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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1135話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1135話 | |||
サブタイトル | 大岡紅葉の甘い罠(前編) | ||
放送日 | 2024年9月21日 | ||
原作 | 第1088話 甘い罠 第1089話 半開きの扉 第1090話 扉の先の真実 | ||
OPテーマ | Unraveling Love ~少しの勇気~ | ||
EDテーマ | 夢で逢いましょう | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 毛利小五郎:小山力也 毛利蘭:山崎和佳奈 服部平次:堀川りょう 遠山和葉:宮村優子 大岡紅葉:ゆきのさつき 伊織無我:小野大輔 黒田兵衛:岸野幸正 綾小路文麿:置鮎龍太郎 株本恭助:塩屋翼 稲場玲佑:小西克幸 軽尾明児:増谷康紀 木俣重記:天田益男 | |||
あらすじ | 小五郎と平次をモデルにした舞台が企画され、打合せのため京都にやって来たコナンたち。演出家の自宅を訪れると、そこにはプロデューサーと舞台監督、脚本家の姿があった。台本を読んでいた平次は、自身がモデルの探偵に許嫁がいることを不審に思い確認する。そこへやってきたのは平次の許嫁を自称する大岡紅葉で‥‥。一方、スポンサーの厚意で京都スイーツ巡りを楽しんでいた蘭と和葉は、これが罠であることに気が付く。 | ||
ネクストコナンズヒント | |||
第1135話 大岡紅葉の甘い罠(前編)遠山和葉「京都スイーツ食べ歩き最高やわー♡」 毛利蘭「だね♪」 遠山和葉「これも平次と蘭ちゃんトコのおっちゃんをモデルにした舞台を企画してくれはったスポンサーさんのお陰やね」 毛利蘭「うん。わたし達まで京都に招待してくださっただけでもうれしいのに、お父さんたちがスタッフと打ち合わせしてる間にこんな食べ歩きを用意してくださるなんて」 遠山和葉「しかも車付きやなんてセレブになった気分や」 「ご堪能なさりましたか?」 毛利蘭「はい。とっても」 「次は蜂屋のあんみつでございますね?」 遠山和葉「せやな」 遠山和葉「けど意外やったわ。蘭ちゃんトコのおっちゃんが平次をモデルにした探偵が主役の舞台に協力するやなんて」 毛利蘭「あれ?わたしはウチのお父さんをモデルにした探偵が主役で服部君役の探偵は脇役だって…」 遠山和葉「ええっ!?どーゆう事なん?」 小五郎・平次「ダ…ダブル主演!?」
毛利小五郎「俺とこの大阪の探偵ボウズが同列だなんて」 服部平次「それはこっちのセリフや」 軽尾明児「まぁまぁ2人共名の知れた名探偵。甲乙つけがたいことで…」 『軽尾明児(48) プロデューサー』 毛利小五郎「両雄並び立たずって言葉があんだろうが」 服部平次「両雄!?そもそもオレこのオッサンと一緒に事件解いたことなんかあらへんで」 毛利小五郎「そーいやぁ大阪の探偵ボウズが一緒だとなぜか眠くならねぇんだよなァ…」 コナン「(服部がいれば眠らせる必要ねぇからな)」 稲場玲佑「脚本家としてはより知名度の高い毛利氏をメインにしたかったんですけどね…解いてる事件の数も服部君の方が負けてるし」 『稲場玲佑(39) 脚本家』 コナン「だってさ。平次兄ちゃん♡」 服部平次「(ああ…事件に巻き込まれる死神度は負けてるわ)」 木俣重記「まぁ心配するな。お2人さんの見せ場はそれぞれええセットを組み上げる予定だからなァ。それにキャストも豪華だったよな?」 