ONE PIECE | 第100話『ビビとコーザの過去』ネタバレ

ONE PIECE
原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro) TVアニメ『ONE PIECE』 第100話
第100話
サブタイトル	反乱軍戦士コーザ！ビビに誓った夢！
放送日	2002年2月10日
OPテーマ	Believe
EDテーマ	fish
原作	第163話、第164話
キャスト	役：声優
	ルフィ：田中真弓 ゾロ ：中井和哉 サンジ：平田広明 チョッパー ：大谷育江 ウソップ：山口勝平 ナミ ：岡村明美 エース：古川登志夫 ビビ：渡辺美佐 コブラ：郷田ほづみ チャカ：植村喜八郎 ペル：野島健児 カルー：平田広明 イガラム：園部啓一 コーザ：草尾毅／進藤尚美(少年期) トト：塚田正昭
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『11年前 アラバスタ王国』 コーザ「村は枯れました。どうして助けてくれなかったんだよ」 コブラ「だが天候は神の営みだ。私が王とて自然の力はどうすることもできんのだ」 コーザ「でも父さんは王なら何でもできるって言ってたぞ」 「国王様、この子の父という者が宮殿に」 トト「とんだご無礼を国王様っ！ウチのドラ息子がホントにっ！責任は私が！どんな罰も受ける所存にございますゆえ、どうか」 コブラ「トトと言ったな…」 トト「はい」 コブラ「今回、干ばつの被害にあった村の住人たちの生活は一時、国で保障する。このアルバーナに住み、己々の身の振り方を考えるがいい」 トト「なんという心遣いを！ありがとうございます。ありがとうございます」 コーザ「お前なんかに村のみんなの気持ちがわかるもんか！」 トト「こらコーザ！待ちなさい」 コブラ「トトよ、いい子じゃないか彼は…“村のみんなの気持ちが”と…そう言ったよ。村人たちのために彼はここへ乗り込んで来たのだ」 ビビ「なによっ泣き虫」 コーザ「何だチビお前」 ビビ「チビ！？」 「大変です！国王様ビビ様が！」 ビビ「ケンカしたの。負けたけど」 イガラム「ビビ様ー！あのクソガキャ一国の王女によくも！たたきのめしてやる！」 トト「申し訳ございません！私死んでお詫びを！」 コブラ「やめんかおのれらァ！バカ者、子供のケンカだ」 ビビ「わたしが勝ったらあんた達のリーダーは私よ」 コーザ「お前なんかに負けるかチビ助！おれは村でずっとリーダーをはってきたんだ」 ビビ「いくわよ」 コーザ「いいかお前ら、今日からビビはおれ達砂砂団の副リーダーだ。文句ある奴はいるか？」 「なーい！」 コブラ「見ろイガラム。ビビに友達ができた」 イガラム「ええ」 コブラ「いずれあの子がこのアラバスタを背負って立つために一番大切なことだ」 ビビ「トトおじさん、おばさんおはよう。リーダーは？」 トト「やあおはよう。コーザならもう出て行ったよ。いつもの場所じゃないか？」 ビビ「行ってきまーす」 「やあお嬢ちゃん」 「お出かけだね…送ろうか？」 コーザ「かかれ砂砂団！」 「何だこいつら！まだくたばってなかったのか」 ビビ「リーダー…みんな…」 コーザ「逃げろ！こいつらお前を狙ってるんだ」 「殺しゃしねェ。おれ達ァ身代金が目当てだからな。誘拐するだけさ」 「さァこっちにおいでビビ王女様」 コーザ「渡すもんか！死んでも守れ砂砂団！」 「おお！」 「間抜けなガードだな」 コーザ「まだ仲間が！？」 イガラム「これは一体…！」 イガラム「ここで何があった！？」 「ビビを狙った悪者がいたんだ…」 コブラ「何！？」 「刃物を持った大人で…遺跡の方へ行ったよ…コーザの奴も後を追って…」 イガラム「何！？」 「何だ、ここにいたのかい」 コーザ「待て！」 ビビ「リーダー」 コーザ「大丈夫かビビ！」 コーザ「砂砂団をナメるな悪党！この町を出て行け」 「あまり大人を怒らすもんじゃねェぞ」 ビビ「刃物！逃げようリーダー」 コーザ「ウウウ…！」 コーザ「わあああああああ！」 ビビ「リーダー」 「あーあー、うちの兄貴をのしちまいやがって」 「さァこっちへ…」 コブラ「こンたわけどもがァ！」 ビビ「パパ！イガラム！」 イガラム「ビビ様ケガは？」 チャカ「こやつらの一味のようです」 コブラ「チャカ、ペル」 ビビ「…恐かった」 コーザ「そりゃおれだって恐かったさ。あいつら刃物なんか持ってやがるから」 ビビ「違う…だってリーダーが私のこと“死んでも守れ”って…死ぬなんて言わないでよ…リーダー」 イガラム「(何より友達を失うことが恐かったのか)」 コブラ「ビビはまだ小さいが王女。コーザ、今日の君の働きは巨大なものだ。礼をいう。ありがとう」 コーザ「ビビは友達さ。当たり前のことだよ」 コブラ「そうか…君達が担う次の世代のアラバスタは頼もしいな…この国は好きか？」 コーザ「うん。生まれた国だ」 コブラ「私もだ」 イガラム「私は少々心配でもあります。人の上に立つということは少なからず酷な判断も要するもの。そのためにビビ様はお優しすぎます」 コブラ「イガラムよ、いいのだ。アラバスタはこれでいいのだ」 イガラム「お供しましょう。この命尽きるまで」 ビビ「ユバ？」 コーザ「そうさ。お前の親父からおれの親父に話があったんだ」 コーザ「今はまだ無人のオアシス、ユバに町を開いてみないかってさ。あの場所はいろんな旅人や商人たちが行き交うアラバスタ西部の交差点なんだ。そこに町ができてみろ。この国のどれほどの人達が喜ぶことか。すごいだろう！？その代表としておれの親父が話を受けたのさ」 ビビ「リーダーも行くの？」 コーザ「行くさ！親父はここに残れって言うけどな…そりゃ町を開くなんて並たいていのことじゃないけどやってやる。この手で新しい町を開くんだ」 コブラ「頼んだぞ」 トト「ええ国王様。きっと素晴らしい町を開いてみせます」 トト「じゃあなビビちゃん。しばらくお別れだ。町が形になったらいつか遊びにおいで」 ビビ「うん、トトおじさん」 コーザ「すげェ町を作っておれ達がこの国をもっと潤してやるさ。じゃあなビビ。お前は立派な王女になれよ」 ビビ「うん」 コブラ「コーザの言う通り、ユバはきっとこの国を潤してくれる」
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