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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1104話ネタバレ | |||
第1104話 | |||
サブタイトル | 血染めの騎士 | ||
サンデー | 2023年2・3合併号 | ||
配信日 | 2022年12月7日 | ||
単行本 | 第104巻 | ||
登場人物 | 江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 阿笠博士 小嶋元太 吉田歩美 円谷光彦 灰原哀 目暮十三 白鳥任三郎 小林澄子 黒田兵衛 若狭留美 脇田兼則 城井来海大河原欽治 岸谷直人 木崎邦和 アマンダ・ヒューズ | ||
場所 | 西トピア | ||
『西トピア』 白鳥警部「殺人事件!?このビルのこのフロアでですか?」 黒田兵衛「ああ、鑑識と目暮をここへ呼んだよ。現場はここの17階の男子トイレ。被害者はチェス大会の参加者と思われる男性1名。バッグを抱え便座に座った状態で、ボウガンの矢を足や胸に受けて亡くなっていた。遺体の足下にはボウガンと雑誌と白いナイトのキーホルダー」 白鳥警部「それって…」 黒田兵衛「コナン君に聞いたよ。小林先生からの贈り物だろ?つまり、君も現場にいた可能性があり、被疑者の一人として扱うことになるが、構わんな?」 白鳥警部「ええ、恐らく試合後に黒田管理官とトイレに行き、ハンカチを出した時に落としたんでしょうけど、仕方ありませんね。実は今、そのキーホルダーを探していた所で、トイレは真っ先に調べたんですが、洗面台の周りには落ちてなかったので」 コナン「その時、“清掃中”の看板はなかったの?」 白鳥警部「ああ、探しに入ったら個室のトイレに誰か入っていたからそれが被害者だったかも…キーホルダーが見当たらなかったのは落とした時にその個室に入ったか、その人が拾ったかのどちらかだろうね。そしてトイレじゃないならここかと思って、この階段周辺を探していたわけです」 コナン「何でここだと思ったの?」 白鳥警部「対戦結果を逐一教えるとウチの執事と約束をしていて」 黒田兵衛「ああ、スマホを出したあの時に落としたと思ったのか…」 コナン「じゃあ、ここに探しに来た後ここを通った人いた?」 白鳥警部「いないけど」 『目暮警部 現場到着』 目暮警部「殺害されたのはここで行われていたチェス大会の参加者の岸谷直人さん32歳。凶器は被害者の足下のボウガンでまず間違いないでしょう。控え室で撃たれた大河原さんは逃げていく犯人の姿は見てないんですよね?」 大河原欽治「はい、それどころじゃなかったので」 目暮警部「となると犯人はもうこのビル内にはいないかも」 コナン「いや、いるよ4人、岸谷さんって人をボウガンで撃てる人。控え室で大河原さんが撃たれた頃、この階でエレベーターを乗り降りした人いないんだよね?」 黒田兵衛「ああ、このビルの警備室に確認したら事件発生後エレベーターでこのフロアに出入りした人物は君達、警察しかいないそうだ」 コナン「残る出入り口は階段だけど、偶然そこで白鳥警部がキーホルダーを探していたから階段は使えない。一応、白鳥警部も容疑者に入れるとして…亡くなった岸谷さんと対戦が早く終わり、試合会場から出てたっていう木崎さんと、控え室でボウガンを撃たれた大河原さんと、その大河原さんの対戦相手でこれまた早く決着がついた城井さんの3人だよ」 目暮警部「だが、岸谷さんの自殺も考えられるんじゃない?」 黒田兵衛「それはない。確かに遺体の体温、顔の蒼白化、死後硬直の具合からすると、亡くなって間もない遺体だったが、あの血の流れ具合はボウガンで撃たれた後しばらく生きていた証」 目暮警部「じゃあなぜ遺体のそばに凶器のボウガンが」 コナン「自殺って思わせる為に犯人が逃げる途中でワザと置いたかもしれないね」 大河原欽治「待っくれ。私はボウガンで撃たれたのに」 コナン「念の為だよ。自動的に矢を発射する仕掛けが後で見つかるかもしれないから」 木崎邦和「おいおい警察がこのガキの言いなりかよ?どうかしてるんじゃねぇのか?」 黒田兵衛「どうかしてるのは君のジャケットの背中に付いた傷の方だ」 木崎邦和「傷!?知らねぇよこんな傷!一体どこで?」 城井来海「もしかして自販機の所じゃない?