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OSHI NO KO | |||
原作者(Original Story): 赤坂アカ × 横槍メンゴ TVアニメ【推しの子】 第2期5話ネタバレ | |||
推しの子 第2期5話/第16話 | |||
サブタイトル | 開幕 | ||
放送日 | 2024年7月31日 | ||
OPテーマ | ファタール (歌: GEMN) | ||
EDテーマ | Burning (歌: 羊文学) | ||
原作 | 第52話 - 第55話 | ||
キャスト |
星野ルビー:伊駒ゆりえ 有馬かな:潘めぐみ 黒川あかね:石見舞菜香 MEMちょ:大久保瑠美 姫川大輝:内山昂輝 鳴嶋メルト:前田誠二 鴨志田朔夜:小林裕介 鮫島アビ子:佐倉綾音 吉祥寺頼子:伊藤 静 GOA:小野大輔 金田一敏郎:志村知幸 鷲見ゆき:大西沙織 森本ケンゴ:坂泰斗 熊野ノブユキ:大野智敬 | ||
あらすじ | 自分には才能はないと言いながら役者を続けるのはなぜか──初めて本心を明かしたアクアに、あかねが返した言葉とは? そして、あかねが求める『カレシの責務』とは──? - | ||
キービジュアル | |||
「おいしいわねえ」 五反田泰志「やたら手際良かったし普段からやってるのか?」 黒川あかね「へぇ、五反田監督のお弟子さんなんだ」 五反田泰志「まぁ結局こうして役者の仕事取ってんだから最初から役者一本でやっときゃ良かったのにな」 黒川あかね「観たいです。アクアくんが出てるやつ観せてください」 五反田泰志「俺は良いけどよ…」 星野アクア「別に良いけど…俺が居ない所で観てくれ」 黒川あかね「かわーっ」 五反田泰志「小学生の時のやつな。あんまり人に見せたくなかったはずなんだが…(どういう心境の変化だろうな)」 黒川あかね「なるほどなぁ…その気持ちちょって分かるかも」 五反田泰志「どういう所が?」 黒川あかね「これ、用意した演技ですよね。感情が乗ってないから端々の反射神経が悪い。演技を全部事前に作ってる」 五反田泰志「実はこの撮影の時も今回みたいに倒れてな…あいつはどうも自分の感情を出すのが得意じゃないらしい。過去の経験を引っ張り出そうとすると時々こうなる」 五反田泰志「だけど器用なやつだからよ、どっかで見た演技を自分の中で繋ぎ合わせてそれっぽい演技ができちまうんだ」 五反田泰志「それも一つの才能だと思うんだが、本人は気にくわないみたいだな。自分には才能がないとしょっちゅうこぼしてる」 黒川あかね「アクアくんはどうして演劇やってるの?」 星野アクア「別になんだって良いだろ」 黒川あかね「良くないよ。大事なことだよ。スターになりたいから?お金の為?特別な存在になりたいから?」 星野アクア「あかねはどうなんだよ」 黒川あかね「楽しいからやってる」 星野アクア「そんな感じだよな。俺がどうして役者をやるかなんて言っても理解して貰えないし、言うつもりもない」 黒川あかね「またそうやって…アクアくんは人とのコミュニケーションが大事って言う割りに自分自身は凄く閉じてるよね。そういうところなんじゃないですかぁ?」 星野アクア「だったら、もし俺の目的が人を殺すことだったらどうする?芸能界の上に目的の人間が居てそいつを殺すために上に行きたい、そう言ったらどうする?」 黒川あかね「一緒に殺してあげる」 星野アクア「そんなこと気軽に言うなよ」 黒川あかね「だってアクアくんが殺したいって思う人でしょ?多分それなりに理由があると思うんだ。正しい正しくないじゃないよ。アクアくんがすっごい悪い子だったとしても、私くらいはありのままの君を認めてあげなきゃって思う。罪を背負うなら私も一緒に背負いたい。そういう感覚でカノジョしてるんだけどなぁ。