葬送のフリーレン | 第11巻103話『報いの時』ネタバレ | FRIEREN

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原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ
葬送のフリーレン 漫画 第103話 扉絵 グリュック マハト FRIEREN Chapter 103
葬送のフリーレン 第103話ネタバレ

葬送のフリーレン 第103話

サブタイトル報いの時
配信日2022年10月26日
サンデー2022年48号
単行本11巻
登場人物デンケン
マハト
ソリテール
グリュック

第103話 報いの時

『人を知る旅の果て—』
デンケン「師よ。これで相打ちだ」
葬送のフリーレン 漫画 第103話 ネタバレ 感想 マハト デンケン FRIEREN Chapter 103
マハト「(…立て直さなくては…まだフリーレンがいる…)」
村人「マハト様、一体何が…それにお怪我を…」
マハト「…問題ない…(ソリテールは…死んだか…)」
『回想』
ソリテール「それじゃあ始めましょうか」
マハト「待て。何故お前は俺に協力する?共存が夢物語だと思っているのなら」
ソリテール「考えを改めてもらおうと思って。君は嫌っていたようだけれども、魔王様も君と同じような考えだった。その行く末が共存を目指す果てに起こした、人類との大戦争。あんなものは何も楽しくなかった。人類とのお話や実験とは違って不毛だし。なにより友達も全員死んじゃった。共存という思想は危険だわ。もう少しで魔族は、人類に駆逐され絶滅するところだった」
マハト「答えになっていない。なら俺をこの場で殺せばいい。考えを改めさせるよりもずっと早い」
葬送のフリーレン 漫画 第103話 ネタバレ 感想 マハト ソリテール FRIEREN Chapter 103
ソリテール「きっと君を友達と重ねてしまったのね。私は魔王様を止められなかったから。嘘よ。本当は君を殺すつもりでこの地を訪れたの。でも私は君との戦いを恐れてしまった。私は自分の命を懸けてまで種を存続させようとするほど変わり者ではないの。どれだけ思考を巡らせようと、どれだけ異端で異常だろうと、私達は魔族なのよ。魔王様もシュラハトも君も、形は違えど決して逃れられない魔族としての性質を持っていた。それだけ知ってもらえれば今はそれで十分」
『現在』
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マハト「(…魔族か…無様なものだ…支配の石環を着けたそのときから…俺は死を恐れているつもりはなかった…知らない感情のためなら…共存のためなら…報いを受けるためなら…死んでもいいとさえ考えていた…なのに俺はこうして自分の命惜しさに、無様に逃げ出している…他の魔族と同じように…逃げる…逃げる…か…一体どこに?魔力の流出が止まらない…俺はもう助からない…なのにこの期に及んでどこに逃げるというのだ)」
グリュック「…マハト」
マハト「…こちらに」
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グリュック「その怪我は?」
マハト「…どうやら私も報いを受けるときが来たようです…」
グリュック「…そうか…君もどうだ?」
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マハト「…結局何も…わからなかった…」
グリュック「…すまない。君が探し求めている感情を見つけるまで地獄の底まで付き合うと約束したのにな。あの言葉は私の本心だった」
マハト「…存じております」
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マハト「…全く本当に諦めが悪い…」
グリュック「…デンケンか」
マハト「…それ以上近づくな…近づけばこの男を殺す…」
グリュック「…そうか。悪友(とも)よ。…君はもう本当に助からないんだな……頼むデンケン。もう楽にしてやってくれ」
葬送のフリーレン 漫画 第103話 ネタバレ 感想 マハト 死亡 グリュック FRIEREN Chapter 103
衛兵「グリュック様!これは一体…」
グリュック「彼(デンケン)を教会へ。死なせるな。ヴァイゼを救った英雄だ」
グリュック「悪友(とも)よ。楽しかったよ。…本当に楽しかった」
『然様なら、悪意に満ち、悪意を知らぬ過去』
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