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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 名探偵コナン 第1129話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1129話 | |||
サブタイトル | 朱殷色の開演 | ||
サンデー | 2024年37・38合併号 | ||
配信日 | 2024年8月7日 | ||
次回配信 | 2024年8月21日(39号) | ||
単行本 | 106巻 | ||
登場人物 | 江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 服部平次 遠山和葉 毛利大五郎 役:剣崎修、吉浦利堅 服部平一 役:本兵我、庵坂典馬 大塚楓 役:倉石洋歌 外山落葉 役:楢沢美玖 毛利理英子 役:垣脇綾梨 伊織駿河 役:長窪信哉 株本恭助 岳野ユキ | ||
場所 | 浪速芸術劇場 | ||
『浪速芸術劇場』 大塚楓「何でなん?平一君!せっかく事件解決しはったのに…何でマスコミの取材受けはらへんの?あの難事件の真相を見抜いた名探偵やのに…」 服部平一「いや、そいつはちゃうで楓。ホンマの名探偵は毛利大五郎のおっちゃんや。寝てるフリして寝言で俺の推理を正しい方に誘導しとった。悔しいけど今回はオレの敗けや。せやからまた外国に行って探偵修行のやり直しや」 大塚楓「外国?」 服部平一「ああ、誰にも負けへん名探偵になって戻って来るさかい。待っとけや」 大塚楓「待って平一君!」 『これが服部平一と毛利大五郎の熾烈な推理合戦の始まりだった』 毛利小五郎「ブラボォー!最高だったな!」 服部平次「どこがや?胸クソ悪い話やったやんけ」 遠山和葉「オモロかったよ。けど、あのポニテの落葉っちゅう子腹立つわー…平一君と楓ちゃんの邪魔ばっかしして」 毛利蘭「そ…そだね…(落葉のモデル和葉ちゃんかもだけど…)」 服部平次「せやけど、よう公演にこぎ着けたのォ。この舞台の元演出家がこの舞台の元脚本家に殺されたっちゅうのに」 コナン「逆に話題を呼んで、代わりに演出家と脚本家はかなりのギャラをもらって速攻で仕上げたらしいぜ?」 服部平次「ああ、まさかこんなに脚本変えられとるとは思わんへんかったわ」 遠山和葉「くしゅんくしゅん」 服部平次「おい大丈夫か?和葉」 遠山和葉「平気や。いつもお母ちゃんが飲んでる薬飲んだら直に治まるわ」 服部平次「急に花粉症なんかになりよって…」 毛利小五郎「この後、楽屋に挨拶に行くんだったよな?」 毛利蘭「うん。受け付けの人に花束預かってもらってるよ」 遠山和葉「ほんなら蘭ちゃん達は先に楽屋に行っといて。アタシ、薬飲まなアカンからお水買うて来るし」 毛利蘭「あ、だったらわたしもお水買うの付き合うよ」 遠山和葉「えーよえーよ。早よ楽屋に行って光本兵我君に会いたいやろ?カッコええよ。それに蘭ちゃんにはサプライズがあるんやから楽しみにしててや♪」 毛利蘭「サプライズ?」 『第1楽屋』 毛利小五郎「いやぁ見事な演技だったよ、剣崎修君。まるで鏡に映った自分を見てるようで感動したぞ」 剣崎修「以前、お世話になった小五郎さんをモデルにした役だと聞いて気合い入ったっスよ」 毛利小五郎「あ、光本君だっけ?君もなかなかいい引き立て役だったよ」 毛利蘭「ちょっとお父さん」 光本兵我「そらおーきに (一応ダブル主演なんだけど…)」 毛利蘭「そうそう剣崎さん、ネットのニュースで見ましたよ。元アース・レディースの岳野ユキさんとの婚約。おめでとうございます」 剣崎修「ありがとォ」 毛利蘭「どんなプロポーズしたんですか?」 剣崎修「いや、俺はされた側なんだ。浪速ハルカスってビルの展望フロアで彼女に告られたんだけど…大阪の街を真っ赤に染める夕陽を背にして彼女が…信じられないぐらい愛おしくて…あのプロポーズを断れる男はこの世にいないと思ったね」 光本兵我「それ聞きつけたファンの間でバズって、そこの夕陽が告白絶景ポイントになってるらしいよ」 剣崎修「マジか」 コナン「おい、告白絶景ポイントだって…よ…」 服部平次「(ハルカス…夕陽…絶景…告白…)」 服部平次「ん?何や?な…何か言うたか?」 コナン「…いや何でもねーよ」 毛利小五郎「あれ?大岡紅葉ちゃんは公演初日に来てないのか?」 剣崎修「楓役のモデルだったよな?かるたの試合があるとかで…」 光本兵我「来たがってはったんやけど」 遠山和葉「おじゃしまーす」 毛利蘭「あ、和葉ちゃん、花粉症治まった?」 遠山和葉「あ、うん、平気や」 服部平次「(そうや忘れとったわ。大阪人やったら大阪で勝負せなアカン。大阪の町のてっぺんで和葉に告白決めたるわ。