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KUSURIYA | |||
原作(Original Story): 日向夏×倉田三ノ路 薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜第78話ネタバレ | |||
薬屋のひとりごと 第78話 | |||
サブタイトル | 悪役 | ||
配信日 | 2024年2月19日 | ||
サンデーGX | 2024年3月号 | ||
登場人物 | 猫猫(マオマオ) 壬氏(ジンシ) 李白(リハク) 馬閃(バセン) 子昌(シショウ) 楼蘭(ロウラン) | ||
第78話 悪役壬氏「(李白か。長く一回…というとは、薬屋は李白と無事に外に出たんだな)」 壬氏「馬閃。肩が上がってる。あまり気を張るな」 馬閃「ならば私を先に行かせてください」 壬氏「(高順の仕事を代わる時はいつもこうだ。俺の前後を兵で固めたいのだろうが)…待て馬閃」 兵士「た、弾込めェっ!」 馬閃「これは!?」 壬氏「飛発だ、一発撃てば次の弾を込めるまで時間がかかる!いくぞ!」 壬氏「飛発を用意しているのは想定内だ。天候の悪い外では使えないが、ある程度広い室内なら使える。扉を開けて入ってきたところを一斉に撃てれば効果的だったろうが…この人数で初手で仕損じれば次弾を込める時間はない。答えよ。子昌はどこにいる?」 「知らない!わ、私たちは騙されただけだ!」 馬閃「ぬけぬけと!お前たち子一族の者が国庫から横領し、砦に立てこもり、戦支度を整えていた証拠がある!禁軍に対し刃を向けた時点で何をしているか分かっているはずだ!」 「違う!こ、これは国のためと言われた…私たちは国のために…」 壬氏「(そんな目で見るな、とは言えない。彼らの処遇についてはもう)」 子昌「お優しいことですな。どうせ処刑と決まっているのですから、一思いに仕留めてやればよろしいものを」 馬閃「子昌!」 壬氏「随分と悠長な物言いだな子昌。ここに主上の勅命がある。横領、反乱の罪でお前を捕らえよと」 子昌「禁軍がきているのです、勅命が下っていることは分かっております」 兵士「耄碌したか、子昌。火種もない飛発など…」 「ぎゃあっ!た、弾がっ…!たすけ…シ、子昌さまっ…!?」 子昌「弾が跳ねたか。情けない。お前とて試し撃ちで獣を撃っていたではないか。早く人を撃ってみたいと言っていたのに、その程度の覚悟だったのか」 「なぜ火種もないのに…」 壬氏「新型の飛発だ、火種がなくても発砲できる」 子昌「もうご存じでしたな」 壬氏「実際に襲われたからな。お前が催した狩りの場で」 子昌「ああ、あれは惜しかった。あそこで仕留めることが出来ていれば…本当に惜しいことをした」 壬氏「(なんだ、まるで用意した台詞を読んでいるみたいだ。舞台の上で悪役を演じる役者のような)」 子昌「これで終わりか。もう少し時間があれば」 馬閃「やめろ!」 壬氏「(先帝の時代から寵臣であり、反逆者。その最期としては、あっけない最期だった)」 「きゃあっ!シェ、神美さま…奥様と楼蘭さまは奥に…私たちは何もしておりません!」 「こいつらは子の一族のものだが俺たちは関係ない!」 「たまたま今日連れて来られただけで」 壬氏「…奥か」 「誰もいません」 「寝台にもいません」 壬氏「(なんだ…飛び降りたとでも言うのか?) この箪笥、妙だな」 馬閃「何がです?」 壬氏「板の間から光が漏れて…」 馬閃「隠し通路…!楼蘭と子昌の妻はこの先でしょうか」 壬氏「…行くぞ」 楼蘭「ばああん。ごきげんよう、壬氏さま。いえ月の君とお呼びした方がよろしいですか」 壬氏「楼蘭」 | |||
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