名探偵コナン | 第1106話『17年前の真相①』ネタバレ | 羽田浩司殺人事件

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1106話 17年前の真相 ネタバレ 感想 Detective Conan Chapter 1106
名探偵コナン 第1106話ネタバレ
第1106話
名探偵コナン 漫画 1106話 17年前の真相 ネタバレ 感想 Detective Conan Chapter 1106
サブタイトル達眼の悪魔
サンデー2023年10号
配信日2023年2月1日
単行本104巻
登場人物江戸川コナン
黒田兵衛
若狭留美(レイチェル・浅香)
キャンティ
コルン
羽田秀𠮷
脇田兼則(ラム)
アマンダ・ヒューズ
黒田兵衛の友人
羽田浩司
場所西トピア
Jukeホテル
『西トピア』
コナン「今から17年前に亡くなったのがアメリカの要人で、その人が考えた暗号にチェスの駒が使われてたんなら、もしかしてその人、17年前にアメリカであったチェスの大会の前日にホテルの部屋で亡くなったっていう…アマンダって人じゃない?」
黒田兵衛「流石眠りの小五郎の知恵袋。察しがいい。その通り、それはアマンダ・ヒューズが遺したダイイングメッセージだよ。彼女はアメリカの政府機関や捜査機関にも顔が利く資産家でね」
コナン「でも何でその暗号の写真を黒田管理官が持ってるの?」
黒田兵衛「私もそのホテルに泊まっていたんだ。アメリカに住んでいた私の友人とそのチェスの大会を見る為に」
『17年前 アメリカ Jukeホテル』
「しかし驚いたよ。あの堅物の黒田が休暇取ってチェスの大会に誘ってくれるなんて…日本の警察も融通が利くようになったんだな」
黒田兵衛「よくあるだろ?休暇を溜めてる部下に上司が使え使えって催促してくるやつ。あんまりうるさいから今回派手にドバっと使ってやったってわけだ」
『黒田兵衛(33) 警察庁警備局警備企画課』
「あっ、あの人、確か…」
黒田兵衛「羽田浩司名人か…」
羽田浩司「皆さんありがとう。楽しいお酒でした。この後、約束があるのでこれで…」
「ああ、趣味でチェスの大会に出てるのに去年ベスト4!いいなーモテるんだろーなー」
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「おい、今のアマンダ・ヒューズじゃねぇか?」
黒田兵衛「へー…」
「知らないのか?次の大統領に出馬するんじゃないかって噂されてんだぜ?」
黒田兵衛「悪い。そういうの興味ないんで」
レイチェル「あの長身の男、何者でしょうか?」
アマンダ「さあ…」
レイチェル「他のボディガードにマークさせますか?」
アマンダ「大丈夫よ。浩司が待ってるから彼の部屋に急ぎましょ」
『羽田浩司の部屋』
アマンダ「まあ!この形、クイーンズ・ギャンビットね。わざとポーンを取らせてクイーンを動かしやすくし有利な展開に持ち込んでいく…わかったわ。受けて立ちましょう」
羽田浩司「日本語、随分上達されましたね。前にお会いした時は割とカタコトでしたのに」
『羽田浩司(28) 将棋四冠王』
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アマンダ「大ファンである貴方の母国語で語り合いながらチェスをやりたくて、この年で猛勉強を…将棋じゃ絶対に敵わないでしょ?それに日本人の母を持つ彼女の特訓を受けたから」
『アマンダ・ヒューズ(81) 資産家』
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羽田浩司「彼女、ボディガードですよね?」
アマンダ「ええ、彼女の父も私のボディガードでね、私の盾となって凶弾に倒れ亡くなったんだけど、撃った犯人をまだ幼かった彼女が目撃していたのよ。そして彼女は法廷で証言した後、証人保護プログラムで名前を変え、平和に暮らすはずだった。でも父と同じボディガードになりたいと懇願され、彼女の母が病死したこともあり、仕方なくボディガードとして鍛えて私の側に置くことにしたというわけ。彼女の父と遜色ない能力を身に付けたしね。お陰で誇れるのは武器の扱いや格闘技だけ。だから悪い輩は寄ってこない代わりに、いい男も寄ってこなくてねぇ」
『レイチェル・浅香(20) ボディガード』