くぅ~ドキドキでハラハラやのォ)」 コナン「(告白が失敗する未来しか見えねぇな)」 遠山和葉「ほんで?蘭ちゃん何かわかった?」 毛利蘭「わかった…?ああ何か服部君、絶景ポイント気にしてたよ」 遠山和葉「絶景ポイント?ちゃうちゃう。そんなんやなくて…」 吉浦利堅「あれ?もしかして毛利小五郎さん?やっぱりそうだ!私、毛利大五郎役の吉浦利堅です」 『吉浦利堅(31) 毛利大五郎役』 毛利小五郎「え?アンタも!?」 剣崎修「俺と光本君はタレント業とかが忙しいんでね」 光本兵我「僕らだけには代役がおるんです」 剣崎修「なのでいつもはどちらか片方しか出演してないんスよ」 光本兵我「今日は初日やから2人一緒に出させてもらいましたけど…せやから彼女達は午後の回も出はりますよ」 倉石洋歌「大塚楓役の倉石洋歌です。お会いできてうれしいわァ」 『倉石洋歌(25) 大塚楓役』 楢沢美玖「ウチは外山落葉役の楢沢美玖や。よろしゅうに」 『楢沢美玖(26) 外山落葉役』 楢沢美玖「あれ?ひょっとして落葉のモデルの和葉ちゃん?」 遠山和葉「か…和葉やけど…」 楢沢美玖「ビックリした!まさか会えると思ってへんかったから超アガるわァ♡どうやった?ウチの演技!めっちゃ気合入れてたんやけど」 遠山和葉「イ…イケてたよ…」 垣脇綾梨「そうねぇ…楓役になれなかった悔しさが台詞ににじみ出てて、お涙モノだったわよ」 『垣脇綾梨(27) 毛利理英子役』 楢沢美玖「はぁ?それ、アンタのコトちゃうの?」 長窪信哉「まあまあ…2人共同じ事務所なんだから、こんな所でいがみ合わないで…」 『長窪信哉(30) 伊織駿河役』 垣脇綾梨「あら確かアンタも大五郎役狙ってたんじゃなかった?」 長窪信哉「そ…その話はもういいじゃないですか」 吉浦利堅「ぜひ聞きたいねぇ、その話」 倉石洋歌「みんな仲よォしましょ。まだ初日やねんから」 庵坂典馬「フン…仲よォやと?俺は明日にでも千秋楽迎えて早よ終わりにしたいわ。こんな呪われた舞台」 『庵坂典馬(25) 服部平一役』 服部平次「呪われたってどういうこっちゃ?」 庵坂典馬「だってそうやろ?元々この舞台の演出やるはずやった株本さんが脚本やるはずやった稲場さんに殺されて、代わりにシナリオ書いた脚本家は書き上げた途端に高熱で倒れて入院中…代わりに演出任された演出家さんはつい先週交通事故に遭うて今日も車イスや。お前らも気ィつけや。この公演中、何が起こるかわからんで」 毛利小五郎「でもまあ偶然ってこともあるんじゃねぇか?」 毛利蘭「この前、剣崎さんも婚約されたしいいことも…」 庵坂典馬「アンタら知らんのか?殺された株本さんがどない呼ばれてたか…演者の台詞や演技はもちろん息継ぎや瞬きのタイミングまでとことん叩き込み、まるで自分の操り人形みたいにせな気が済まん演出家…付いた字が舞台に棲む傀儡の悪魔や。そんな人がやるはずやった舞台を俺らはやろうとしてるんや。何があってもおかしないやろ?まあ株本さんに逆ろうた演者は死ぬほど罵倒されて、この業界から一人残らず消えてもうたらしいから…まあ俺がおらんようになったら株本さんの呪いやと思うてくれや」 倉石洋歌「ちょ…典馬!」 楢沢美玖「典馬君待ってな」 庵坂典馬「何やお前…ついて来んな」 垣脇綾梨「そうそう知ってる?この舞台話題沸騰でキャストそのままで映画化の話も出てるって」 吉浦利堅「マジで!?」 垣脇綾梨「さすがに主役2人はあの2人(剣崎修・光本兵我)だろうけど、私達にはチャンスありよね?もっと盛り上げるためにもう一人ぐらい誰か死なはったらよろしいのになァ…なーんてね!」 『楽屋を出て…』 毛利小五郎「なーんか見ちゃいけねぇモンを見ちまった気がするなァ」 毛利蘭「そ…そだね…」 コナン「にしても…あの株本さんがあんな二つ名が付いてたとは…」 服部平次「ただのアメ玉好きな気のええオッチャンに見えたんやけどなァ」 毛利蘭「そーいえばまだ聞いてなかったよね?わたしにサプライズって何?」 遠山和葉「ああ、実はなァ…」 毛利小五郎「何だ今の音…」 「ウソ…誰か倒れてる」 「アレ、血ィとちゃうか?」 服部平次「この人確か…」 コナン「落葉って役の…」 倉石洋歌「楢沢さん…」 長窪信哉「そ…そんな…」 吉浦利堅「一体何で!?」 コナン「ダメだ…」 服部平次「もう事切れてるで…自分で飛び降りたか…」 コナン「もしくは誰かに突き落とされたか…」 毛利小五郎「しかし奇妙な遺体だなぁ…だってホラ、まるで操り人形(マリオネット)みてーじゃねーか」 コナン「言われてみれば」 服部平次「ホンマやなァ」 服部平次「え?上からスマホが…」 コナン「何か書いてある」 「“我々は傀儡の悪魔”」 ≫関連記事:京都スイーツと毒薬 第1088話 甘い罠 第1089話 半開きの扉 第1090話 扉の先の真実 | |||
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