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OSHI NO KO | |||
原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ TVアニメ【推しの子】 第2期1話 | |||
第2期1話/第12話 | |||
サブタイトル | 東京ブレイド | ||
放送日 | 2024年7月3日 | ||
OPテーマ | ファタール (歌: GEMN) | ||
EDテーマ | Burning (歌: 羊文学) | ||
原作 | 第41話 - 第44話 | ||
キャスト |
星野ルビー :伊駒ゆりえ 有馬かな :潘めぐみ 黒川あかね :石見舞菜香 姫川大輝 :内山昂輝 鳴嶋メルト :前田誠二 鴨志田朔夜 :小林裕介 鮫島アビ子 :佐倉綾音 吉祥寺頼子 :伊藤 静 雷田澄彰 :鈴村健一 GOA :小野大輔 金田一敏郎 :志村知幸 | ||
あらすじ | 東京ブレイドの舞台稽古が始まった。演技をアイの死を追う手段として利用するアクア。だが劇団ララライの役者・姫川の存在が出演陣を強く刺激し─⁉ |
星野アクア「鞘姫…」 黒川あかね「刀鬼…」 『2.5次元舞台“東京ブレイド”稽古初日』 金田一敏郎「そこまで。10分休憩する」 『その後も私達は何度が小さなライブも開いたり、配信動画を定期的にアップしたりして少しずつファンは増えています』 『お兄ちゃんの方は口では役者にならないと言いつつ、いろいろ仕事を増やしていて正直何を考えてるのかよくわかりません』 『あっ、そうそう、お兄ちゃんには今可愛い彼女が居ます。番組きっかけで付き合い始めて今度先輩が出る舞台でも共演するらしいんだけど…本人曰く、仕事だけの恋人だそうです。クズ男、女の敵って思います』 『私は今順調です。いつかママの立てなかったドームのステージに立つ日まで一所懸命アイドル続けます』 星野ルビー「見ててね、ママ」 『発行部数5000万を超える人気漫画“東京ブレイド”は日本各地に存在するチームが抗争を繰り広げ、互いに友情や愛着を深めていく王道バトルストーリーだ』 『有馬は主人公たちの“新宿クラスタ”に所属していて、あかねと俺達が所属する“渋谷クラスタ”が敵として立ちはだかる』 『今回の劇はこの2チームが戦う“渋谷抗争編”を柱にシナリオは展開する』 星野アクア「有馬との共演はラストだけか」 黒川あかね「かなちゃんとの共演シーン少なくて残念?かなちゃんと仲良いみたいだもんね。顔合わせの時も一緒に来てたし…」 星野アクア「いや逆。あいつは演技の話になると熱が籠り過ぎて怖いからな。出番ズレてる方がグチグチ言われるタイミングも少なそうで助かる」 黒川あかね「そういう…でも楽しくない?演技の話。私は無限に出来ちゃうなぁ」 星野アクア「勘弁してくれ。それが通じるのは演技に情熱持ってる奴だけだ」 黒川あかね「情熱無いの?」 星野アクア「無いよ」 星野アクア「(舞台に立つ奴は基本的に演技が好きで演技に真摯な奴ばかりだ。俺は違う)」 星野アクア「(演技はアイの真実に近づく為の手段。劇団ララライ代表、金田一敏郎、アイに何らかの影響を与えた可能性のあるこの男に近づく為の手段)」 星野アクア「そろそろ休憩終わるぞ」 雷田澄彰「今回、下手な子居ないねぇ。芸歴の長い有馬ちゃんや、ララバイの面々が演技出来るのは当たり前として、メルトくんも“今日あま”の演技見た時どうなるかと思ったけど、なかなか仕上げて来てるし、アクアくんも舞台は初めてって聞いたけど、周りが見えててソツがない」 金田一敏郎「鏑木は他所に人送る時は堅い人選するからな」 雷田澄彰「有馬ちゃんとあかねちゃんの同世代新旧若き天才対決もアツいよねぇ。役にどっぷり入り込む“没入型”と周りの演技を綺麗に受ける“適応型”。演じ方も対照的。見た感じ、あかねちゃんの方が一歩先行ってる感じかな。有馬ちゃんも負けないで欲しいなぁ」 金田一敏郎「分からんよ。うちには姫川が居るからな」 姫川大輝「有馬…だっけ…遠慮しないで良いよ」 姫川大輝「有馬かな、このあとメシどう」 有馬かな「良いわね。私も聞きたい事が山程あるわ」