仮にビジネス上の彼氏彼女だとしてもさ」 星野アクア「マトモじゃない」 黒川あかね「私のことマトモだと思ってくれてたんだ。ただ、私は君にもカレシの責務を求めるよ」 星野アクア「責務?」 黒川あかね「有馬かなに勝ちたい。あの二人には何があっても絶対負けたくない。でも姫川・有馬コンビは強すぎる。私一人じゃどうしようもない。負けたら悔しくて死んじゃうかも。私を見殺しにする気?」 星野アクア「…そうだな。カノジョを死なせないのはカレシの責務だな」 五反田泰志「姫川と有馬に勝つ方法ね」 星野アクア「できれば感情演技を使わずに」 五反田泰志「んー台本読んだが規模の割りにトガッてるつうか、けっこーチャレンジングな構成だな」 五反田泰志「まぁ脚本家の意図は明確だ」 五反田泰志「俺はお前に凄い演技じゃなくてぴったりの演技ができる役者になれと言った。それを踏まえて舞台演出家の要望、脚本の意図を星野アクアはどう読み取る?この舞台においてのぴったりとはなんだ?」 星野アクア「強烈な感情演技」 五反田泰志「じゃあやるしかねぇな?感情演技。明日から稽古が終わったらここに来い。一から叩き直してやる」 鳴嶋メルト「ひでぇ演技」 星野ルビー「大丈夫大丈夫。やっぱり妹としてはね、兄がちゃんとやれてるか心配なわけ。またボッチになってる光景が易々と目に浮かぶ。いわばこれは授業参観。見学も家族の義務だと思うわけ」 寿みなみ「ウチの事務所厳しいんだよ。バレたらマネージャーにどやされるぅ」 星野ルビー「あ、今日あまのドラマに出てた…(大根の人)」 鳴嶋メルト「俺のこと知ってんの?」 星野ルビー「はい。星野ルビーです。兄がお世話になってます」 鳴嶋メルト「ああアクアの妹かなんか?」 星野ルビー「ですです」 鳴嶋メルト「あいつならもう帰ったよ。今日の稽古ももう終わってる。俺は居残りでちょっとやらせてもらってるだけで」 星野ルビー「そうなんですか…お兄ちゃん毎日帰って来るの日付変わる頃だし、私てっきり…」 星野ルビー「じゃあ毎晩遅くまで何してるの」 鳴嶋メルト「んーそういや最近は黒川と一緒に帰って」 星野ルビー「ちょっと電話して聞いてみよ」 寿みなみ「ルビー…野暮はあかん。そっとしとき」 星野ルビー「何?野暮って」 寿みなみ「綺麗な彼女と二人で帰っていつも遅くまで帰って来ない…答えは一つやろ?」 星野ルビー「分かんない。お兄ちゃん何をしてるの?」
寿みなみ「えっちなことやる」 星野ルビー「そんな」 寿みなみ「だから邪魔したらあかんて」 星野ルビー「お兄ちゃんはそんなことしない。高校生の子相手にそんな軽はずみに子供ができるような真似しない。してたら心の底から軽蔑する。大丈夫。私はお兄ちゃんを信じてるから。秘密主義はいつものことだしね」 寿みなみ「キャノンファイアです」 鴨志田朔夜「えっ、キャノンファイアとか笑う。あそこ結構友達多いんだよね。ノノンとか上野クレハとか」
鴨志田朔夜「じゃあ折角だし今度皆で遊ぼうよ。これ俺のライン」 鳴嶋メルト「鴨志田サーン、金田一さんが来いって緊急招集」 鴨志田朔夜「えっマジ…」 鳴嶋メルト「金田一さん怒るとコエーんだから急いで」 鴨志田朔夜「次の機会にね」 鴨志田朔夜「んだよ、誰もいないじゃん…」 鳴嶋メルト「まぁ嘘だし…あれアクアの妹の友達。手ェ出したらマズイでしょ」 鴨志田朔夜「何それ、そんな理由で邪魔したのかよ?」 鳴嶋メルト「大事なことだろ。チャラいのは俺も同じだし別に女漁りにどうこう言わねぇけど、仕事に支障が出るかもしれない相手は駄目じゃね?」 鴨志田朔夜「なぁ、自分が一番下手なの自覚してる?お前が作品の質落としてんだけど…俺は曲がりなりにも実績が評価されてここに居る」 鴨志田朔夜「で…お前は何ができんの?実力ねぇ奴がイキって説教かましてくんの一番ダセぇのよ。