『木俣重記(50) 舞台監督』 軽尾明児「ああ、毛利大五郎役が探偵松田左文字の剣崎修君で」 稲場玲佑「服部平一役が浪速キッズの光本兵我君でしたよね」 毛利小五郎「毛利大五郎に服部平一?」 服部平次「パチモンくさー…」 コナン「(ま、パチモンだからな)」 服部平次「それは置いとくとしてや。何なんや?脚本に出て来るオレの許嫁っちゅう京都の女」 大岡紅葉「それやったら…ウチの事です♡」 遠山和葉「京都でこんな贅沢な食べ歩きを車の送迎付きでさせてくれる…その舞台のスポンサーって」 毛利蘭「まさか…」 コナン「お…大岡」 服部平次「紅葉」 株本恭助「なんや、顔見知りやったんですか」 株本恭助「この舞台のスポンサーは大岡コンシェルさんなんやけど、そこのご隠居さんが“出資する代わりにウチの孫娘を模した登場人物を舞台に立たしてくれ”って言わはって…ワシとしても今どきの若いもんに彼女の一人もおらんちゅーのはリアリティーないな思てましてな。渡り船やと脚本に混ぜさせてもろたんですわ」 『株本恭助(52) 演出家』
大岡紅葉「そんなワケですんで皆さん、よろしゅうお願いします」 株本恭助「それと、今日はもう一人スペシャルなゲストにお越し頂いとって…」 遠山和葉「舞台のスポンサーに紅葉がからんでるんやったら食べ歩きは止めや止め。平次達が打ち合わせやる言うてたなんちゃらって演出家の家に向かってくれる?」 伊織無我「そうは参りません。現在、その打ち合わせに参加されている紅葉お嬢様にあなた方がご所望された食べ歩きコースを案内し終えるまで帰って来るなと命を受けておりますので」 毛利蘭「あなた確か紅葉さんの執事の伊織さん」 遠山和葉「っちゅうか紅葉も打ち合わせに参加してんの?せやったらアンタも早よ帰りたいんとちゃうの?お嬢様一人にしとくと心配やろ?」 伊織無我「いえ、ご心配なく。その打ち合わせには私なぞよりも数段頼りになるお方にご参加頂いておりますので」 コナン「警視庁捜査一課の黒田兵衛管理官!?」 毛利小五郎「ってアンタ、長野県警の捜査一課長じゃなかったっスか?」 黒田兵衛「あの後、辞令が出て警視庁に移動になりまして。ちょうど京都に来る用があったのでご隠居にも挨拶をと大岡家に立ち寄っただけだったのですが、お嬢様にぜひ打ち合わせに顔を出して欲しいと懇願されてしまいまして」 大岡紅葉「この舞台はミステリーやから警察側からの視点も欲しいと思たんです」 黒田兵衛「まぁ参考意見程度なら…」 🔊「ピンポーン」 服部平次「まだ誰が来るんかい?」 株本恭助「いや、こら多分…」 「ピザのお届けに来ました」 株本恭助「おおグッドタイミングや」 「3枚で9千8百円です」 株本恭助「ほな台所に持ってってくれるか?」 軽尾明児「はい、みんなの飲み物も出しておきますね」 株本恭助「あ、ピザ切るんはワシやから勝手に切り分けんといてや」 軽尾明児「はいはいわかってます」 毛利小五郎「ピザに何かあるんスか?」 軽尾明児「ただの験担ぎですよ」 木俣重記「前に新作の舞台の打ち合わせでピザ食べたらその舞台が大当たりしてな」 稲場玲佑「それ以来、最初の打ち合わせはずっとピザなんです」 毛利小五郎「スゲーうめぇな、このピザ」 服部平次「アンタは食べへんのか?」 株本恭助「医者にな、ダイエットせぇ言われとんのや」
