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FRIEREN | |||
原作(Original Story): 山田鐘人×アベツカサ 葬送のフリーレン 第104話ネタバレ | |||
葬送のフリーレン 第104話 | |||
サブタイトル | 墓参り | ||
配信日 | 2022年11月16日 | ||
サンデー | 2022年51号 | ||
単行本 | 11巻 | ||
登場人物 | フリーレン フェルン シュタルク デンケン グリュック マハト レクテュール | ||
第114話 墓参り『ヴァイゼを救った英雄が迎えた朝。かつての師はもういない。黄金都市は本来の輝きを取り戻す』 デンケン「…ここは?」 「ヴァイゼの教会です」 デンケン「儂はどれだけ眠っていた?」 「三日です」 デンケン「…そうか」 「今グリュック様をお呼びします」 デンケン「そうか。儂は勝ったのか。帰って来た。ヴァイゼ」 デンケン「…義父上」 グリュック「フリーレンから話は全て聞いている。たまには帰って来いと言ったが、まさか半世紀ぶりになるとはな。よくヴァイゼを救ってくれた」 デンケン「自分一人の力ではありません」 グリュック「…そうだったな。いい友人に恵まれたな」 『フリーレン&フェルン&シュタルク』 シュタルク「だいぶ体調良くなってきたな」 「…………」 シュタルク「…なんだよまた化け物とか言うつもりか?今回はズタズタになっただけで命に係わるような怪我はしてないんだぜ。だから戦士ならこれが普通…」 「ひそひそ」 シュタルク「今までで一番傷付くリアクションやめて!」 フリーレン「…うん。まあ戦士なら普通じゃない。アイゼンだったらこのくらいの怪我なら、翌日には大岩担いでスクワットしていたよ。ハイターがドン引きしていた」 フェルン「だからハイター様がドン引きしている時点で…というか私も正直ドン引きですよ」 フリーレン「まあシュタルクはもう動けそうだね。翌日は買い出し手伝ってね」 シュタルク「おうよ」 フェルン「すみません。フリーレン様。私はまだ治療に時間が掛かるみたいで…」 フリーレン「いや。いいよ。むしろのんびりできてありがたいかな。この街には半世紀前に普及していた魔導書や魔道具が売っているからね。そうそう。暗黒竜の角も見つけたんだよ。もう手に入らないと思っていた貴重な素材だからね。かなり嬉しいかも」 フェルン「また無駄遣いしてる…」 シュタルク「めっちゃ黒いオーラ出てるけど、これ人体に害とかないよな…」 フリーレン「わかんない」 シュタルク「わかんねーのかよ…」 フリーレン「まあゆっくり治そうよ。領主様のお陰で街は歓迎ムードだしね。たまにはこんなのも悪く無い。二人共今回はよくやってくれた。きっと二人がいなかったら勝てなかったよ」 シュタルク「へへっ…死ぬほど怖かったけどな…」 フェルン「本当に生きた心地がしませんでしたね」 グリュック「そうか。もうヴァイゼを発つのか」 フリーレン「はい。もう十分羽を休めたので」 グリュック「いい頃合いだな。あと数日もすれば帝都の使者が来て慌ただしくなるだろうからな。ヴァイゼの貴族達の悪行が白日の下にさらされる。私も含めてな」 フリーレン「…その割に嬉しそうですね」 グリュック「私がデンケンに頼んだんだ。今や国すら動かせる偉大な宮廷魔法使いに。ようやく正義が成される時が来たんだ。これほど嬉しいことはない。フリーレン。これもお前がデンケンと共に戦い、ヴァイゼを救ってくれたお陰だ。感謝している」 フリーレン「本当に?」 グリュック「そういえば君はマハトの記憶を見たと言っていたな。マハトの死を恨むつもりはない。悪党の最期だぞ。華々しく散れたんだ。君がヴァイゼを黄金郷から戻さなければ、あの最期はあり得なかった。もっと悲惨な最期を遂げていただろうな。感謝している。フリーレン。嘘ではない」 フリーレン「そうですか」 グリュック「見送ろう。デンケンも呼ぶ」 フリーレン「もう挨拶は済ませました。それに墓参りの邪魔をするのも悪いかな」 デンケン「…レクテューレ。俺は最後まで、醜く足掻いたぞ」 | |||
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