姫川さんが言ってくるなら俺だって聞く耳持つけどさ、お前は偉そうに語ってる場合かよ」 星野ルビー「お兄ちゃんの友達って言うからライン交換したんだけど今度皆でご飯行こうって」 星野ルビー「駄目だった?」 有馬かな「勿論人間としても役者としても尊敬できて人格者な役者さんは大勢いる。それは大前提として言うんだけど、女の連絡先をガツガツ聞いてくる2.5役者は大低エグい」 MEMちょ「そいつは高確率でヤリチンだよ」 有馬かな「スマホ貸しなさい私がブロックしておくから」 有馬かな「何睨んでるのよ」 黒川あかね「睨んでないんですケド」 有馬かな「ウソつきなさい。いつもの眠そうな目が私の時だけ異様にキッとしてるでしょ」 黒川あかね「誰に対してもこうなんですケド。かなちゃんが自分のこと特別な存在だとか思い上ってるからそう感じるだけじゃない?私を誰だと思ってるの、天才子役よーって。過去の栄光にみっともなくしがみついて今の自分を磨く努力はしてるの?」 有馬かな「おやおやまぁまぁ随分と口が悪くいらっしゃってまぁ…さぞかし私のことが嫌いなんでしょうねぇ。大嫌いで大嫌いでしょうがないからそういうこと言う…」 有馬かな「そうなのよね?黒川あかねちゃん?」 黒川あかね「それ!」 鳴嶋メルト「何その本」 有馬かな「ちょっとねぇ、小耳に挟んじゃったのね。かの天才役者と名高い黒川あかねが演劇を始めるきっかけになった役者が居るって」黒川あかね「やめて!なんでそんなの持ってるの!?」 有馬かな「まーあんなに凄い役者さんの憧れの人ってどんな人かと気になって…黒川さんが子役の時初めて演った舞台のインタビューがあるって聞いて当時のバックナンバー通販で買ってみたらね、そしたら」 有馬かな「あれ~!?憧れの人って私!?」 有馬かな「あかねちゃん私に憧れて演劇始めたの!?」 星野アクア「容赦ねぇなお前」 黒川あかね「誰!誰か教えたの!?ララライの誰かでしょ」 姫川大輝「すまん」 黒川あかね「姫川さん…」 星野アクア「ライバル意識してるのは知ってたけど結構複雑な感情だったんだな」 黒川あかね「全然そんなんじゃないよ」 黒川あかね「でも実物みたらこうじゃない!態度が大きくて失礼で人のことこんな風に馬鹿にして!マルチタレント気取りでアイドルとかやってユーチューブで人気者気取りでお金稼いで」 有馬かな「ちょっとスタッフさん~稽古場にファンが紛れ込んでて怖いんですけど~っ」 黒川あかね「ファン!?私は演者なんだけど」 星野アクア「無理して張り合おうとするなあかね。根が真面目なお前じゃ煽り合いで有馬に勝てない」 黒川あかね「ピーマン体操が代表作のくせに」 鳴嶋メルト「あっ意外とダメージ入ったな」 星野アクア「ちょっと調子乗ったな」 有馬かな「そっちだって代表作は恋愛リアリティショーでしょうが!マルチタレントはどっちよ」 星野アクア「これはキツいカウンター」 鳴嶋メルト「やっぱ有馬レスバ強いな」 鳴嶋メルト「すみません、これはこっちで引き取るので」 星野アクア「おう、これはこっちで抑えておく」 黒川あかね「あーもうむかつくむかつく!なんなのあの人は!」 星野アクア「まぁ有馬は口悪い所あるからな」 黒川あかね「悪いのは口じゃなくて性格だよ!昔はもっと酷かったんだから」 星野アクア「いや俺も子役の頃の有馬と共演したことあるし」 黒川あかね「なら味方してよ!性格終わってたでしょ!?」 星野アクア「いや、そんな…」 星野アクア「そういえば殺してやろうと思ってたわ」 黒川あかね「でしょ!私の時だって…」 黒川あかね「もう稽古が始まる。行こう」 有馬かな「あー気分良かったわねー!見た?あのカオ。本気で悔しそうだったわね」 鳴嶋メルト「こいつマジで悪ィな」 姫川大輝「こんな使い方するって知ってたら教えなかった」 鳴嶋メルト「なんでそんな黒川に突っかかるワケ?」 鳴嶋メルト「仮にも同じ事務所のアクアの彼女なんだしさ、上手く…」 有馬かな「ビジネス上のね?」 