有馬かな「メルトも来なさい」 鳴嶋メルト「俺も?」 有馬かな「共演シーンが多いんだから当然でしょ」 黒川あかね「(かなちゃん…少し前はサポート優先であんなに前に出る演技する子じゃなかった。あんな身勝手な…“私を見ろ”って演技が出来る子じゃなかったのに…自信?覚悟?アイドルをやってて何か掴んだ?)」 金田一敏郎「ララバイも最近、停滞気味でよ、2.5なんて受けたのも外部からのキャスト引き受けたのも何かしらの刺激が必要だと思ったからだよ」 『稽古三日目。舞台は大体1か月程度の稽古期間を設けます。昼頃集合の夜解散で6~7時間。忙しい人も多いのであまり全員集まれません』 姫川大輝「有馬ちょっといいか」 有馬かな「なに?」 姫川大輝「ここなんて読むんだ?」 有馬かな「さきもり」 鳴嶋メルト「えっ、これ「ほうじん」だと思ってた。有馬賢いな」 有馬かな「これくらい普通でしょ…演劇の人ってなんで漢字読めない人多いの?もう少し本とか読んだらどう?」 姫川大輝「本とかちまちましてるのは苦手だ。俺は映像しか観ない」 鳴嶋メルト「あー分かる。俺は漫画しか読まねぇっす」 『三日目ともなると、稽古場でグループが出来上がっています。主演グループ』 『ララバイグループにちょい役グループ』 『それと…』 黒川あかね「(私の彼氏孤立してるなぁ。あまり人と馴染むの得意じゃないのかな…溢れ出る陰のオーラが凄いもんな。ちょっと親近感)」
黒川あかね「かなちゃんの事見てるの?」 星野アクア「ああ」 黒川あかね「ああって…一応私…」 星野アクア「有馬は周囲のレベルに合わせて演技をする癖がある」 星野アクア「それは過去、自己顕示の強い演技をし続けて仕事を失った有馬がこの業界で生き残る為の戦略なのかもしれない。今までパッとしない役者に囲まれてパッとしない演技をしていた」 黒川あかね「新宿の連中を全員皆殺しにしてやりなさい」 金田一敏郎「黒川、そこの演技はもう少し強めに出て良い。周りのテンションに合わせて」 黒川あかね「分かりました」 黒川あかね「(強め…強めの演技…こうかな) 新宿の連中を全員皆殺しにしてやりなさい」 金田一敏郎「OK、その感じで行こう。次、場転で新宿、有馬から」 有馬かな「はーい」 黒川あかね「(…今ので良いんだ)」 『今回の舞台、私は立ち上がりが少し悪かった。原因はこの脚本にある』 『私の演じる鞘姫は原作でもあまり出番が多くない。最初は刀鬼のヒロインとして登場してたものの』 『いわゆる負けヒロインというやつだ。原作最新話では許嫁設定も殆ど死に設定になってる不遇のキャラクター』 黒川あかね「男の人はつるぎみいたな表情豊かで生き生きした子が好きなんだよね」 鴨志田朔夜「そうだね。原作でももうそっちに舵切ってる感じあるよね」 『大人しくしてるとこういう子に全部持っていかれる。鞘姫の出番が少ないと言うことはキャラ分析の素材が少ないということ』 黒川あかね「(漫画を演劇という違うメディアに落とし込むために、多少の変更は仕方ないとしても、脚本家にあまりにも便利に使われてる。不憫だよ鞘姫…原作でも不遇なのに舞台でもこんな扱いだなんて…私は好きだよ。でもしょうがないよね。原作の先生がこれでOK出したんだもん…これでやるしかないんだ)」 『稽古五日目』 GOA「やっほ来ましたよっと」 金田一敏郎「おうGOA、調子はどうだ?」 GOA「別件の脚本スケジュールがガタガタでね、朝までに修正寄越せとか言われて大変だったよ。