大岡紅葉「ホンマ美味しいわァ♡ピザってこんな味してるんですね」 服部平次「何や、ピザ食べんの初めてか?」 大岡紅葉「ウチは初めてのコト他にもようけあるさかい…平次君に色々教えて欲しいです」 服部平次「オゥ…まあ教えられることやったら」 遠山和葉「(アカン!アカンよ平次)」 遠山和葉「蘭ちゃん、はよ食べて次行くで」 毛利蘭「う…うん」 稲場玲佑「じゃあ第2幕までの件で他に何かある方は?」 毛利小五郎「大五郎が妻の尻に敷かれてるのが気になりますが…まあいいでょう…」 黒田兵衛「ちょっといいですか?」 軽尾明児「あ、はい」 黒田兵衛「交番の巡査が道案内のお礼に老婆からアメ玉をもらっていますが、これは刑法197条、単純収賄罪に相当し、5年以下の懲役刑に処せられる可能性があります」 軽尾明児「そんなアメちゃんぐらいで…」 木俣重記「ノリやがな」 稲場玲佑「お金をもらったワケじゃないのに」 黒田兵衛「賄賂は金銭に限定されません」 株本恭助「まあまあ、せっかくの本職のご指摘や。ここはリアルにいこやないか」 黒田兵衛「ありがとうございます。では次に台本21ページ…この場面の巡査の口調ですが…」 服部平次「あの管理官ノリノリやんけ…」 コナン「だな…」 株本恭助「ふあぁぁ…あ、スミマヘン。最近寝つきが悪ゥて睡眠薬飲んでるんやけど、今頃になって効いて来たみたいやわ。申し訳あれへんけど、ちょっと仮眠とらせてもらいますわ」 株本恭助「30~40分たったら起こしにきてや。黒田さんの貴重な意見、聞きも漏らさんといてや」 黒田兵衛「で、先程の巡査の口調ですが、少々乱暴過ぎるので…」 服部平次「(ブレへんなァ、このオッチャン)」 稲場玲佑「ねぇ、株本さん何かフラついてませんでした?」 毛利小五郎「どうでした?」 稲場玲佑「大丈夫です」 軽尾明児「さあ…株本さんも驚いてたから…」 木俣重記「最近株本が寝不足なのはそのせいやろーな」 稲場玲佑「元々仁香さんは大五郎の妻役でキャスティングされてましたし…」 毛利小五郎「行田仁香が俺の妻だったの~!?フフ♡」 軽尾明児「でも何で彼女のことを?」 黒田兵衛「いや、個人的に彼女のファンでしたので。それでは」 大岡紅葉「その前に株本さんに挨拶していかはったらどぉです?そろそろ起きはる頃や思いますし」 黒田兵衛「そうですな」 木俣重記「おいおい…あいつまたソファから落ちてるんじゃないか?それで扉を塞いで」 稲場玲佑「た…確かに」 服部平次「ちょっとどいてみ」 軽尾明児「お…同じだ」 黒田兵衛「同じとは?」
軽尾明児「仁香さんが自殺した時と同じなんです。ドアが半開きで何かに当たっていて…」 軽尾明児「外に回って窓から中を覗いたら扉を塞ぐように倒れてたんです。毒を飲んで亡くなった仁香さんの遺体が」 服部平次「おい株本さん!?返事せぇ株本さん!?株本さん!?アカン、全く反応せぇへんで」 黒田兵衛「いいと言うまで私と毛利探偵以外、中に入らないように」 服部平次「(このおっさんいつの間に)」 服部平次「何やってんねん」 毛利小五郎「うるせぇよ」 コナン「にしても棒付きキャンディの数ハンパねぇな」 服部平次「あのオッチャンずーっとナメてたからのォ」 毛利小五郎「どうっスか?株本さんの様子は?」 黒田兵衛「残念ながらもう息はない」 黒田兵衛「口からアーモンド臭、口の周りや首元が濡れている事を踏まえると」 黒田兵衛「そこに転がっているペットボトルの水に青酸系の毒物を混ぜて飲んだ…そう見るのが自然でしょうな」 綾小路文麿「ほう、こういう事ですか?30分程仮眠を取る言うて、株本さんは2階のこの部屋に入らはった。時間になって皆で起こしに来たら、扉が何かにつっかえて開かへん。そこで、外からハシゴをかけベランダにのぼり、窓から中見てみたら、株本さんが扉塞ぐように倒れてはった。せやから窓ガラスを割って部屋ん中に入り、株本さんの生死を確認した後、我々京都府警に通報した。これで合うてますか?」 軽尾明児「はい」 綾小路文麿「ほんなら、その時、誰が何をしてはったか詳しく話を聞かせてもらいましょうか」 稲場玲佑「この部屋の扉を廊下側から開けたのは僕です。まあ開けようとしたら何かがぶつかって途中までしか開かなかったですが…そうでしたよね?」 木俣重記「ああ。ゴンって何か当たった音がしてたな。