈴木園子「3秒じゃ持ち去れないよね?」
中森銀三「だがキッドがここを停電させたらあんな通路役に立たないじゃ…」
安堂芹亜「ご心配なく。通路は別電源。この錦座全体が停電しても可動しますわ」
隊員「中森警部、鑑定士のお二人をお連れしましたが、鑑定して頂きますか?」
中森銀三「今からかよ?キッドの予告の21時までもう1時間もないぞ」
隊員「ちょっと食事中にトラブルがあったようで…」
コナン「(トラブル?)」
中森銀三「じゃあさっさと済ませてくれ」
中條近与「では私から…王冠の正面に埋め込まれた宝石、トルマリンを見てみようかのォ」
『中條近与(71) 宝石鑑定士』
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安堂芹亜「王冠には決して触れないように」
中條近与「分かっておるわ」
中森銀三「あのーソレは何をされてるんですか?」
中條近与「知らんのかえ?トルマリンは別名“電気石” ちょっとした圧力や熱で電気を帯び、空気中のチリを吸い寄せてしまうのじゃ。だから空気を吹き付けて払っておるんじゃよ。おおー若干緑がかった深いブルー、見事なインディゴライトトルマリンじゃわい」
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狩野文嗣「どけ。次は王冠の鑑定だ。俺は婆さんみてぇなブロアブラシは使わねぇ。高圧で空気を噴射するエアダスターだ」
『狩野文嗣(43) 古美術鑑定士』
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毛利蘭「おなか空いちゃった?」
コナン「う…うん」
鈴木園子「じゃあ時間まで控え室に行ってる?サンドイッチまだ余ってるって梓さん言ってたし」
『控え室』
鈴木園子「美味しい~♪やっぱポアロのハムサンドは最高だね」
毛利蘭「うん間違いないよ♡」
脇田兼則「そんなに旨ぇんですかい?」
毛利蘭「いろは寿司の…」
コナン「脇田おじさん」
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鈴木園子「一つ食べてみます?」
脇田兼則「いえいえ、昼飯食べすぎちまったんで」
毛利蘭「でも何でここへ?」
脇田兼則「2時間前に鈴木次郎吉ってお客さんから“キッド確保の前祝いに特上を頼む”って注文が入って届けたんで…そのオヒツを下げに来たんでさあ」
鈴木園子「前祝いって伯父様…」
脇田兼則「それよりコナン君、ちょい聞きてぇことが」
コナン「ん?なーに?」
脇田兼則「コナン君のクラスの副担任に…若狭留美って先生いやすよね?」
コナン「うん」
脇田兼則「その先生、何か変わった所があったりしやせんか?」
コナン「何でそんなこと聞くの?」
脇田兼則「いやね、この前、帝丹小学校に寿司を届けたんですけど、その帰りしな何やら視線を感じたんで振り返ったら、その若狭って先生が鬼のような形相でアッシの方を睨んでたんでさァ。だから何かあるんじゃねぇかと思いやしてねぇ」
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コナン「ぜーん然!普通の先生だよ?ちょっとドジな所があるけどね」
脇田兼則「…そう…ですかい?そういえば、いいんでやんすか?」
鈴木園子「何が?」
脇田兼則「確か新聞に出てたキッドの予告状は“今夜21時、海の魔女の呪いを解き、その水飛沫ごと消して御覧に入れましょう”でしたよね?21時まで1分もありやせんぜ?」
毛利蘭「ヤバ!のんびりしすぎた!脇田さんも来ます?」
脇田兼則「いえいえ、アッシが行ってもお役に立てやせんから (左目があった頃なら別ですけどねぇ…)」
「3…2…1…0…!」
コナン「怪盗キッド!?」
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中森銀三「よーし者共確保し…」
キッド「その前に予告通りこの王冠をこの世から消してご覧に入れましょう。Tree…Two…One!」
中森銀三「王冠が…」
鈴木次郎吉「消えた!?」
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コナン「(消えたのに警報ベルが鳴ってねぇ。本当にこの世から消滅させたっていうのかよ!?)」
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