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BUNGO STRAY DOGS | |||||||||||||
原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri) 文豪ストレイドッグス 第117話ネタバレ | |||||||||||||
文豪ストレイドッグス 第117話 | |||||||||||||
サブタイトル | 承った | ||||||||||||
配信日 | 2024年8月2日 | ||||||||||||
ヤングエース | 2024年9月号 | ||||||||||||
次号 | 2024年9月4日(10月号) | ||||||||||||
登場人物 | 中島敦 国木田独歩 谷崎潤一郎 芥川龍之介 神人・雨御前 幸田文 ブラム・ストーカー | ||||||||||||
第117話 承った幸田文「ブ…ブラちゃん!?何で生きとんねん!?」 ブラム「いかにも平民らしい品のない嬌声でであるな。生憎と生きてはおらぬ」 幸田文「…前見た姿と違う…その躰…」 ブラム「余の肉体は魔人に奪われた。だが消滅の寸前、余の権能でこの者(芥川)に精神の残滓をあらん限り書き込んだのだ。そなたに注いだ瓦礫もこの者の異能で取り除ける」 幸田文「!じゃブラちゃん生き残って…」 ブラム「否、この状態も長くは保たぬ。余の死亡で権能も消えた。故に今の余の意識も間もなく消える」 幸田文「消える?」 ブラム「済まぬ」 幸田文「あっそ、知らんわそんなモン!アンタみたいな怪物が消えたところでウチが何か思わなあかん理屈もないし、何が“王族は約束を守る”や。アンタ嘘ばっかやん!」 ブラム「…その通りだ。嘗て娘にも同じ約束をした。だが…」 ブラム《おお何故だ、何故だ神よ…!》 ブラム「慥かに余は約束した。其方を護る騎士となると。だが今は騎士が剣佩く時代ではない。姫よ、勇ましき娘よ、其方自身が騎士となれ」 幸田文「…うっさい!消えるならはよ消えてまえ…!」 ブラム「ああ。余は少し長く生き過ぎた。この幾百年、悪魔と呼ばれ、厄災と呼ばれ…だが其方の背に負われて駆けるは愉快な道行きであったぞ」 《あははは!お父さま凄い!西国の駿馬より速いわ》 ブラム《然様。余は凄い。だが其方は余の娘。故に孰れ余よりも偉大な姫となろう》 《!ならいつか私がお父さまを背負って駆けるわ!約束よ!》 ブラム《ああ、約束だ》 『現在』 ブラム「感謝する。約束を守らせてくれて」 ブラム「それまで姫を頼むぞ」 芥川龍之介「承った」 『雨御前VS国木田&谷崎』 国木田独歩「(躰が動かん。意識より先に細胞が怯えている。生物としての自分がこの眼前の何者かに畏怖し、平伏し、許しを乞うている)」 谷崎潤一郎「国木田さん、こいつは…」 谷崎潤一郎「(その気配) あ…う…うッげええっ!おげぉぇ」 国木田独歩「(目が合っただけで…!止まらぬ。震えも冷汗もひとつの事実を示している。こいつは人間以上の何かだ。空港を刻んだのは此奴だ) お前…何者だ」 雨御前「吾は朽ちし荒縄なり、鶏の屍なり、暁光の残影なり、窃まれし銅銭なり、神なり、而して吾は其方なり、吾はこの世の全一であり、また何にもあらず、有なり無なり、吾は神人・雨御前。軒先に落ちる沛然。天陰り雨湿すの夜」 国木田独歩「(神人・雨御前…!?一体この空港で何が起こっている!?)」 雨御前「怪我があるな」 雨御前「無慙なり。だが心騒ぐに当たらず痛みは空なり、想うこと空なり、判ずること空なり、意識すること空なり」 国木田独歩「(瞬間移動?…否、此奴が雨御前ならば真逆 “空間を跳躍した”…?もしそうなら空間だけでなく時間も…?)」 『敦サイド』 中島敦「(急げ!急げ!疾く国木田さん達に伝えないと!社長の話が本当なら絶対に神人とは戦っちゃいけない!)」 『国木田サイド』 国木田独歩「谷崎、合図したら異能を使え。別れて逃げるぞ」 谷崎潤一郎「!でも国木田さん…」 中島敦「国木田さんッッ!」 国木田独歩「逃げろ谷崎。今のうちに」 谷崎潤一郎「で…でも」 国木田独歩「行け!」 国木田独歩「…そうだ…それでいい」 雨御前「其方も世界も等しく空なり。故に刃も死も其方を損なうに能わず」 国木田独歩「俺が死のうとも俺の理想は……」 中島敦「(国木田さんが殺された!僕のせいだ…!)」 谷崎潤一郎「敦君、大丈夫だから降ろしてくれ」 中島敦「でも…」 谷崎潤一郎「よくも国木田さんを…あの野郎ブチ殺してやる」 中島敦「谷崎さんっ!」 ≫関連記事:《神人・雨御前》紹介 | |||||||||||||
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