んで扉の下を見たらよ株本が着てたシャツの端が見えて、こりゃーソファから転げ落ちたかもって思ったワケや」 木俣重記「株本は仮眠を取る時はいつもそのソファで寝とるんやけど、前にも転げ落ちた事があったから」 綾小路文麿「なるほど」 軽尾明児「それに最近、仁香さんの事もあったから心配になって、みんなで外に回って窓から中の様子を」 綾小路文麿「仁香さん?もしかして先日大阪にあるマンションで自殺しはった女優の行田仁香さんのことですか?」 軽尾明児「ええ、彼女も毒を飲んでドアを塞ぐように倒れていましたから」 綾小路文麿「えらい詳しいですなァ」 軽尾明児「そりゃそうですよ」 稲場玲佑「彼女の遺体の第一発見者は僕達ですから」 木俣重記「まぁあん時は株本も一緒におったけどな」 綾小路文麿「そうですか。ほんで?窓から倒れている株本さんを発見して、ベランダの植木鉢で窓ガラス割り現場を破片まみれにして中に入らはったんですねぇ。警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛警視」 黒田兵衛「申し訳ない。株本さんの安否確認が最優先と思ったものでね」 綾小路文麿「いえいえ、さすが警視庁さんはドラマの刑事みたいにやる事がいちいち派手やなァって思ただけで…けどまあ、あんさん達の話やと部屋は完全な密室。部屋ん中に転がってたペットボトルの水からも青酸カリが検出されてる事を踏まえたら、こらもう服毒自殺で決まり…」 コナン「いや、これは自殺じゃないよ」 服部平次「殺人やで。この部屋にはペットボトルと毒の粉の瓶はあったけど、毒をボトルに入れるサジがなかった」 綾小路文麿「そんなもん、ビンから直接ボトルに入れはったんと違いますか?」 服部平次「せやったら毒が多少こぼれるはずやのにキャップ開けた時に残るTEバンドとボトル本体の隙間には毒の粉は一粒もついてなかったで」 コナン「それに毒を入れたらボトルを振って混ぜるよね?その時、キャップを閉めるはずなのにキャップの内側は全然濡れてなかったよ?」 綾小路文麿「せ…せやったかなあ…」 黒田兵衛「という事は、事前に毒を混入させた水が入ったペットボトルを何者かが毒の瓶と一緒にこの部屋に持ち込んだことになりますな」 服部平次「そう言うたら株本さんが仮眠をとりにいって15分ぐらいたった頃、あんたら3人で一ペン株本さんの様子見に行ってたよな?」 稲場玲佑「あれは株本さんが少しフラついてたから」 軽尾明児「ちゃんとソファで寝てるか確かめに行ったんだ」 木俣重記「その時、室内に入ったけど、タオルケットをかけ直しただけや」 稲場玲佑「僕は扉から中を見てたけど、怪しい事なんか何も」 毛利小五郎「んじゃソファのそばに元々ペットボトルが置いてあったってことも?」 軽尾明児「いえ、なかったです」 木俣重記「もちろん毒の瓶もな」 綾小路文麿「ほんならその3人が様子見に行ってる間、あんさん達は何をしてはったんですか?」 服部平次「そらリビングでグダグダとやなァ」 大岡紅葉「ウチも平次君と一緒にグダグダしてました♡」 遠山和葉「なあアンタ!アタシらが希望した店全部回ったらホンマに平次のおる所に連れてってくれるんやろうな?」 伊織無我「はい。残りはあと8軒…全店貸し切りでお待ちいただいております」 毛利蘭「えーっ、あと8軒もあるの?」 遠山和葉「アカーン!調子に乗ってあれもこれも希望出し過ぎたわ」 綾小路文麿「状況を見るに殺人事件の可能性も考慮すんのがよろしいみたいですなぁ。ただ、そうなると色々気になる点も出てくるんと違いますか?」 第1089話 半開きの扉 第1090話 扉の先の真実 | |||
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