眠い眠い」 金田一敏郎「お気の毒に」 星野アクア「脚本のGOAさん来てるな」 黒川あかね「うん」 星野アクア「今日は原作者も来るらしいから挨拶がてらかな」 黒川あかね「ねぇ、この脚本てどう思う?ちょっと原作とは違うでしょ?」 星野アクア「あぁ、でも割と原作に準拠した脚本だと思うぞ。俺が前に出たドラマの脚本に比べたら90倍はマシ」 星野アクア「気になる所があるなら直接聞いたらどうだ?」 黒川あかね「駄目だよ。演出の指導は演出家から受けるもの。多くの人にあーだこーだ言われたら役者も混乱するでしょ?他の役者と演技の駄目出しあうのも金田一さんは良しとしてない位だし」 星野アクア「ふーん」 星野アクア「すみません、黒川が脚本について質問があるみたいなのですが、演出の金田一さんの意見も踏まえてお伺いできたら」 黒川あかね「ちょっとアクアくん…!」 星野アクア「二人同時に聞けばスジは通るだろ」 黒川あかね「それはそうだけど…」 GOA「んー?なになに」 金田一敏郎「言ってみろ黒川」 黒川あかね「あの…鞘姫のキャラクターなのですが、なんて言うか…脚本からだとキャラが少し理解出来なくて、この意図と言うか…」 GOA「ああ原作よりだいぶ好戦的な感じだしね」 黒川あかね「そうなんです。原作だともっと葛藤が…」 GOA「まーね…そこは僕もかなり悩んだ」 GOA「ただその葛藤を演劇というメディアに変換した時、出来ない事はないんだけど、やや尺を取りすぎてしまう。漫画では大ゴマの表情一つで語れた心情を板の上で遠い席のお客に伝える為にはそれなりに時間の長い演技が必要になる」 GOA「ただでさえ登場人物が多く様々な思惑が錯綜する群像劇を2時間程度の尺に入れ込むとなるとシンプルに整理する必要がある。じゃないと全てのシーンが散漫になるし、お客に伝わりづらい作品になってしまう」 GOA「そういう汚れ役も僕の仕事の内だと思ってるからさ…と言っても演じるのは黒川さんだから引っかかてる部分があるなら今からでも直すよ?」 金田一敏郎「甘やかすな。俺も原作は最初の何巻かは読んだが、鞘姫の心情を入れれば間違いなくノイズになる」 金田一敏郎「いっそ活発なキャラにした事で対立構造がシンプルになり、魅せたい部分を分かりやすく魅せる事が出来ている」 吉祥寺頼子「東京ブレイド作者のアビ子先生と付き添いの吉祥寺と申します」 有馬かな「吉祥寺先生、お久しぶりです」 吉祥寺頼子「有馬さん、今日あまの打ち上げ以来ですね」 吉祥寺頼子「アクアさんもまたお会い出来て嬉しいです」 星野アクア「光栄です」 鳴嶋メルト「先生おひさっす」 吉祥寺頼子「あっ、ども…」 鳴嶋メルト「分かっちゃいるけどやや塩対応だな…」 星野アクア「そりゃお前、今日あまでは滅茶苦茶してたしな。原作者からしたら親の仇みたいなもんだろ」 鳴嶋メルト「…まぁな」 黒川あかね「先生初めまして」 吉祥寺頼子「ほら先生、ちゃんと挨拶して」 鮫島アビ子「イケメンと美少女は目を合わせただけでテンパる」 吉祥寺頼子「まぁ分かるけど」 雷田澄彰「まぁゆっくり見学なさってください」 雷田澄彰「どうですか先生」 鮫島アビ子「…皆演技上手…良い舞台に出来ると思う」 雷田澄彰「そりゃララライは一流の役者しか居ませんから」 鮫島アビ子「皆きっと沢山練習してくれてるんですよね」 吉祥寺頼子「先生、舞台の時は練習じゃなくて稽古って言った方が良いですよ」 鮫島アビ子「そうなんですか?すみません。私何も知らなくて…すごいな…私には出来ない」 鮫島アビ子「だからこそあれですね…私が言わなきゃですね…」 鮫島アビ子「脚本て今からでも直して貰えますか?」 雷田澄彰「んんっ!勿論ですが…どの辺を…」 鮫島アビ子「どの辺て言うか…その…」 | |
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