試合後に私達3人で話していたら、ドスって妙な音がしてたし」 木崎邦和「やっぱり!自販機のそばの壁に刺さってるじゃない」 城井来海「ボウガンの矢!」 木崎邦和「じゃああの時、矢が俺の背中をかすめたのかよ!?」 城井来海「狙われてたの私かも?」 目暮警部「では試合後に会場を出てからどこで何をされていたか一人ずつ伺いましょうか?まずは白鳥君」 白鳥警部「はい、試合会場を出てトイレに行き、自販機で缶コーヒーを飲み、階段の所で電話を掛けた後、控え室の前で待っていた小林先生たちと会うまで黒田管理官と一緒でした。その後、キーホルダーをなくしていることに気が付いて、一人で階段の所を探していたら管理官から事件のことを聞いたんです」 目暮警部「なるほど」 木崎邦和「俺は岸谷と試合会場を出て自販機で缶ジュース買ってたら大河原さんと城井ちゃんがやって来てよ、さっき言った妙な音を3人で聞いた後、事件で騒ぎになるまでずーっと自販機の横でスマホゲームやってたよ」 『木崎邦和(34) 大会参加者』 目暮警部「対戦相手だった岸谷さんはどうされたんですか?」 木崎邦和「あいつも俺と一緒で、自販機で飲み物を買うつもりだったみてぇだけど、何か買おうとしたら誰からメールが来て、それ読んだから血相変えてどっかに走ってったよ」 目暮警部「しかし岸谷さんの所持品の中にはスマホはありませんでしたが」 木崎邦和「マジで?じゃあ犯人に盗まれたんじゃね?」 城井来海「さっきも話したけど試合会場を出て自販機の所で木崎君に会うまでずっと対戦相手の大河原さんと一緒でした。その後もトイレの前で大河原さんと別れるまでね」 『城井来海(31) 大会参加者』 目暮警部「じゃあトイレに行ったんですね?」 城井来海「ええ、殺人現場の女子トイレですけど」 目暮警部「その後は?」 城井来海「ずっとトイレに籠って大河原さんとの対戦のスコアを思い出してニマニマしてました。大河原さんに勝ったの初めてだったので…事件のことを知ったのはトイレから出た後で」 目暮警部「ではトイレに籠ってる間、隣の男子トイレから妙な声とか音はしませんでしたか?」 城井来海「してたかもしれませんけど、スマホで流した曲をイヤホンで聞きながらでしたから」 目暮警部「ちなみに、城井さんとトイレの前で別れたということは、あなたもトイレに行ったんですか?」 大河原欽治「はい、確かにその時、個室のトイレに誰か入ってましたけど、それが岸谷君かどうかはわかりませんでしたよ?で、トイレで用を出した後、あの子たちがいる控え室に入り、紅茶をマイグラスで飲もうとしたら、ボウガンの矢を撃ち込まれたというわけです」 『大河原欽治(37) 大会参加者』 目暮警部「ところでそのトイレに行った時にこのキーホルダーは見ませんでしたか?」 大河原欽治「さあ…」 コナン「そのキーホルダー近くで見せて!やっぱり!現場で見た時は駒の左側が上だったから分からなかったけど、ナイトの右側の顔に血がついた手でつかんだ跡が付いてるよ」 コナン「そうだよね?黒田管理官」 黒田兵衛「スマン、考え事をしていたよ」 コナン「だからもしも岸谷さんがボウガンで撃たれた後、血が付いた手でナイトの駒を掴んだら、亡くなる前にどこかにダイイングメッセージを遺してるかもしれないよね?ちょうどそばに雑誌も落ちてたし」 黒田兵衛「確かにそうだな」 目暮警部「管理官、コナン君に言われた通り遺体のそばにあった雑誌を調べ直したら血で貼りついていたクロスワードパズルのページにありました。謎めいた暗号のような血の手形が」 黒田兵衛「薬指と小指の間に勾玉のような血の跡がついているが」 コナン「それって多分キーホルダーの裏側に血をつけて置いたんだよ。駒の向きが分かるように」 目暮警部「じゃあその血の跡の通りに置いてみると」 コナン「(普通に考えると、ナイトの駒の初期配置に見える。でもそれを踏まえてもこの血の手形の意味が分からねぇ。一体何なんだ?)」 小嶋元太「おいコナンよォ」 円谷光彦「ゴミ箱に変な物が捨ててあったんですけど」 吉田歩美「形も色も同じ2つの眼鏡ケース」 灰原哀「片方は空っぽで、もう片方は粉々に砕けたガラスの破片がつまってたけど」 コナン「(そうか!そうだとしたらこの血の手形の意味も分かる。間違いない。犯人はあの人だ)」 『立ち上がる煙の中から鋭く射すくめる眼光』 | |||
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