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羽田浩司「そうですか?自分的には好みの女性なんですけどね…」
アマンダ「それより窓の外、何かあるのかしら?」
レイチェル「いえ、今日は朝から右目がザワついていて嫌な胸騒ぎが…」
羽田浩司「もしかして一過性黒内障ではないですか?目を養っている血管の血行障害により片方の眼が一時的に見えにくくなる視力障害。怒ったり過剰なストレスを感じた時に起きる場合もあるそうですが」
アマンダ「まあ!よく御存知ね、彼女の病気」
羽田浩司「私の棋士仲間も同じ病気で…彼女のストレスの原因が何かはわかりませんけどね」
アマンダ「それより、そこの本棚、私の部屋にはなかったけど」
羽田浩司「数日滞在するのでホテルの人に無理を言って置いてもらったんです。色々な方の棋譜がすぐに手に取れないと落ち着かなくて…自分、紙で見ないと集中できない質なので」
アマンダ「チェスの大会に来ているのに頭はやっぱり将棋なのね」
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『現在 西トピア』
子供達「若狭先生!若狭先生!」
阿笠博士「大丈夫かのォ?右眼をおさえておられたけど」
若狭留美「あ、いえ、少々寝不足で…」
小林澄子「体調が悪いなら先に帰られます?」
若狭留美「じゃあそうしようかな?では学校で」
若狭留美「あ…!」
小林澄子「それ私の傘!?」
若狭留美「すみません。代わりに私の傘を使ってください。私は建物を出た所でタクシーを拾いますから」
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『西トピア付近』
キャンティ「ったく…雨な上に木の葉が視界を遮ってる。最悪のコンディションだねぇ」
コルン「問題…ない…」
キャンティ「アタイだって撃てるけど…ラムに聞いてくれよ。これから狩る女ってマジで…」
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キャンティ《ええ!私が17年前に仕留め損ねたボディガード…(ラム!?声を変えてるけど直接!?)》
ラム《…の疑いのある女です。決して逃がさないように (思い出すねぇ。あの日もこうやってハッキングした館内の画像を…)》
『17年前』
ラム「3階のエレベーターの右横の金髪の男、モナコGP観戦時にアマンダが帯同していたボディガードだ。6階の階段の前の短髪の女、パリの舞踏会でアマンダに同行したボディガード。7階のドレッドヘアーの男はカンヌ国際映画祭…地下駐車場の初老の男はマスターズ…屋上の赤毛の女はウィンブルドン…行きなさい」
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「残るはアマンダに張り付いている東洋系の女と新たに雇ったと思われる大柄の男だけですが…」
ラム「二人だけなら問題ありません。仕上げと行きましょうか」
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『アマンダの部屋』
レイチェル「おかしい…ボディガードの誰ともつながらない。何かあったのかも…」
アマンダ「悪いけど浩司の部屋から忘れ物を取ってきてくれる?ホラ、ここに入るナイトの駒」
レイチェル「今ですか?」
アマンダ「ええ、とても大切な駒だから…浅香、私は貴方を娘のように育ててきた。だから母のお願いを聞いてくれるかしら?」
レイチェル「あ、はい、わかりました」
『レイチェルが部屋を出た後…』
アマンダ「あらあら失礼な方たちねぇ…招いてもいないのに大勢でドヤドヤと…でも一番失礼なのは後ろに隠れている貴方…50年ぐらい前に会ったことがあるわよね?日本の大富豪の誕生パーティーで…貴方はまだ子供だったけど、確かに妙なアダ名で呼ばれていたわ。“ラム”…だったかしら?」
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『ホテルの男子トイレ』
老人「ありがとう」
黒田兵衛「いえいえ…」
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黒田兵衛「(こりゃあ本当に休暇をたんまりもらわないと)」
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