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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第101話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第101話 | |||
サブタイトル | 打開策 | ||
配信日 | 202年10月4日 | ||
サンデー | 2022年45号 | ||
単行本 | 11巻 | ||
登場人物 | フリーレン デンケン マハト ソリテール | ||
第101話 打開策『人類の歴史 対 人類の敵』 マハト「私は貴方の師であり、倒すべき敵。お望みとあらば敵としての役目を全うすることに致しましょう。魔王軍、七崩賢黄金郷のマハト。参る」 デンケン「(今までの戦い方とはまるで違う。無数の金片による大質量の攻撃。直撃すれば原型は残らないだろう。当たらない)」 デンケン「(掠っただけなのに防御魔法が粉砕された。最早これは攻撃魔法としての領域を超えている。一体マハトは何と戦うためにこれほどの研鑽を積んだんだ。少なくとも現代の魔法戦を想定したものとは思えない。人の身では決して辿り着けない魔法の高み。これが七崩賢か。だが儂はまだ生きている。まだ戦える。魔力探知での予測は不可能。攻撃されてからでは遅い。集中しろ。予備動作を見逃すな。儂ならそれが出来るはずだ。フリーレンは儂を信じて背中を預けてくれたんだ。マハトは絶対にここで仕留める)」 マハト「本当に諦めが悪いですね」 『フリーレンVSソリテール』 ソリテール「距離を取ったわね。時間稼ぎでしょ?何を企んでいるの?」 フリーレン「………」 ソリテール「人を殺す魔法(ゾルトラーク)。人類は本当にこの魔法が好きね」 ソリテール「極めて凡用性の高い優れた攻撃魔法。欠点があるとすれば人類でも理解し扱えるほど、洗練された美しい術式構造をしていたこと。今では人類の魔法の主流になり、南側諸国の戦争では最も人を殺した魔法になった。偉大なる腐敗の賢老クヴァールも、きっと地獄で喜んでいるわ」 フリーレン「…どうしてクヴァールが死んだことを知っている?」 ソリテール「人とお話をするのが好きって言ったでしょ?色々な人が教えてくれたわ。もしかしたらその中には君の知っている人もいたかもしれない」 フリーレン「(…まだだ。言葉を使い動揺を誘う典型的な魔族の手法。それが言葉であるが故に、人類の脳はその意味を理解しようとする。現に私は怒りを覚えている。原始的だからこそ効果的な戦法だ。しかもこいつは手慣れている。言葉を選んでいる。その“学習”のためにどれだけの人々を殺してきたんだ)」 ソリテール「ところでフリーレン。わかっているとは思うけど、こんなものは時間稼ぎにもならないわよ。確かに魔族は人類の魔法に対して無知だけれども、“呪い”のように術式構造が理解できないという意味での無知ではないの。それは人類の魔法体系に取り込まれた人を殺す魔法も例外ではない。解析にそう時間は掛からないし、対処ならばもっと早い。少なくともこの通り、私には適用しないわ」 フリーレン「うん。私も初めはそうだろうと思っていたんだけれども、ずっと気になっていたんだよね、その肩の怪我」 フリーレン「やっぱり高圧縮の人を殺す魔法(ゾルトラーク)」 ソリテール「正解よフリーレン。でもその魔法はもう見たの」 フリーレン「(魔力の盾…そんな芸当まで出来るのか…それにとんでもない反応速度だ)」 フリーレン「(でも防いだということは有効打になり得るということ。やっぱり隙を突く必要がある。それにもっと速度が…フェルンがいれば…)」 ソリテール《二人共殺しちゃったわ》 フリーレン「(嘘だと断言できる要素が無い。それほどまでにソリテールは強い。…でももう悩んでいる時間なんて無いな。勇者ヒンメルならきっと最後まで仲間を信じて背中を預ける。たまにはこんな賭けに出るのも悪くはないか)」 『勇者は魔法使い(フリーレン)たちを信じて魔王を倒した。魔法使い(フリーレン)もまた、弟子(フェルン)を信じる選択へ』 | |||
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