有馬かな「まぁ理由は色々あるけど、こんなの同年代の意地よ。別にあかねと共演するのは今回が初めてじゃない。なんでか演る度に揉めてきたのよ。あかねと私は演技の向か合い方から違うし、役柄に対するアプローチも良い演技っていうものの考え方も違う。あの子の演技からは“私が正しい。貴方は違う”そういう圧を感じるワケ。ほんとーにムカつく。天才子役も第二次性徴期過ぎたら只の一般人て言われ続けて、実際私にはとんと仕事が来なくなって、黒川あかねは天才とか言われて今まさに評価されていて、このままだとあの子が正しかったってなるじゃない」 鳴嶋メルト「因縁の相手ってわけか」 有馬かな「安っぽい言い方したらそうなるわね」 有馬かな「でも安心して。私はあの子に演技で負けてるなんて一度も思ったことないから」 鳴嶋メルト「姫川さんから見て有馬と黒川どっちの方が優勢なんです?」 姫川大輝「二人は子役からやってるベテランで、どっちも上手いし優劣つけるだけ野暮だと思うけど」 鳴嶋メルト「そこをあえて言うなら」 姫川大輝「黒川は異質な演技するし天才って言われるだけある。だけど有馬の方が演技というものに執着が強い」 姫川大輝「まぁどっちに転んでもおかしくない。本番の仕上がり次第って所だろうけど、今回は有馬が勝つ」 「絶対に負けない」 吉祥寺頼子「どうしたのアビ子先生?緊張してる?」 鮫島アビ子「しないわけないじゃないですか。私が散々口出しして…これで失敗したら全部私のせい…緊張の一つ二つしますよ」 吉祥寺頼子「こればかりは慣れないものよね。脚本は納得いくものになったんでしょ?」 鮫島アビ子「それはそうなんですけど…自信満々で出したものがボツ食らう経験、先生にもあるでしょ?」 吉祥寺頼子「あるわねぇ…」 鮫島アビ子「もし自分の作ったものが世界で自分だけしか面白いと思わないものだったら…そう思うと…」 GOA「大丈夫ですよ。僕もあの脚本の出来には満足しています。だとしたらこの世界に最低でも二人は面白いと思ってる人が居ることになりますよね?」 GOA「あれ…割と仲良くなれたと思ってたのに…」 吉祥寺頼子「気にしないでください。この子、青春全部漫画に費やして男子の免疫無いだけなんで気にせずグイグイ絡んでください。ホントはそうされるのが嬉しい子なんで」 GOA「ははは…まぁ最終的にこの舞台の成功は役者に懸かってる。でも皆さんは実力ある方々なので良い舞台になると信じてますよ」 吉祥寺頼子「(実力ね…)」 鷲見ゆき「MEMちょ、おひさー」 MEMちょ「ゆきー!あとその他共」 森本ケンゴ「その他共言うな」 星野ルビー「なんか周り雰囲気ある人多いね」 斉藤ミヤコ「劇場の後ろの方は大体関係者席だから。客の反応を見るにはやっぱり後ろじゃないとね」 星野ルビー「なんか偉い人になったみたいで気分良いね」 斉藤ミヤコ「ドヤらないの」 星野ルビー「あっカントクだ。相変わらず怖い顔」 斉藤ミヤコ「アクアが呼んだのかしら。カントクさんに自分の演技を見てもらおうなんて、らしくないことするのね。その位にはこの舞台に入れ込んでるってことかしら」 五反田泰志「(早熟とあかね…教えられるだけのことは教えたつもりではいる)」 五反田泰志「(だがあれだけ演技にマジになるあいつを見るのはいつぶりだろうな。まぁなんとかなるだろ?お前だって一端の役者なんだから)」 有馬かな「かつて天才だとか持ち上げられた私と、今まさに天才とか言われてるアンタ、悔しいけど意識はしちゃうのよね。こんなこと言うのもちょっと癪だけど、アンタとまた演じるの楽しみにしてたのよ」 有馬かな「ここでアンタに勝って誰にも私をもう元天才子役なんて呼ばせなくしてやるから」 | |||
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OSHI NO KO | ||
キャラクター | 主題歌 | コミックス |